• ベストアンサー

この漢文を読める方、教えてください。

うちには古い書物がたくさんあるのですが、以前gooにて質問させて頂いたところ、 そのうち一つは先祖が書いた日記だということが分かりました。 その日記は三巻まであります。 奇妙なことに、一巻の最初のページ(夫~此)だけ別人が書いたと思われる筆跡です。それ以降は一定した筆跡ですが、一体どんなことが書いてあるのでしょう? 皆さん、もしよければ教えてください。おねがいします。 夫文字者伝万事於後世者也時世如風文 字如磐旧事為文於是後世諸人知古今者 興文而咸嗜書見其文不倣古非良文其態 太卑曾謂我有学故欲諭無学者思古人之 歌見鑑善悪於古生今蓋文字如此 (ここから筆跡が変わる) 野本貞道言吾家奉神之由躬書焉 我功之由豈尽語乎於今号(以下略) ※文字化けしそうなので、旧字はIME手書きパッドで新字に変えました。 ※原文通りに改行しました。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Big-Baby
  • ベストアンサー率58% (277/475)
回答No.3

訓点なんかなくてもいいですが句読がないと読みにくいですね。まず句読をつけるところから始めましょう。「磐」は「馨(かおり)」の誤記だと思います。 夫文字者伝万事於後世者也。 時世如風文字如馨旧事為文。 於是後世諸人知古今者興文而咸嗜書。 見其文不倣古非良文其態太卑。 曾謂我有学故欲諭無学者。 思古人之歌見鑑善悪於古生今。蓋文字如此 (ここから筆跡が変わる) 野本貞道言、吾家奉神之由躬書焉。 我功之由豈尽語乎。於今号(以下略) [書き下し文] それ文字は万事を後世に伝えるものなり。 時世は風の如く、文字は馨(かおり)のごとく、旧事(きゅうじ)文となる。 ここに於いて後世の諸人古今を知る者は文を興こして咸(みな)書を嗜(たしな)む。 その文を見るに、古に倣(なら)はずんば良文にあらず、その態(たい)太いに卑(いや)し。 かって謂(おも)へり、我に学あり、故に学なき者を諭さんと欲すと (思古人之歌見鑑善悪於古生今)の部分は読めません。どこか誤記があるのではないかと思います。 けだし文字は此のごとし。 野本貞道言はく、吾家の奉神の由、みづから書く。 我が功の由あにことごとく語らんやと。 [現代語訳] そもそも文章はあらゆることを後世に伝えるものである。 時世は風のようなもの、文章は風に運ばれる香りのようなもので、昔の出来事が文章となった。 それで後世の古今の文学を知る人はみな文章をものするようになった。 ただし、そうした文章を見ても、昔の人に倣って書くのでなければ立派な文章と言えず、その文体はたいへん下卑たものになってしまう。 かってわたしは思った。わたしも学問をやってきたので、学のない人々に教えを垂れてやりたいと。 ・・・・  文章はつぎのごとし。 野本貞道曰わく、「我が家の敬神の由来を自分で書こう、自分の功績のことなどどうして語りつくしたりできよう」と。  ご先祖さんの記録は敬神(神を敬うこと)ということが一番のテーマのようですね。

Hello9898
質問者

お礼

またまた回答してくださってありがとうございます! 長くて間違いだらけで申し訳ありません。 (思古人之歌見鑑善悪於古生今)の部分、文字化けするかもしれませんが、原文は、 (思古人之哥而鑒善悪於古至今)です。 見と而 生と至 ミスでした、すいません。 なんか想像してたのとずいぶん違って驚きです。 三巻も続く日記の書き出しですから、重要なことが書いてあるんだと思います。 とても堅苦しく、いかにも昔の人の文章だなって感じがします。 別人が書いたという理由も、なんとなく推察できます。 それと、ご先祖様(貞道さん)の言葉がとても面白かったです。 「私の功績を語りつくせようか」という書き出しには笑ってしまいましたが、敬神の記録に対する意気込みを感じました。 とても丁寧で分かりやすい回答をありがとうございました。

