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残留農薬のポジティブリスト制度について
ポジティブリスト制度について勉強しておりますが、分らない事があります。 原則、全ての農薬について残留農薬をチェックするのが、ポジティブリスト制度だと思うのですが、現実は違うのですが? 1つの食品(穀物)に対して国内・海外で使用されている800種類くらいある農薬を全てチェックするのは現実問題として難しく、農薬の管理をきちんと行って栽培されている場合は、そこで使われた農薬をチェックすれば、ポジティブリスト制度に則って残留農薬をチェックしていると言っても良いと聞きました。 ・・・が、これではネガティブリスト制度ではないか?と、私は考えてしまいます。 詳細をご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。 よろしくお願いいたします。
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ご存じの通りポジティブリスト制度は、原則全ての農薬等に基準値を設けて規制するものです。 従って、食品は全ての農薬等についてチェックされなければいけませんが 「必ず機器分析でチェックしなさい」とはなっていません。 農薬には多くの種類があり、中には例えば 「キュウリには使えるが、ナスに使うと果実の表面がへこんで傷物になってしまう」 ようなものもあります。 ナスにこの農薬が残留していないことは、機器分析をするまでもなく明らかです。 他にも様々な理由から、ナスに残留する可能性がほぼ無い農薬等はたくさんあるでしょう。 それらについては機器分析で確認しなくても、他のものをちゃんと確認していれば 「ポジティブリスト制度に則って残留農薬をチェックしている」 と言っても良いのではないでしょうか。
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- indoken
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詳細を知っているわけではありませんが、、 あくまでも残留農薬でチェックするということです。 必ずすべての農薬を分析するわけではないにしても、何百もの項目を一斉分析する方法が開発されています。 何を(どう)使ったか は生産段階での管理方法として重要ですが、「自分ではその作物に農薬を使っていないが、たまたま周辺から農薬が風で流れて(ドリフト)きた」場合でも、結果として作物から農薬が検出されれば違反です。また ずっと昔に使った農薬が検出された事例もあります。 使ったかどうかで残留農薬をチェックしたことにはなりません。
お礼
ご回答ありがとうございました。 「1つの食品(穀物)に対して国内・海外で使用されている800種類くらいある農薬を全てチェックするのは現実問題として難しく、農薬の管理をきちんと行って栽培されている場合、そこで使われた農薬をチェックすれば、ポジティブリスト制度に則って残留農薬をチェックしていると言っても良いと聞いたのですが、ドリフトの事を考えると、それで良いのかと疑問を持ってしまったのです。 もう少し勉強を続けます。
お礼
ご回答ありがとうございました。 具体的な例を挙げていただいてとても分りやすかったです。 自分でももう少し勉強をしてみようと思います。