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幼児の自傷行為 (癇癪?)

幼児(5歳児)の子供のことで質問します。 その子供は、両親が聴覚障害者で子供は健聴者です。 よく子供が癇癪を起こして暴れている姿を目にします。その際、子供が「自分で自分の身体を叩いたり」・「自分で自分の身体を床や、壁に叩きつけたり」と、自傷行為とも受け取れる行動が見られます。以前に(子供が3歳ぐらいの頃)それとなく、その子の親に「カウンセリングを受けさせてみたら。」とアドバイスをしたのですが、「『親が障害者だからこうなった』と思っているのか?。」と言われそれ以来、関わらなくなってしまったのですが、やはり気になります。この子供の行為は、年齢とともにおさまるものでしょうか?それとも何らかの療育が必要でしょうか?ご存知の方が居ましたらアドバイスを宜しくお願いします。(参考になる文献の紹介でもいいです。)

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回答No.2

人の心の傾向として、他罰傾向(他人が悪いと責める)と自罰傾向があります、 この2つの傾向は、独立していて、両方の傾向に強弱には関連性はありません。 つまり、自罰傾向が非常に強いと、自傷に至り、最後は自殺します。 一方、他罰傾向が極端に強いと、人を責め、最後は殺人者になりかねません。 最悪なのは、両方の傾向が強い人で、他人の助言は聞き入れれず、 最終的には、殺人を犯し、自らも自殺に至ります。 アメリカでよく起こる自殺する、   ライフル無差別殺人犯も、この両方の傾向が強かったと思われます。 心理学では、こういった傾向は、  幼児期の親との関係性が大きく影響することが、わかっています。 人は、愛情を心の栄養として、真っ直ぐな心を育てて、成長して行きます。  親に愛されない赤ちゃんは、自分で栄養分をとることができずに死んでしまいます。 泣いても、泣いても、中々、ミルクがもらえない赤ちゃんは、相手(親)の状態は想像できません、 自分が悪い(自罰)か、相手が悪い(他罰)、もしくは両方が悪いと、学習して行きます、 幼い頃の学習ですから、その後も親に同じことをされると、徐々に強化され その後の人生に多大な影響を与え、『三つ子の魂、百までも』となります  実は、この子よりも育てた親の側に大きな問題があります。 > 「『親が障害者だからこうなった』と思っているのか?。」 というのは、親に障害に関する大きなコンプレックスがあることを示しています、 同時に、他罰傾向があることも… 他罰傾向のある親は、必要以上に子どもを叱り付けます、 何度も何度も、小さなことで、叱りつけられた子どもは、『自分が悪いからおこられる』こと 自罰傾向をどんどん強化させて行き、たまに怪我などで自分の身体が傷ついたとき、 偶々、親から優しく看病されて、自分を傷つけることで、愛情を得られることを学習して行きます。 大人から考えれば、間違った方法ですが、幼い子どもにはそれしか選択肢がありません。 > この子供の行為は、年齢とともにおさまるものでしょうか? 年齢とともに、確実に強化されます、 そして『人は、その人が思った世界に住んでいます。』    その子に親以外の大人から、何らかの援助がない限り、最終的には…恐ろしい結末が予想されます。 何らかの重大なネグレクト(育児放棄)がないか、注意深く観察してあげて下さい、 もしも、そういった傾向が見られるら、児童相談所なりに相談した方が良いのかも知れません。 そして、一日でも早く、この子に対して、良い隣人、友人として、 無条件の愛情を見せてあげてください、周りに一人でも、 自分が傷つくという条件なしにも、愛して認めてくれる大人が居ることで、 落ち着きを取り戻し、「無条件での愛され方」を学習することができます。 カウンセリングは、この年齢の子どもには無理ですし、これは子どもの所為ではなく 親の所為です、本来親がカウンセリングを受けなければいけません、しかし、 困ったことは、自覚症状がないのにカウンセリングを受けさせるのは大変な難題です。 もしこの親がカウンセリングを受けるとしたら、家族療法が良いのかもしれません。 後、子どもさんには、学校教育の関係で、適応指導教室などで、 バウムテストやコラージュ療法、箱庭療法など、 非言語系の療法を行う場所を探してあげると良いかと思いますが。。難しいですね。 「情けは人のためならず」です、大変でしょうが、ひとひとりの人生が掛かっています、 また、心理学を学ぶことは、あなた自身のプラスにも成ると思います、 応援しますから。頑張ってみてください。 なお言葉を少し変えていますが、理論的には交流分析(TA)↓を応用しています、 http://homepage1.nifty.com/okinawa-ta/psy1/ta/what_ta/outline_r.htm TA・交流分析で、検索すれば本は色々と出てきます、 具体的に理解するためには、お近くのTAセミナーで学びながら本を参考にするのが、 最短の理解方法だと思われますので、それをお薦めします。

ban-a
質問者

お礼

ありがとうございます。 大変勉強になりました。 まずは文献を探してみます。少しでも、この家族の力になれればと思います。

その他の回答 (2)

