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主語が2つあるように思える文
以下の文(A)を書いたところ、 A:○○君はスキルを獲得したことで××部門の支援を行えるようになる 以下のように(B)になおされました。 B:○○君はスキルを獲得したことで××部門の支援が可能になる なおした人によると、文の最後が冗長な感じがするからなおしたということでした。しかし私にとって、Bの文は主語が2つあるような感じがして、読みにくいのです。なお、支援は○○君にとって可能になるでも、○○君の属する部署として可能になるでも構わない内容でした。 そこで質問なのですが、 1)Aの文は冗長に感じますか? 2)Bのような文でもスムーズに読めますか?
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>>No.6さん 単純に長ければ冗長というのならば「やまとことば」は全面的に廃止した方がいいって話になっちゃいますよ。 そもそもAもBも(質問者様には申し訳ないですが)微妙さで言えば同じくらいなわけでして、単純に「部門」や「支援」という言葉のイメージが「可能」という言葉の堅さと親和性がいいだけです。またそれらの言葉からコンテキストが勝手に推測されるだけで、たとえば「XX君は家庭科で味噌汁の作り方を勉強したので夕食の手伝いが可能となった」などと書いたら一気にバカっぽいです。Aに違和感を覚えたというのならば「行える」が他の単語との親和性が低かったことによる違和感であり、それは冗長であるかどうかという問題とは次元が異なる話です。 Bは「可能」という言葉で親和性を高めたという点では評価できますが、逆に漢語を連続させたことにより、全体に対する「スキル」の親和性が薄まってしまい、局所的にはともかく鳥瞰はできていないと思います。むしろ自分はこちらに対してより強い異物感を覚えます。 漢語を好むか和語を好むか、難解な言い方を好むか平易な言い方を好むかは得てして本人の感性によるものが大きいので、Aのような文章を書く質問者様が「ご自身の文章を」Bのように訂正された場合は違和を覚えるのがむしろ当然かと存じます。そこらへんの感覚がしっくりこないことに対して「質問者さんは慣れが足りないなあ~」と言うのは構いませんが、字数が多いなどのもっともらしい理由で「あなたの感性がおかしい」というのは度が過ぎた話でしょう。機械的に文章の是非を判断するのは誰のためにもなりません。 ビジネス文書はもっとガチガチした方がいいという主張でしたら「そういうもんかねえ」でいいのですがね。
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- snowize
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> 獲得した『が』とされているところが気になります。 > 順当であるべき内容なので逆説の『が』はそぐわないのではないでしょうか。 詳しくは文法書――とまでいかなくても辞書を見ていただければ構いませんが、「『が』は逆説」ってのは思い込みですよ。 順接にも逆説にもその他もろもろなんにでも使える玉虫色の接続助詞で、一般に「うまい文章を書きたいんなら、『が』には気をつけろ」と言われているとかいないとか。 まあ自分の用法に絶対の自信があるわけではありませんが、今までこの質問に回答していて「質問者さん、若干受験国語的なバイアスがかかってるなあ……」と思ったので、それだけお伝えしておきます。
補足
再度の書き込みありがとうございます。 >「『が』は逆説」ってのは思い込みですよ。 分かりました。以下の文は、『が』は逆説という思い込みをなくして読むと内容的には問題ないように思えてきました。ただ、どういう意味の接続助詞として使っているのか、分かりにくくないのかと今度はそれが気になります。これが、「『が』には気をつけろ」ということなのでしょうか。 >XX君はスキルを獲得したが、XX部門の支援がそれによって可能になった。 それと、逆説ではないと考えるようになったことで今度は、「獲得した『が』、XX部門の支援『が』」というふうに『が』が重なっているところが気になってきました。こういうところを気にするのが、「受験国語的なバイアス」なのでしょうか?なお、私は普段、逆説の文で、文後半の主語が「○○が」となっている場合には「ものの」を使うようにして「が」の重なりは避けるようにしています。
- snowize
- ベストアンサー率27% (68/245)
