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08慶応経済の問題1
下は08年慶応義塾大学経済学部の英語入試問題の1の問題(内容が関係する段落3・4)です。 最初の設問は内容真偽(T・F)問題で、次のステートメントの英文との一致を問うています。 (2) The number of big supermarket chains is falling. 3段落の末尾部分(the resulting appearance of a small number of extremely powerful multi-national companies)に照らして私はTだと思いますが、駿台、河合、代ゼミ、東進、CD-Rom Examの解答例のすべてがFとしています。皆さんのご意見をお聞かせください。 なお全文は次のサイトで閲覧できます。 http://www.yozemi.ac.jp/nyushi/sokuho/recent/keio/keizai/index.html 前略 (3段落)Of course, supermarkets have their critics. A frequent argument is that they drive out the independent family-run shops that provide a focus for local communities. Supermarkets are anonymous spaces, but in small shops both staff and customers tend to talk to each other. Reference is also made to the excessive use of packaging and to the increase in the use of cars for shopping, which worsens traffic congestion and air pollution. Less visible to the consumer are the effect on producers of the fierce competition between supermarkets, and the resulting appearance of a small number of extremely powerful multi-national companies. (4段落)When the figures are actually laid out, the facts are striking. For example, in 2004 the top ten supermarkets, led by Wal-Mart (US) and Carrefour (France), had a 24 percent share of the global food market, as opposed to 18 percent in 2000. In the UK, four supermarkets are responsible for 75 percent of food sales, with Tesco in first place at 29 percent followed by Asda, which was purchased by Wal-Mart in 1999. All the large supermarkets are global businesses. For example, both Wal-Mart and Tesco have subsidiaries in Japan, Seiyu and C Two Network respectively. 後略
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- duosonic
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こんにちは。 (3段落要約) 地元の小さな小売店を潰しながらも、交通渋滞や大気汚染の原因を作りながらも、少数の超大手が台頭している。 (4段落要約) 2000年には世界で18%を占めていたトップ10の大手チェーンが、4年後には24%のシェアを確保している。英国ではTesco以下4社が食料品販売額の75%を占めている。 、、、つまり、「小売店を排して超大手が台頭している」という話です。 すなわちこの文章は「西友などの買収によって超大手数社が店舗網を増やして台頭し、着実にシェアを増加させている」という話をしているワケで、「超大手の社数自体が云々」とはちょっと違うと感じます。 もし仮にこれが True だったとすると、少なくとも「Wal-MartやCarrefour、Tescoはその他大手チェーンを吸収合併し続けており、その結果、社数自体は減少傾向にある」云々という文章がどこかに挿入されているハズです。唯一、「英国では four supermarkets が75%を占めている」とありますが、「5年前の超大手の社数は8社だったが、買収・統合が続いた結果、今は4社になっている」というようなことは書いてありませんよね。 特にこの筆者は、年号やシェア%実数を出すことで自分の論点の真実性を高くしようとしているのは明白です。逆に言って「これだけ超大手の社数が減った」と明記されていない限り、読み手は「超大手の社数自体が減った」という判断をしてはいけないのだと考えます。社会通念がどうであれ、あくまで論文問題というのは「当該文章の中に記載があるかないか」だけで判断しないことには、試験問題として成り立たないというのが原則ですよね。 なので、ここは素直に「買収合併も相まって超大手が食料品売り上げに占めるシェアが増え続けている ⇒ 当然店舗数も増えている」と解釈するべきでしょうね。いかに「落とすための質の悪い問題」であっても、まさか英語の入試時間中に big supermarket chains とは持ち株会社数のことを指すか、或いは単に店舗網・店舗数を指すのかまでは考えさせないでしょう。従って False なのではないでしょうか。 ご参考までに。
