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大学1年レベルの線形代数の質問です
私の持っている教科書には 『複素線形空間、実線形空間、我々はこの両方を必要とする。線形空間の一般論は「複素」「実」の両方について、まったく平行に進む。』 と書いてあり、これ以降の議論をすべてK上の線形空間に関して行っているのですが(※KとはC(複素数全体)またはR(実数全体)を指します) R^n⊂C^nなのだから、複素線形空間に関して、つまりC上の線形空間に関して議論を進めれば、その過程で得られた定理などは、実線形空間でも成り立つのでは?と思いました。←これが一番知りたいことです(汗 それとも、そもそも私が思っていたR^n⊂C^nが間違ってるのかな?とも思いました。 どなたか、線形代数に詳しい方回答よろしくお願いします。
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多くの事項が、R^n と C^n で共通だから、K^n で考えておくのですが、 R と C が異なる以上、全てのことが全く同じという訳にはいきません。 C^n で成り立つが、R^n では成り立たない定理の例: 「固有値に重根を持たない線形写像(の表現行列)は、対角化可能である。」 0 -1 1 0 が、反例です。
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R^n⊂C^n が間違っているのではなく、「R^n⊂C^n ならば C^nで得られた定理はR^nで成り立つ」が必ずしも成り立つとは言えない、ということだと思います。 K上の線形空間の話をする、というのはRとCに共通の性質だけ(あるいはもっと一般に、任意の体で成り立つ性質だけ)で議論できる性質の話をする、という意味で、そのKにRを代入すれば実線形空間の性質がわかり、Cを代入すれば複素線形空間の性質がわかる、ということだと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 返信遅れて大変申し訳ありません。 R^n⊂C^n が間違っているのではないのですね。 そこも確認しておきたかったので、助かります! とりあえずK上で議論しておけば、適宜KをRやCに置き換えることでそれぞれの性質がわかる・・・ということですね! 本当にありがとうございました。助かりました!
お礼
回答ありがとうございます。 あと返信が遅れてしまって申し訳ありません。 反例もわざわざつけていただいて、助かります! いまちょうど、冬期休暇を利用して、固有値のところを勉強している段階なので、与えられた反例を理解できていませんが、学習後、じっくり考えてみたいと思います。 本当にありがとうございました。