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地震による倒壊の計算

地震のゆれによる機械の転倒(倒壊というのか)の計算をしたいと思っているのですが、どなたか教えて下さい。 高さ3.7mの機械で重さ6t、重心位置1.3m、設置幅0.8m 重心の横方向の位置は中央にある。前後は長いので倒れない。 というような機械で、震度7の地震に対して倒れるのかどうか、 横向きにかかる力はどれだけか。 専門家の人にとっては簡単な問題だと思いますが、当方知識がなく困っております。 計算方法だけでも、あるいは考え方だけでも教えていただければうれしく思います。

みんなの回答

  • First_Noel
  • ベストアンサー率31% (508/1597)
回答No.4

ああなるほど. 単純化されつつも最悪ケースが考慮されたうまいモデル化ですね. 私,がやがやややこしくしてしまってすみませんでした... センスなかったなぁ... 私も勉強になりました.

  • First_Noel
  • ベストアンサー率31% (508/1597)
回答No.3

もっと単純化してみました. 地震による機械の最大運動エネルギーが機械を倒そうとすると考えました. 最大加速度をa,振幅をA,振幅周期をω,機械を重心の質点と考える, 回転中心~質点は最初θ0=atan(1.3/0.4)にあったものが, θ=π/2になると倒れるとする(π/2はラジアン表記で,90度のこと), 質点は地震で,最大速度v=Aω=a/ωで動いています. このとき質点は,K=mv^2/2,の運動エネルギーを持っています. これが質点をθ=π/2になるように動かす為に必要なエネルギーは, 質点の位置エネルギーから,P=mgL(1-sinθ0),となります. Lは回転中心~重心の距離,=√(0.4^2+1.3^2). 倒れるときには,K>Pとなっている(質点を持ち上げて尚動く)ので, mv^2/2>mgL(1-sinθ0) この式で,mを消し,g=9.8m/s,L,θ0の値を入れてやると, v>√(2gL(1-sinθ0)) ここでv=a/ωなので,気象庁のデータから,ある地震の「最大加速度」と「揺れ周期」を 入手してvを求め,それが上の式を満たせば「機械は倒れる」と言えます. ・・・と,かなりおおざっぱなので妥当性に欠けますが,上記を質点ではなく, 剛体の回転運動に発展させれば,もっと信憑性が出ると思います.

igawarui
質問者

お礼

ありがとうございます。 今までのご教示から、実務的な考え方として、以下の方法を採りたいと考えます。 機械の底面の角を中心として、重心の位置に最大加速度による水平力がかかり機械が傾き、角の鉛直を超えると倒れる。それを防止するためには、まさに鉛直になったときの水平力を支えるロープの強度があればいい。 ロープを機械の上面につけるとすると、角から取付部の距離/重心位置分小さくて良い。 震度7で600galとの記録がある。800galの記録もあるようですので、高い方を取って800galとして、6000kgの質量にそれが働くものとして最悪(振幅が大きい)800/980×6000=4898kgの力を受けるため、高さ2.2mのところに水平にロープを張って受けるとすると、ルート(1.3^2+0.4^2)/(2.2^2+0.4^2)×4898=2979 2979kgに耐える強度にする。 ということで、かなりおおざっぱになりましたが、大きな間違いはないでしょうか?

  • First_Noel
  • ベストアンサー率31% (508/1597)
回答No.2

震度については,過去,体感震度, http://wwweprc.eri.u-tokyo.ac.jp/CSS/kaisetsu.html でしたが,地震計による計測震度に変更されました. http://wwweprc.eri.u-tokyo.ac.jp/CSS/shindo_new.html http://wwweprc.eri.u-tokyo.ac.jp/CSS/FigX/kokuji4.gif http://www.kishou.go.jp/know/shindo/keisoku.html 上記を見ると,揺れの周波数成分毎に強度を求めているようです. 「震度」で評価する場合,過去の地震のデータを参考にして, 運動方程式の右辺が,周波数毎の単振動の総和Σa(ω,t)となりますが, そこまで詳細にする必要がなければ, http://www.adep.or.jp/shindo/index.shizuoka.html の下の方ように適当な最大加速度を選んで,最大加速度のみを考慮すれば 良いと思います. その場合注意すべきは,物体の固有振動数に合った揺れの場合は共振を起こして, 揺れが大きくなる点ですが,求め方は一番簡単には, 上記最大加速度Aが角周波数ωで加わる,L=(回転中心~重心の距離)の振り子 だと考えることでしょう. 以上はGoogleで「震度 加速度」で検索して見付けました. 加速度の単位galについてはご存知だと思いますので蛇足まで, http://www.nilim.go.jp/japanese/database/nwdb/html/how-to-use.htm にありますように,cm/sec2です. 恐らく一番簡単な表記で, http://www.topic.ad.jp/sice/papers/185/185-1.pdf の2章に書かれている手法だと思います. (但し,C=0.重力を考慮している.トルク=力×(回転中心~重心の距離).) しかしこれは一般的に解析的に解けないので,数値計算が必要になります. 数値計算を簡単に行うには,「差分法」をExcelで計算します. 差分法については, http://www.math.kobe-u.ac.jp/~taka/asir-book-html/main/node30.html http://www.math.kobe-u.ac.jp/~taka/asir-book-html/main/node50.html をご覧下さい.

参考URL:
http://www.topic.ad.jp/sice/papers/185/185-1.pdf
igawarui
質問者

お礼

お忙しい中、ありがとうございました。 震度7で600gal程度の水平力が計測された記録が分かってきましたので、この程度で計算したいと思います。

  • First_Noel
  • ベストアンサー率31% (508/1597)
回答No.1

一番簡単なのは,重心に全ての質量がある(質点)と仮定します. 又は剛体の回転の運動方程式を立てます. どちらにしても,長方形断面の下の端を回転中心として倒れようとすると 思いますので,以下,剛体の場合について,です. まず慣性モーメントIを求めます. 仮に断面の左下を回転中心とすれば, I=∫∫√(x^2+y^2)ρdydx, ρ=6000/(0.8×3.7) 0≦x≦0.8,0≦y≦3.7 となります.(ρは奥行きを持った微笑断面の密度,ヨーカンのような形.) 地震での最大加速度をa(定数)として運動方程式を立てれば, I(d^2θ/dt^2)=6000×a×(1.3/√(0.4^2+1.3^2)) 右辺は,加速度の内,回転中心と重心とを結んだ線分に垂直な成分のみを 考慮しています. θ:機械の底面と床とが為す角度. 今,簡単のために,I(d^2θ/dt^2)=A,と書けば, t(時刻)について2回積分して,積分定数をC,Dとすれば, θ=(A/2I)t^2 + Ct + D ですが,t=0でθ=0,dθ/dt=0とすれば,C=D=0です. 次に地震を単振動として,加速度を a(t)=Aω^2×sin(ωt) として,上式の「a」の部分をa(t)に書き換えてやれば, より現実的になりましょう.a(t)の2回時間積分したものは, x(t)=Asin(ωt)です. 倒れたかどうかの判定は,重心が底面の端の上を越えたとき,とすれば良いです. 以上,ざっとしましたので,次元確認とかご確認下さい. と言いますが,上記を元に力学の教科書の方をご参照下さい...

igawarui
質問者

補足

ありがとうございます。 震度7が最大どれくらいの加速度になるか、それによって横向きの力はどれくらいかかるか。それが倒れる限界を超えているか。 よく考えると、この点につきるように思います。 この点で、どうでしょうか? 地震と加速度の関係はこちらでも調べてみますが・・・ ちょっと上のご説明についていけないものですから(^_^;)

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