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出資した株を買い取って欲しく、株の算出方法について
出資した株を買い取って欲しいと思っています。(額面で5万円で30株。全体の15%を持っています)現在は役員も辞め一切の関係はありません。 出資してから一度も配当がなく、会社は利益が出ており、資本余剰金が資本金も含めて1.9倍程あります。 残りの85%は代表の人間が一人で持っており、その代表との話しでは額面通り、つまり5万円でなら買い取るとの事ですが、多少のプレミアが付くと考えています。 1.9倍とは言いませんが、多少のプレミアを付けて欲しいという交渉は無理な話でしょうか? もし可能ならどのような手段で交渉すればよいでしょうか?ご指示くだされば幸いです。
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1.非上場株式の評価については、(1)配当還元方式、(2)類似業種比準価額、(3)純資産価額の3つのアプローチを絡ませて評価しますので、「1株当たり純資産額で買い取れ」という要求は必ずしも適切ではありませんし、贈与税云々も恐らくは該当しません。((1)で評価すれば株価はゼロ、(2)の評価も通常純資産より低位になる、(3)においても資産査定の要素が加わるので純資産額より低位になる事例もある) 2.更に言えば、流通性のない非上場株(恐らくは譲渡制限付)の15%の持株シェアというのは、会社の意思決定に何ら影響を持てない立場なので、株主間での相対取引においては、仮に純資産価額で交渉をスタートしてもそこから30~50%の減価があってもやむを得ない水準です。 3.この事例ではそもそも、当初出資金の割合を決める際の取り決めがどうなっていたのかが問われる所で、厳しい言い方をすれば、最初の段階で15%出資で満足したのなら、非支配株主であることのデメリットは甘受すべき筋、ということになります。(額面での売買で御の字) 4.ということで、交渉としては額面では面白くないので、創業以来の質問者の会社収益への貢献度合いを考慮して若干の上乗せを求めるか、自らが15%部分の株式を購入しても良いという第三者を見つけ出して、その人物との間で売買価格を決めた上で会社の取締役会に譲渡の承認を求めながら、第三者が経営に介入するのが嫌なら、そこで付いた価格を基準にして支配株主に購入してもらう、というような交渉手法を取るべきかと考えます。
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- ok2007
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代表または会社に買い取ってもらうということでしょうか。いずれにしても、相対取引ということになりそうですね。 そうであれば、売買価格は当事者の合意すなわち自由な意思決定に委ねられます。したがって、交渉してもまったく構いません。交渉の手段も、当事者の自由選択です。 交渉に際しては、客観的数値があると説得力を増すでしょうね。この点、株価算定方法については複数のもの(あるいはそれらを複合したもの)がありますから、お調べになってみてもよいものと思います。
お礼
ご回答を有難うございます。算定方法についてもう少し調べたいと思います。
- minosennin
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「資本余剰金が資本金も含めて1.9倍程あります。」について確認ですが、他に利益剰余金があるとは書かれていませんので、純資産額が資本金の1.9倍と理解してよろしいでしょうか。なお、含み資産はないものと考えます。 反対株主の買取請求の場合は、最終的に裁判所が買取価格を決定しますが、裁判所としても他に決めてがない以上貸借対照表の純資産額を参考にせざるを得ないのではないでしょうか。そうすると50000円×1.9=94500円は裁判でも参考にされうる価格として堂々と主張していいと思います。 話の流れの中で、「安く買い叩くと、贈与税がかかるよ」くらいのことは云ってみる価値があるかも知れませんね。
お礼
ご回答を有難うございます。純資産額が資本金の1.9倍で間違いありません。 ですので、1.9倍で買って欲しいと主張していますが、なかなか話が進まず困っていました。 安くすると、贈与税がかかるとは知りませんでした。とても参考になります。有難うございました。
お礼
ご回答を有難うございます。とても参考になります。 額面で御の字という考えで、少しでも上乗せしてもらえればラッキーという気持ちで交渉してみようかと思います。