追撃です。 > このへんを玉虫色のままに置いておきたい場合は、 個人的には「玉虫色」であるのは文章として好ましくないと思いますけどね。 結果的にそうとれるものになってしまうのならともかく、書き言葉で推奨されるのはミステリーのトリックくらいかしら。 正直に言うと「部署として可能となる」という読み方は原文においてもかなり無理があると思います。 あえてやるんなら…… XX君はスキルを獲得したが、XX部門の支援がそれによって可能になった。 みたいに近距離で入り交じりの文にしたら解釈しにくくて気持ち悪い度が増すかなあ……。 いずれにせよお勧めできるもんじゃないので、そうしておきたい理由を提示してもらえると別な解決策なら提示できるかもしれません。 そもそもオリジナルの資料からどちらかが読み取れないのでお茶を濁すということでしたら、確認を取るべきだと言えますし。そういうバックグラウンドも含めて「言葉の問題」だと思うですよ。
補足
私も「玉虫色」の表現は好きではないのですが、本人だけに限定された話なのか、実は部門が主体なのか、前後の資料が少なかったので判断がつかなかったのです。今回は納品まで時間が非常に短かったことと、孫請け状態だったことが原因で、どちらか確かめることは無理でした。人と部門のどちらでも構わないと書いた時に、逆にどちらか決め打ちの文にもしたくないとも書くべきでしたね。すいません。 >XX君はスキルを獲得したが、XX部門の支援がそれによって可能になった。 せっかく案を出していただいたものの、獲得した『が』とされているところが気になります。順当であるべき内容なので逆説の『が』はそぐわないのではないでしょうか。
- suunan
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Bはたしかに主語がふたつありますがマイナス面ではなく よくある正しい文章です。「彼が掃除を終えたので床が光る」と 同じです。これが読みにくいというのはあなたの感性が おかしいのです。 AB意味は同じでAの方が字数が多いから、 冗長という判断は正しく、この点あなたから反論がありません。 つまり、仮にBにマイナス面があっても、あなたは 「ABプラマイ比較して同じあるいはAの方が良い」と 言えてないのだから反論になりません。 また、 「支援は○○君にとって可能になるでも、○○君の属する部署として可能になるでも構わない」は無関係です。 1)Aの文は冗長に感じますか? ★字数が多いのだから比較では冗長です。 2)Bのような文でもスムーズに読めますか? ★読めます。
補足
ご回答ありがとうございます。 >「彼が掃除を終えたので床が光る」と同じです。 私には同じには思えません。なぜなら、これは彼『が』という文だからです。 「○○君がスキルを獲得したことで××部門の支援が可能になる」であれば、私も主語が2つという違和感はそれほど感じないと思います。ただし、○○君『が』とことさら強調する(△△さんではだめだった)という内容ではなかったため、元々の文の主語は○○君『は』となっていたのです。 >AB意味は同じでAの方が字数が多いから、冗長という判断は正しく 字数が多いということはそうですが、だからといって、すなわち冗長と言い切れるのかは未だに疑問です。 Bでもスムーズに読めるとい意見もあることは分かりました。
- ccloveforu
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AもBもそんなにちがわないように思います。 なぜAが「ダメ」でBにしなければならないのか疑問です。 Bだって文句をつけようと思えば、あなたの指摘のように 良い文章とはいえませんから。 Aを直すということは趣味の次元の問題でしょう。 そもそも他人の文章を直すというのは傲慢です。 その方にどれだけの力量や資格があるのでしょうか。 まったく文法次元の話ならそれは直すべきですが、 文は人なりというようにAの文章はあなたの表現です。 どちらが良くてどちらが悪いかとは決められないでしょう。 Aの文章で十分立派に通用します。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ちょっと落ち込んでいたので、ほっとしました。
長い修飾句を文の中間に置いてあることによってAもBも構造が悪くなっている。下記のように、長い修飾句を文頭に出すべし。 ただでさえあいまいになりやすい日本語では修飾語の配置を十分分析的に検討せねばなりません。語順に注意せよ、です。 このように直すならば読み易さについては、音読したらわかるが、ABどちらも変わりない。 A:○○君はスキルを獲得したことで××部門の支援を行えるようになる⇒ スキルを獲得したことで○○君は××部門の支援を行えるようになる B:○○君はスキルを獲得したことで××部門の支援が可能になる⇒ スキルを獲得したことで○○君は××部門の支援が可能になる
補足
ご回答ありがとうございます。 確かに、「スキルを獲得したことで」を前に出すことによってすっきりしますね。このように変更した後でも、A:「支援を行えるようになる」でもB:「支援が可能になる」でもどちらでもよいのでしょうか。 それと、「支援は○○君にとって可能になるでも、○○君の属する部署として可能になるでも構わない内容」なのですが、提案いただいた文だと、○○君にとって支援が可能なるという場合に限定されますよね。このへんを玉虫色のままに置いておきたい場合は、どうすれば良いとお考えでしょうか?
