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貯蓄

国内総生産を分配面からみると、C(消費)+S(貯蓄)+T(税金)となるわけですが、 この場合のS(貯蓄)はCとT以外のものということになりますが、具体的にはどのようなものになるのでしょうか? 現金(タンス預金)も定期預金も債権も不動産の取得もこれに含まれるのでしょうか?

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  • at9_am
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回答No.2

> 国内総生産を分配面からみると、C(消費)+S(貯蓄)+T(税金)となるわけですが、 分配面の国内総生産は、生産物を誰が受け取るか、という面からみた国内総生産なので、 GDP≡雇用者所得+営業余剰+固定資本減耗+間接税-補助金 が定義となります。このうちの間接税-補助金がTに相当し、雇用者所得+営業余剰+固定資本減耗が C+S に相当する、と無理矢理読めば、GDP = C + S +T に一致します。 話を単純化して資本減耗を無視すると、収入をどう使うか、という面から見た GDP と考えることが出来ます。つまり、生産された財は、消費される(C)か、税金でとられる(T)か、それとも残っている(S)か、です。それぞれの評価額で見れば、所得額(GDP)を、消費する(C)か、税金を払う(T)か、残しておく(S)かになります。 > 現金(タンス預金)も定期預金も債権も不動産の取得もこれに含まれるのでしょうか? 現金でも、定期預金でも、不動産取得でも、財産が形を変えただけで消費しない部分なので貯蓄に入ります。もっとも、例えば不動産取得の場合であれば現金を受け取った人が居るはずなので、その人の消費や税金は別の話ですが。 > Sがタンス預金であるとしますとIと等しくなるのが良く分かりません。 例えば労働だけを使って「チップ」という物だけを作る経済を考えましょう。生産には材料も生産設備も必要ありません。このチップは、消費することも出来るし、貯蓄することも出来ます。また、1チップ1円の固定相場としましょう。簡単化のために、政府は存在しないものとしましょう。するとGDPは、チップの生産量が10個なら10円、という形になることが分かると思います。労働だけでチップは作られますから、資本の取り分はゼロです。したがって、GDPと雇用者所得が等しいことが分かると思います。 この状況で、タンス預金が増えるという状況を考えましょう。すると、単純に売れ残りが出ることが考えられるでしょう。ところで、売れ残りは在庫増ですが、在庫の増加は「在庫投資」と呼ばれる投資の一部として取り扱われます。したがって、タンス預金額と投資額は等しくなります。 同様のことは、タンス預金だけではなく土地取得などについても言えます。

a1b
質問者

お礼

回答有難うございます。 悩みが氷解いたしました。 以前にも、経済学について良回答を頂まして誠に有難うございました。 今後ともご指導の程お願いいたします。

その他の回答 (1)

  • xs200
  • ベストアンサー率47% (559/1173)
回答No.1

貯蓄とはタンス預金のことです。 定期預金に入れたら、これは(間接)投資になります。銀行の視点に立てば貯蓄でないのは明らかです。

a1b
質問者

お礼

回答有難うございました。 お礼が遅くなって失礼いたしました。 システムについて勘違いをしておりました。

a1b
質問者

補足

回答有難うございます。 話を単純化しまして、政府を考えるないとしますと、分配面=C+S 支出面=C+I ということで、S=Iが成り立つわけですが、Sがタンス預金であるとしますとIと等しくなるの が良く分かりません。 Sは営業余剰と雇用者所得のうち消費にまわらなかったものと考えますと、預金等と固定資本形成に 回ったとは考えられないでしょうか。 即ち、間接投資としての預金等と、直接投資としての設備投資と住宅投資です。 これであれば、S=Iの説明がつくと思うのです。 何かとんでもない勘違いをしているでしょうか?

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