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「のれん」の今後
大学生です。学校で会計の勉強をし始めました。 カテゴリーはこれであってるのかわかりませんが、2つほど質問させていただきますので、どなたか答えてくださると嬉しいです。どちらか1つでもかまいません。 1、現在の日本の会計において、のれんは償却の対象ですが、国際基準では償却の対象になっていません。その理由というか、どっちの方がいいと思いますか? 2、有償取得の場合のみですが、のれんは計上されます。しかし、無償取得の自己創設のれんは計上されません。自己創設のれんは財務諸表に計上すべきだと思いますか?
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回答ではなく、意見ですが。 > 1、現在の日本の会計において、のれんは償却の対象ですが、国際基準では償却の対象になっていません。その理由というか、どっちの方がいいと思いますか? 非償却説の論拠は、1、償却期間に合理的な根拠がない、2、のれん価値は減らない、3、価値が下がれば減損処理をすればよいということがあげられていますね。 一方で、償却説の論拠は、のれん価値は減らないのは、「自己創設のれん」が発生しているためであり有償取得のれんの価値は減少していると考えられるということです。とすれば、償却期間に合理的な根拠がないのは事実だけれど何らかの基準で償却すべきということになります。 価値が下がれば減損処理をすればよいと考えるのは理論的ではあるが、実務的には粉飾の手助けをする結果になりやすい。 以上から、実務にたずさわる者としては償却説を支持したいと思います。 > 2、有償取得の場合のみですが、のれんは計上されます。しかし、無償取得の自己創設のれんは計上されません。自己創設のれんは財務諸表に計上すべきだと思いますか? 上記後段の論拠から自己創設のれんの資産性は認めるべきではないと考えます。 なお、自己創設のれんは無償取得との考えは、私は違うと思います。日々の研究開発や営業努力によって、のれんの価値は発生するものと考えます。ただ、のれんの取得原価の測定が困難だということだと思います。
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- uozanokoi7
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昔の知識ですが、思うことを述べさせていただきますと、 超過収益力とも言われる「のれん」つまり営業権は何れの方法をとってもあくまで計算上の数値にすぎませんよね。 必ず償却期間に応じた効果が得られるとは限りませんし、また会社が営業権計上時の状態のまま存続するなんてことも考えられません。 そして時価総額に基づくパーチェイス法をとっても、時価なんてその時の株価次第で如何様にも変動しますし、計上することで逆に本来の財務諸表の姿ではなくなり投資家に謝った情報を提供することにもなりかねませんよね。 そのような曖昧さから私は、償却の対象とするしない以前に営業権は重視すべきではないと思います。曖昧ということが国民性の日本であるからこそ、未だに明確な一つの基準がないのではないかしら。 私も曖昧ということが好きな日本人ですが、客観的な数値で測定することができない自己創設のれんは計上する必要など無いと思いますよ。 良心的な経営者でしたら、B/Sにこれを載せることよりも自己の力で業績を向上させ、その結果を従業員や投資家に反映させる方が大切だと思いますので。
お礼
貴重なご意見ありがとうございます。 ぜひ参考にさせていただきます。
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貴重なご意見ありがとうございます。 ぜひ参考にさせていただきます。