- dolphino
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1)冗長に感じます 2)違和感ありません 全体の文体との兼ね合いがありますが、簡潔に書きたいならBがいいですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 他の方も書かれていますが、Bでも問題はないのですね。分かりました。 ただ私個人としては、なおすほど冗長なのか、まだちょっと気になるのですが。
- snowize
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理系出身の文系としてはどっちも微妙ですが(笑)。 日本語において「主語がふたつある!」とか言うことは正直無意味です。内容が同じなのに言い換えたら気になったなんてものは特に。 むしろ気を払わなければならないのは述語で(英語が主語中心なのに対して、日本語は述語中心なんですよ)、主語は「自分が主語だと思ったもの」を採用しておけば構いません。 ここらへんの詳しい説明は「主語不要論」あるいは「象は鼻が長い」などで検索をしてみてください。 ちなみに質問文は、また言い換えを行いますけど、 XX君【S】はスキルを【O】獲得した【V】ので、(XX君は【S'】)XX部門を【O'】支援できる【V'】。 といった感じでどうですか? ふたつあるのは述語なので、SVの形式に収めるとしたら主語が省略されてるんだなと考えればいいでしょう。 おまけで、B風のお堅い文章に置き換えると、 XX君がスキルを獲得したことによってXX部門への支援が可能となった。 あたりでしょうかねえ。コンテキストが分からないので何とも言えませんが。
補足
ご回答ありがとうございます。 >XX君【S】はスキルを【O】獲得した【V】ので、(XX君は【S'】)XX部門を【O'】支援できる【V'】。といった感じでどうですか? 「支援は○○君にとって可能になるでも、○○君の属する部署として可能になるでも構わない内容」なのですが、提案いただいた文だと、○○君にとって支援が可能なるという場合に限定されますよね。このへんを玉虫色のままに置いておきたい場合は、どうすれば良いとお考えでしょうか?
- NNori
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どちらの文も前半が過去形で後半が現在形なのが気になります。 「獲得することで」にするか、「行えるようになった」「可能になった」のどちらかでしょう。で、質問に答えると、 1)ビジネス文書ならば「行えるように」という可能動詞よりもBのように書くのが普通でしょう。 2)Bのほうがスムーズに読めます。 理系ならB,文系ならAといったところでしょうか。私は理系なのでBですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >どちらの文も前半が過去形で後半が現在形なのが気になります。 まだ「××部門の支援」を行ったわけではないので、文の後半はあえて現在形にしていました。また、実は求められれば支援できるようになったというニュアンスも出したかったためです。質問でどの程度コンテキストを説明すればよいのか判らず、後出しじゃんけんみたいになってしまって申し訳有りません。 確かに、私は文系で指摘者は理系です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そういう考え方もあるのかと感に入りました。 >ビジネス文書はもっとガチガチした方がいいという主張でしたら「そういうもんかねえ」でいいのですがね。 そういうことが必須という内容でもなかったうえに、指摘者もそういう理由は述べなかったので、もやもやしておりました。他に冗長と思えるという方もいたように、指摘者には冗長に思えたのでしょう。今から考えれば、機械的なことがらではなく、人間が行う「支援」なので、「行えるようになる」でも良いようはずだと反論していたらどうなったかなと思います。