その他の回答 (4)

回答No.5

>漢字の下に小さい「○」なら所々にありますが、意味のあるものとは思えません。 それって句読点の「。」をあらわすもので重要な役割を持ちます。 この書物の著者は訓点や送り仮名は書かないのに、句点だけはしっかり書いたということです。 ということは句点なしでは正しく読めない文章だということです。 例えば、 而鑒善悪於古至今。なら#4の回答通りになりますが、 而鑒善悪於古。至今。なら「善悪古に鑑み、今に至る。」になります。 そうなると「思古人之哥而鑒善悪於古至今蓋文字如此」の意味がまったく変わって、 「昔の人の歌を偲んだり、昔の善(よ)し悪(あ)しを学んだりして今に至っているけど、やはり文字ってこういったものなんだなぁ。」 となります。

Hello9898
質問者

お礼

字の右下じゃなく、真ん中に「。」だったので句点だと気づきませんでした。 つけて見たらこんな感じです。 夫文字者。伝万事於後世者也。時世如風。文 字如馨。旧事為文。於是後世諸人知古。今者 興文。而咸嗜書。見其文。不倣古非良文。其態 太卑。曾謂我有学故欲諭無学者。思古人之 歌。而鑑善悪於古。至今。蓋文字如此。 回答ありがとうございました。

  • Big-Baby
  • ベストアンサー率58% (277/475)
回答No.4

#3です。「思古人之哥而鑒善悪於古至今蓋文字如此」なら意味が通ります。 書き下し 古人の歌を思ひて善悪を古より今に至るまで鑑(かんが)みるにけだし文字はこのごとし。 現代語訳 昔の人の歌を思い、昔から現在までの人々の善悪を考えてみると、要するに文章とはこのようなものなのだ。

Hello9898
質問者

お礼

ありがとうございます。 私の疑問をすべて解決してくださって感謝です。 句読点のない読みにくい文章を、昔の人もスラスラ読めたとは思えません。 訓点や句読を付けないのは、人に見せるための書物でなく、 あくまで日記として書いたんだなぁと思いました。

  • kitasan2
  • ベストアンサー率41% (67/160)
回答No.2

 一応こうではないかという訓読をしてみましたが、意味が不明な部分がありますので、たぶん間違いがあると思います。参考にして下さい。NO.1の方のおっしゃるように訓点があれば分かりやすいのですが。  それ文字は万事を後世に伝ふる者なり。時世は風のごとく、文字は磐のごとし。旧き事文と為る。是において、後世の諸人古を知る。今は文興りて咸書くことを嗜む。其の文を見るに、古に倣はずして、良文に非ず。其の態太卑(?)なり。曾て我に謂へり、「学有るが故に学無き者を諭さんと欲す。古人の歌を思ひて、善悪を古の生に鑑みらる(?)。」と。今蓋し、文字は此くのごとし。 (ここから筆跡が変わる)  野本貞道言ふ、「吾が家は神の由躬(?)の書を奉ず。我が功の由、豈に語るを尽くさんや。今において(?)号ぶ(?)。」と。(以下略)  (?)部分は自信ありません。もっと力のある方のご意見をお待ちください。

Hello9898
質問者

お礼

回答ありがとうございます! なぜか訓点がないんです。 レとか一、二などは一切見られません。 漢字の下に小さい「○」なら所々にありますが、意味のあるものとは思えません。 おっしゃるとおり、私は手書きパッドを多様して誤字を連発させてしまいました…すいません。

  • k1988
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.1

私の家にもこういった古書がありますが、そこそこ読めます。 それは訓点があるからです。 訓点を書いてもらわないと解読しようがないです。 (レ) (一) (上レ)とかを文章の間に入れたり工夫してください。 あと送り仮名などがカタカナで補足されているはずです。

Hello9898
質問者

お礼

説明不足でした、申し訳ありません。 学校で習ったようなレ点とかは一切付いてませんでした。 カタカナはほとんどなく、たまに見かける程度で、 ここにはカタカナがなかったです。 ご指摘ありがとうございました。

関連するQ&A