- kaiyosei
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うーん。他の方はどうか知りませんが、私は前の意見をくつがえす気にはなりませんね。 質問文の big supermarket chains というのは本文中の extremely powerful multi-national companies の言い換え表現だというのが、私の理解です。 big supermarket chains というのはすでに書いたように「チェーン展開をしている大型スーパー」の意味と取ります。その具体例がウォールマートや Carrefour 、Tesco でしょう。これらは the large supermarkets とも言い換えられています。 スーパーの競争は厳しいのですが、数が減ったのは地元のスーパー、中小の規模のスーパーであって、上記の big supermarket chains = extremely powerful multi-national companies = the large supermarkets = ウォールマート、Carrefour、Tesco は逆に勢力を拡大していると読めます。 なお、big supermarket chains と extremely powerful multi-national companies がはたして同じものを指しているかということになると多少問題はあります。厳密に言えば、言い換えた以上、完全に同じ意味になることありません。が、大学入試問題などでは、そのへんは無意識的に暗黙の了解で「常識的に」考えてイコールとみなせるならオッケーというならわしになっています。^^; この問題で出題者が big supermarket chains と書いたとき、それは extremely powerful multi-national companies を意味していたと私は信じています。 本文中の語句とまったく同じ語句を使うと問題があまりに簡単になってしまいます。したがって、微妙に異なる表現に言い換えるわけですが、これがなかなか難しい。この手の大学入試問題で各予備校間で解答が異なるのは珍しくありません。 また、お示しの掲示板の回答者は It's certainly implied that there are fewer and bigger supermarket chains. と言っています。implied ということは逆に言いますと、明示的には示されていないわけです。 この手の問題の場合、もう少し明示的な根拠がないと True にすることができないというのが解答の基本だと思います。 結構判断の基準が恣意的に感じられて不愉快かもしれませんが、入試問題ではこの程度のあいまいさは日常茶飯事、この問題などはまだましな方と私は感じます。 納得いかないかもしれませんね。すみません。 なお、私の回答に疑問があれば名指しで、具体的に聞いてください。
- googoo1956
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正解のヒントは、リンク先の問題文の第1段落の中に書かれているようです。 その段落全体を通して「近年、各地でスーパーマーケットが増加している」ことが書かれていますが、特に、4行目の「while the share of the chain stores had risen to 88 percent」という部分が「スーパーマーケットの割合が増加した」ことを示しています。 また、9行目の「This is a dramatic increase ...」や1行目の「the same tendency can be observed ...」の英文も「最近のスーパーマーケットの隆盛」を示しています。 さらに、第2段落の1行目の「It is not difficult to understand why supermarkets are so popular。」という英文は「スーパーマーケットがなぜそれほど普及したのかを理解することは難しくありません。」という意味を表しています。お示しの選択肢(2)の内容とは、明らかに正反対の内容です。 質問者様は、ご自身が「正解のヒントでだ!」と最初にひらめいた箇所にこだわりすぎたのかもしれませんね。迷路に入ったときには、最初から全体を読み返してみると、勘違いに案外簡単に気づくことがあります。落ち着いて取り組むことが入試では求められます。頑張ってください。 ご参考になれば・・・。
- kaiyosei
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うーん。残念ながらやはりFalseと判断せざるを得ないようですね。 The number of big supermarket chains is falling. は「チェーン展開している大型のスーパーマーケットの数は減少しつつある・減少の方向に向かっている」という意味ですから。 一方、the resulting appearance of a small number of extremely powerful multi-national companies. の意味は「少数の極めて強力な多国籍企業が結果として出現した」ということです。 「少数の~が出現した」という意味と「~の数が減少しつつある」はやはりイコールとみなすことはできないのです。 