こそ…已然形 という係り結びは次のような例があります。
松竹立てて門ごとに/祝ふ今日こそ楽しけれ(一月一日の歌)
「楽しけれ」という已然形は「こそ」という係助詞があるからで、これが「係り結び」の例です。
一方、それとは関係なく「れば」という形で文が終わることは、古文は当然として現代でもあります。
古文の場合は、接続助詞「ば」が未然形や已然形についたものが最後に来る倒置法に「れば」で終止する形が現れます。(特に和歌に多い)
現代語でも、「金貸してくれないか、持っていれば」(倒置法)「君も食えば」(勧誘・食えばいい。または食ったらどうですか)などの形が現れることがあります。
以上、あまりいい例を思い浮かべることができませんでしたが。「れば」止めという言葉は使いません。