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普段から気にしている単語が無意識のうちに目に留まりやすくなること。これを専門用語でなんと言いますか?
専門用語が充てられているのかも定かではありませんが、 質問させていただきます。 普段から気にしている単語が無意識のうちに 目に留まりやすくなること。 この現象に充てられている専門用語があれば教えてください。 想定しているのは心理学や記憶関連の医学用語ですが、 ジャンルすら誤っているかもしれません。 ただ、この現象自体はどこかの本で読んだ気がしますし、 経験上、あり得ることだと思います。 例えば、私はIT関連の仕事に就いているため、 新聞を斜め読みしていても、「Google」や「mixi」などの 単語は自然と目に留まります。 漠然とした内容の質問ではありますが、 何かご存じの方、ご回答よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
通常,言語情報に対して使われますが,最近の認知心理学では聴覚情報と視覚情報その他を一緒に扱うことが多いため,「カクテルパーティー効果」で間違っていないと思います. 多くの日本人にとって,日本語の新聞は斜め読みできても英字新聞は斜め読みできない,なんて時にこの言葉が使われるのを学会で聞いたことがあります.
- 参考URL:
- http://qrl.jp/?259228
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- Diogenesis
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ご質問の件にぴったり当てはまる用語は残念ながら思い当たりませんが, 「知覚の選択性」の一事例であることは確かでしょう。 われわれの知覚世界は外界の単純なコピーではなく, 感覚入力の一部だけが知覚像として意識にのぼります。 そして知識,期待,欲求,注意,構えといった知覚主体の側の要因によって 知覚内容が異なってくることが知られています。 これが「知覚の選択性」で,カエサルのことばを借りるなら, われわれは見たいものを見,聞きたいものを聞いているというわけです。 「カクテルパーティー効果」は 注意の効果として聴覚において生じる知覚の選択性の一事例ですが, 知覚の選択性の代名詞のように使われる用語なので,ご質問の件に適用してもまちがいとは言えません。 認知心理学ではこのような過程を 「トップダウン型情報処理」とか「概念駆動型情報処理」と呼んで, 刺激布置やデータパターンに依存して自動的に進行する 「ボトムアップ型情報処理」ないし「データ駆動型情報処理」に対置します。 ボトムアップ型処理の例としては, 認知心理学成立以前にゲシュタルト心理学者たちが熱心に研究した「群化の要因」が挙げられます。 しかし,そのリストの最後には「過去経験の要因」が挙げられており, トップダウン型処理を無視していたわけではありません。 現実の知覚においては両者が循環的,複合的に機能しているとみるべきでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 返事が遅くなりまして申し訳ございません。 「カクテルパーティー効果」と「知覚の選択性」の関係を集合で考えてみると、 カクテルパーティー効果 ⊂ 知覚の選択性 (「カクテルパーティー効果」は「知覚の選択性」の部分集合) といった具合のようですね。 さらに私のケースである視覚による選択をケースAとすると、 ケースAと「カクテルパーティー効果」の関係は、 ケースA ⊂ カクテルパーティー効果 (ケースAは「カクテルパーティー効果」の部分集合) としても間違いではない、というのが現状のステータスのようですね。 また、認知心理学に関する補足までいただいて恐縮です。 トップダウン、ボトムアップというのはIT業界でも聞きなれた単語です。 カクテルパーティー効果を「トップダウン型情報処理」とすれば、 サブリミナル効果は「ボトムアップ型情報処理」であるという位置づけ方も 出来るのかもしれませんね。
- hipotama
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私は専門家ではありませんが、心理的雑学には興味あります。 この質問の内容に関して、どこかで何かの本を読んだ記憶があって何であったか思い出せなくて、悶々としていました。 お正月休みで、本を探してみました。サブミナル効果ではないでしょうか。その本の抜粋を紹介します。 「感覚的には絶対に認知できないレベルの刺激(閾下刺激「いきかしげき」・サブミナルな刺激)でも、人間にある反応をもたらすものである。かつてアメリカのある会社がテレビ映像の上に短いスポット広告を3000分の1秒くらいの速度で点滅させる器械を開発した。ある州の映画館でその器械を使ってコーラやポップコーンの広告を流したところ、コーラは1日で2倍も売れ、ポップコーンは1ヶ月で約58%も売り上げ増になったそうである。」
お礼
回答ありがとうございます。 返事が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。 ご提示いただいた例は、私も何かの本で目にした記憶があります。 英語の教本かマーケティング関係の本だった気がします。 ただ、このケースは、外部からの刺激により受動的に欲求が 与えられている点で、私が想定しているケースとは少し 意識の働き方が異なるように感じてしまいます。 しかし、両者ともsubliminalな(=潜在意識に対する)働きかけが 人に及ぼす作用であるという見方をすれば、同じ枠内で捉えることが 出来るのかもしれません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 正月にもかかわらず、しかもQRLまで作成していただいて 感謝いたします。 なるほど、認知心理学ですか。 言われてみれば、語感的に最もしっくりくる分野な気がします。 こういうのを後知恵バイアスというのでしょうか^^; さて、さっそく「カクテルパーティー効果」について Web上で検索させていただいたところ、聴覚的な効果についての 記載は多数ありますが、視覚的効果について言及しているものは 少数でした。 ですが、必ずしもWeb上に正確な定義が記載されているわけでは あるまいと推断し、tomtom_さんの例証を根拠に、私のケースで この単語を使用しても問題ないであろうと解釈させていただきます。