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係り結び

夜も明けければ、大将いとま申して、福原へこそ帰られけり。 という文なのですが、『こそ』があるのに文末が已然形ではありません。 なぜこのようになるかおわかりになる方、ご回答よろしくお願いします。

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  • azharu
  • ベストアンサー率26% (164/609)
回答No.3

http://www.h3.dion.ne.jp/~urutora/heike12.htm の、「月見」(二)をご参照ください。「けれ」となっていますね。 ただ、平家物語は、もともとは琵琶法師が弾き語りで伝えてきたせいもあり、オリジナルの文章は存在しません。別の系統本の「月見」を参照すると、「夜も明けければ、大将いとま申して出でられけるが、」という記述になっていますね。

hetare1021
質問者

お礼

出典がわからず、自分では調べようがなかったのでとても助かりました。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.2

> なぜこのようになるか‥ 平家物語の時代ならばここは当然「けれ」ですから、普通に考えれば原因は誤記と思われます ( ^^

  • jo-zen
  • ベストアンサー率42% (848/1995)
回答No.1

江戸時代後期になると、係助詞「こそ」は、それに対する特別な結びを要求する力を失っていたようです。「こそ」に対して已然形で結んだ形は、江戸後期には、「けれども」の意味で下に続く場合に限られてしまっていたようです。今日と同じような「こそ」の用例では、係り結びの法則は適用されなかったようです。

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