回答No.3

harrywithersさんのおっしゃる通りだと思います。 幼児の自傷行為や癇癪は、親から子供への愛情の欠如、育児放棄などから、自分は愛されていない、不要な人間だと幼児が感じることから始まり、それらが日々の親子関係の中で強化される中で自傷行為や癇癪は強くと感じるなっていきます。 そうすると親自体に問題があるということです。しかし、その親も子供の頃はその親から見放され、親からの愛情の欠如の中で生きてきた可能性があります。そうなると無意識にも親から受けた心の傷を今度は自分の子供に与えようとしてしまうのです。自分はそうならないと心に誓ってもそうなってしまう場合が多々あります。 それだけ、親の愛情というのは人間が成長するためにはとても大切なものなのです。幼児でなくても大人でさえも自傷行為や癇癪(周りに対する衝突なども含め)をおこすのを見たりしますが、そういったネガティブな感情表現は、その根底に怒りがあり、その裏側に”癒えない心の傷”が隠れているのです。癒えない心の傷が怒りをおこし、そしてそういったネガティブな感情を周りに対して発しているのです。つまり、その子供、人の「自分の気持ちをわかってくれない。誰かわかってくれ。私のことを愛情をもって心配してほしい」という心理的なサインなのです。 今回のお話の場合ですと、まずはその親のカウンセリングを通して、その親自身の心の傷をまず癒す必要があります。そうしないとその幼児の癇癪はなくならないでしょう。しかし親の心の傷が癒えることで、その親の表情や態度もかわって笑顔が増えたりしてくると思います。そしてその幼児が親から愛されているんだ、自分のことを大切にしてくれるんだと感じれるようになれば、その癇癪は自然となくなっていくと思います。 多少脱線しますが、人間は物質的な満足度ではなく、愛による心の満足によってまっすぐに成長していきます。幼少時に心の深い傷を負うと、フロイトも指摘しているように、その人間の精神の成長はそこで止まってしまうのです。そしてその人の一生を苦しめることになります。 人間はロボットではないと感じれば、親として何をすればよいのか、おのずとわかると思います。 関係の本はいろいろとありますが、斉藤学の「家族という名の孤独」、西尾和美「機能不全家族」、マーガレットラインフォールド「親から自分を取り戻すための本」などあたりは読みやすいと思います。

ban-a
質問者

お礼

ありがとうございます。 ご紹介いただいた3冊の本、読みやすそうですね。 基礎知識がないと専門書はなかなか理解するのに苦労しておりました。 ご紹介いただいた本を読んでみます。

  • baka_inu
  • ベストアンサー率58% (148/254)
回答No.1

はじめまして。 養護学校の教員をしています。 聴覚障害者との付き合いもあります。 手話を第一言語とするろう者の両親の子供も数人知っていますが、普通に社会人をしている方も沢山いますし、知的障害をもっているな、という方も知っています。それらの方の子供時代については…ちょっと分からないので、なんとも言えない面もありますが。 やはり、少し変な気はしますね。 3歳児のときにも気になり、それが5歳児のときまで気になっているなら、環境面か発達面の影響があることが予想されます。ただ質問文からは、質問者の方が見ているときに「だけ」生じている可能性も否定はできません。場面緘黙みたいな感じで。 ささいなことであっても問題が生じることは考えられます。例えば、軽く視覚認知に遅れがあれば、両親との意思疎通の手段は、ほとんどなくなってしまう、といったようなことです。もちろん、知的障害があっても同様ですが。 そういった形で、実態を細やかに見るには、医療か教育(もしくは福祉)の力を借りる必要があるでしょう。 お子さんは保育所や幼稚園などに通っていますでしょうか。 そういう場所の先生方は、毎年何人もの子供を見てきていますから、子供の異常を察知する目も養われています。そういったところに勤めている方など近くにいれば、自然な形で観察していただいて、アドバイスなど得られると良いかも知れませんね。 また、6歳になれば、小学校に就学するようになるでしょうから、そちらで気づいてもらえる場合もあるでしょう。 ただ質問者の方が気にされているのは、両親サイドの方も、ですよね。そちらについては、「日常的に情報が不足している」「両親に負い目がある分、素直に受け入れられない」といったハンディがあるので…簡単にはいかないでしょうね。 質問者の方とのつながりについては記述がないので分かりませんが、ただの知人友人程度のつながりであれば、アドバイスは逆効果になる可能性が高いです。 聴覚に障害がなくても、そういう助言って親御さんを傷つけるものではないですか? なので、お近くに専門家がいれば、そちらにパイプを作っていくことが、一番解決が早いと思います。こういうケースでは、急がば回れ、だと思います。もう見るからに…という雰囲気の状態でない限り、問題なかった、なんてことも考えられますし。 少しでも参考になれば幸いです。 では。

ban-a
質問者

お礼

ありがとうございます。 やはり、私の様な素人が安易アドバイスをするものでは無いようですね。この家族と私の関係は「近所の知人」程度の関係です。 また、子供は保育園に通っており、知的障害等の障害は無いと聞いています。日常、子供が遊んでいる姿を私も目にすることがありますが、他の子供と何ら変わりない様子です。ただ癇癪を起こすと「凄い状態で暴れている姿が見られる。」と言う感じです。民生委員等の行政や専門機関にお願いする事も検討してみます。ありがとうございました。

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