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訓練の結果得られたものに対する感覚
スポーツ芸能職能、いろいろな後天的技術というものがあります。これらを0から訓練して身につけて、それらが自分の中に植わった感覚というのは、どういうものでしょうか? 私自身も、スポーツ語学などそういうことは多少やっています。それらをやっていると思うのは 「よくもこんなことが自分の能力として体に(頭に)定着したもんだな」 というような、多少驚きと戸惑いを感じます。もちろんたいしたレヴェルじゃないにしても、何もしなければ0なのを、訓練で持って多少とも特殊技能の形として定着させたのは、なんらかの特別なことだと感じます。もちろんプロのすごいレヴェルから比べると取るに足りませんが、では、そのプロたちは自分のかな定着した能力について、どういう気持ちを持っているのかまた興味を持ちます。。畏怖でしょうか驚愕でしょうか不安でしょうか。 考えてみると、母国語をできるようになるとか、そういうのも特別なことなのですがね。それとは違って、努力して辛抱して、そして身につけた特殊技能というものにたいして、人はどう言う感覚を持っているのかということを知りたいと思いました。
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- ruehas
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こんにちは。 自分に対して向けられる意識を「自意識」といいます。 このような「熟練技能」といいますのは、内的には「自己評価の対象」として扱われます。ですから、質問者さんが感じておられますのは、それは能力が身に付いた感覚そのものではなく、それに対する「自己評価の結果」です。従いまして、それはそのひとの「自意識」として発生するものです。 「自己評価」といいますのは、以下のような「比較」という作業によって行われます。 「以前よりも上手になった」 「他人よりも優れている」 「競技会で良い成績が出た」 「努力した分だけ結果が違う」 優れた能力として自覚することができるならば「満足感・達成感」として感じられますし、自分自身が更に高い結果を望むならば「向上心」や「不安」に繋がります。達成感は自分の励みになりますが、上には上がいますから、自己満足だけでは成長はしません。 我々がこれに「比較」という作業を用いるのは、それは自分に対する意識をより冷静に扱おうとするからです。では、果たしてここに冷静さが不足しますと、それは「自意識過剰」ということになるわけですね。 このように「内的感覚」といいますのは「自己評価(比較)の結果」です。ですから、自分に身に付いた能力に対して発生する感覚といいますのは、そのひと自身の捕らえ方によって様々に異なります。
- hipotama
- ベストアンサー率50% (116/231)
何も特殊能力のない凡人ですが、想像してみました。 あるマラソン選手が金メダルを取った時のコメントが「 自分を褒めてあげたいです。」でした。畏怖や不安でなく、 自己肯定感のようなものだと思います。 余談になりますが、そのような辛い練習に耐えるのはマゾかな と思う時があります。(そのように練習に耐えている方には失礼 になるかなと思いますがお許しください。)人間は深層心理では、 加虐、被虐の両方の無意識を持っているそうです。 また、苦痛に対してそれを和らげるモルヒネと同じような成分の 脳内麻薬が分泌されるそうです。それで、辛い練習にも耐えられる そうです。 ところで、私は肯定的に考えましたが、畏怖や不安に思うというのは どういうところからでしょうか。
補足
ありがとうございます。 マラソン選手は、マゾの代表のように感じてしまいますね。 種目や分野によって、ずいぶんマゾ度は違っている気がします。 単に面白そーというのもあります。 たとえば私は、楽器の練習をしていますが、始める前は単に憧れ、あんなのどうして人間にできるのかなという感じでしたが、年月をかけて多少なりともそれを習得できてくると、あ、あのときの憧れ「人間離れ」していることを今時分の体でやっている。こんなこと、できていいんだろうか?というような、なにか自己不相応感というか、そんな割り切れない思いでしょうか。 そして、畏怖のほうは、このように体が反応している事実に対しての、自己の能力的な恐怖というか、あんなに苦労するまえはぜんぜんできなかったのが、現実にできるようになっているという、能力の追加に対する「信じられない」感?そんな感じですね。 いちいちくだらないことにいろいろ感想を持ちすぎるのかもしれません。
お礼
お答え、ありがとうございます。 確かに、比較論で捕らえている面がかなりありますね。社会的意識というか、顕示欲というか。その点はおっしゃるとおりだと思いました。 ただ、そういうものから離れた、かなり純粋な「己の体に備わった技能に対する畏怖」というような感情が存在することも確かです。その点がどうもよくわかりません。