貨幣市場におけるワルラスの法則とは
貨幣市場と債券市場についてのワルラスの法則がよく分かりません。
(厳密なところはWikiなどでみるととてもレベルの高い内容のようですが)
どちらから超過需要になれば一方は超過供給になるとは、どういうことでしょうか。
「資産を貨幣として保有するか、債権として保有するかを、利子率を勘案して決定します。資産は貨幣化債権かの二者択一であると考えるので、貨幣市場と債券市場は表裏一体の関係にあります」などという説明があります。
この意味がよく分かりません。
貨幣で持つか(現金とか銀行預金とか)、債権としてもつか、についていえば、例えば会社が社債を発行したら、民間から現金を会社がもらい、債権を会社が民間に発行する。この場合、現金は社会全体として増えていません。債権は増えました。
会社はそのお金で設備を買うかもしれませんが、設備会社にお金が行くだけです。
貨幣の取引需要というのは分かりますが、債権との関係で決まる、資産需要というのがよく分かりません。
資産需要での貨幣というのは、余っているお金をとりあえず安全に持っておきたいという需要なのでしょうか。利子率が高くなると、メリットが大きいので債権の方を買う。債権を発行する側の得たお金のことは考慮しないでよいのでしょうか。そちらはお金が余っているわけではないですし