a small number of companies appeared. (少数の会社が出現した) と the number of companies is falling. (会社の数は減少しつつある) とは区別せざるを得ません。 文法的には選択肢の文の進行形の表現(is falling)に注意するべきです。 といっても、the resulting appearance of a small number of extremely powerful multi-national companies. の解釈はやはり高校生には難しいと思います。 また、他の回答者の方も述べているようにこの英文自体がちょっと全体的にわかりにくいと感じます。ひょっとすると原文を入試用に書き換えているのかもしれません。 大学入試などでは、原文は簡潔明快な英文であっても、使用されている単語が難しい場合などには、問題作成者が勝手にやさしい単語に置き換えてしまうことがあります。そして、結果的に表面的にはやさしい単語ばかりが使われていても全体があいまいな、フニャフニャした英文になっていることがあります。また、原文の一部を省略している場合もあります。 難しく考えずに、逆に a small number of と the number of が出題者のひっかけであると判断したり、is falling が進行形の表現であることに注目して、進行形の類似表現があるか探すとか、単純なやり方の方がいい場合もあります。 参考になれば幸いです。
- taked4700
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元の問題文を全部ざっと読んで見ましたが、直接、スーパーマーケットの数が増減したかどうかは書いていませんね。でも、食品小売に占めるスーパーの割合が驚異的に伸びていて、小売店がどんどん無くなっているとは書いてあるわけで、そこから推測できるのは、Fだということでしょう。 また、 a small number of extremely powerful multi-national companies.は、「少数の多国籍企業」つまり、ウォルマートやカルフールについて述べているわけで、何も数が減っているとは述べていません。ですから、この部分を見て、数が減っているとは判断できないでしょう。 ただ、No.1の方が述べているように、分かりにくいというか、判断に迷うような問題であることは確かですね。社会的な常識というか推測をどこまでやっていいのか、こういう問題では、常にそこが難しいポイントです。
- kick2max
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"Less visible to the consumer are the effect on producers of the fierce competition between supermarkets, and the resulting appearance of a small number of extremely powerful multi-national companies." この文章だけをみると、「スーパーマーケット同士の競争が激しいので、生産者(メーカー)に影響が出ている」といっていますよね。ですので、そのあとに続くないような「どのような影響がでているのか」、を語っているのだと思います。 とすると、 「その結果巨大な多国籍企業が数社のみということとになっている、(ということも消費者にはわかりにくい)」 ということで、「生産者が多国籍企業数社に絞られてしまった」、と理解できるんじゃないですかね。 (私見としては、あまりそもそもこなれていない英語だなぁ、と思いました。まあ、だからテストに使われるんですね)
補足
四方のご回答にお礼を申し上げます。 しかし内容に納得がいきません。 私の判断の根拠をお示しして、ご再考を頂けないでしょうか。 四方とも本文のほうはよくお読みのようですが、TFを判断するステートメントの英文を十分に注意深くお読みでないように思えます。chainsとstoresを混同しているように思えます。 ステートメントはThe number of big supermarket chains is falling.とあり、The number of big supermarkets is falling.とはなっていません。店舗数the number of storesではなく、チェーンの数the number of chainsが減っていると書いてあります。a chainは複数の店舗を抱える一企業であり、chainsとなれば複数の企業のことです。the number of chainsは「諸企業傘下の店舗の数」を述べているのではない。ステートメントの意味は、「多数の店舗を擁する企業の数」が減っている、ということです。この企業は国境をまたいで活躍しているのでmulti-national companiesと言及されていることは、段落4の内容から判断できます。 段落3の最後のセンテンスには企業間の熾烈な競争fierce competition between supermarketsの結果寡占が進んでいく様子resulting appearance of a small number of extremely powerful multi-national companiesが示されています。寡占化により多数の店舗を擁する企業の数は減ってゆく、つまりThe number of big supermarket chains is fallingはTrue、ということにならないでしょうか。 また別に海外の掲示板で同様の質問をしたところ、私の考えに同意する回答も得ています。ご参照いただければ参考になるかと思います。 http://www.lydbury.co.uk/forum/viewtopic.php?f=10&t=644&sid=8644881c920a1ecd6a131ad64164d24b