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ox and lamb kept time とは何を指す?
クリスマスが近づいて参りまして、毎年首をかしげる問題を思い出しました。 クリスマスソング"little drummer boy"の中に the ox and lamb kept time というくだりがあるのですが、そのままの意味で取ると前後のつながりが不自然に思えます。わざわざ代表的な生贄である家畜を並べているのだから何か宗教的な背景があるのだろうと想像はしているのですが、それが keep time と結びつく明快な理由を見つけられません。 歌詞を要約するとこういうものです。 Come they told me A new born King to see, Our finest gifts we bring To lay before the King So to honor Him when we come. Little Baby I am a poor boy too, I have no gift to bring That's fit to give our King Shall I play for you on my drum. Mary nodded The ox and lamb kept time I played my drum for Him I played my best for Him Then He smiled at me me and my drum. お判りになる方がいらっしゃいましたら是非お教えください。
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○ 「ox」と「lamb」の存在については、2通りの推測ができます。参考になりますかどうか・・・?(「kept time」は、すでに出ているように「(ドラムの音に)調子を合わせた。」でしょう。) ○ 一つ目は現実的と言うか、表面的な見方です。後世の画家や宗教家たちが想像した「そのときのベツレヘムで普通に見られた光景」だと考えられます。 http://csx.jp/~kayon/adv12.html ○ 二つ目として、次のような見方もできます。後年キリストが身代わりになって命が救われる「生贄の牛や羊」、すなわち私たち「人間」を象徴しているのかもしれませんね。 http://shiroyamachurch.blog22.fc2.com/blog-date-200709.html
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- katyan1234
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私もなぜ牛が?と思ったけどすべての作り主がだからおかしくはないかな?と思う。ほかのクリスマスの絵には色々な動物が訪れてくるという 設定もあるみたいだしね HPより http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E9%99%8D%E8%AA%95 ルカ福音書は「飼い葉桶に寝かせた」と書いているので、伝統的にはこの場所、つまり厩で産んだとされている。日本語では「厩」もしくは「馬小屋」と書くが、家畜小屋と考えたほうが良い。 馬はこの場には居らず、代わりに牛とロバが居る。福音書には根拠がなく、『イザヤ書』(1:3)から採られている。・・・ イザヤ1:3 牛はその飼い主を知りロバはその主人のまぐさおけを知る。 しかしイスラエルの民は知らず・・・ 馬と言うのはロバの事かも?
お礼
いろいろお調べいただいたようで、ありがとうございます。 私もルカ書に根拠を求めると無理があるとは感じていたのです。 イザヤ書の記述は知らなかったので勉強になりました。それに根拠を求めると羊の存在の方が不自然になるのですね。興味深いです。 お礼が遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。
- bender
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例えばインターネットの画像検索で Nativity(Nativity scene)を 探すとわかるように、ヨーロッパやアメリカの人たちは、キリストの 降誕についてある程度のイメージをもっています。 現在でもクリスマスが近くなると、画像検索にあるような厩と人形 (人や動物など)を家庭で飾ったり、教会では大きなセットを作って 降誕劇をしたりするところがあります。 質問にある歌詞は、1892年生まれのアメリカ人女性が作ったそうですが、 キリストの降誕場面で ox や lamb を登場させることは、全く不自然では ないように思います。 そもそも、Wikipedia の日本語記事「キリストの降誕」にもあるように 聖書には、マリアがキリストを飼い葉桶(manger)に寝かせた、宿に 部屋がなかった、とあるだけで、その場所が「馬」小屋であったとは 書いてありません。
お礼
そうですね。確かにルカの福音書にある記述では「飼い葉桶に寝かせた」としていますが、馬がいたとは書いていませんし、作者がその題材を忠実になぞったわけではないことはわかります。 私も少年期に欧米圏で生活したことがありますので、そういったイメージに馴染みはあるのですが、わざわざ ox と lamb に限定して登場させる感覚は、御説とは違ってちょっと不自然な感じがするのです。これは主観的な問題なので不自然ではないと仰るご意見を否定するつもりはありませんし、私の感覚の方が間違っているのかもしれません。 又、ox と lamb はそれぞれ生贄に捧げられる動物の代表格ですし子羊というのはイエスの象徴とも取れますから、馬が含まれず、この2種類の動物が選ばれていること自体に、私が知覚できない宗教的な意味が含まれていそうだと感じてしまうのです。 いずれにしても、私の主観的な疑問から発した質問にも関わらず、いろいろと考えていただき、根拠を示して下さったことはうれしく思います。 お礼が遅くなりまして申し訳ございませんでした。
- joshsan
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#1です。 なるほど。 ちょっと調べてみるとLittle Drummer Boy はキリスト教の外典から来たお話で、確かにKing=Baby Jesusの誕生を祝って、Aaronという貧しい少年が、Maryの許可を得てドラムを演奏する話のようですね。 で、ox と Lamb が何を象徴するのか、Christian Symbols というwebで調べてみると http://www.gocek.org/christiansymbols/?search=animal Ox, St. Antipas He is venerated as the first Bishop of Pergamus (Asia Minor), and is by St. John in the Apocalypse (11:13) styled the "Faithful witness." Tradition avers that he was roasted to death in a brazen ox in the reign of the Emperor Domitian. Martyred 90 A.D. Lamb, St. Agnes She was a devoted follower of Jesus who steadfastly refused all offers of marriage, claiming she was the "bride of Christ." She is now considered the patroness of chastity. Died 654 A.D. ox は St. Antipas (日本名が不明)、Lamb はSt. Agnes(聖アグネス)、二人の聖人のシンボルのようです。 私はキリスト教はさっぱりですから、単なるあてずっぽうですが、マリア様の前で少年が太鼓を敲いてイエスの誕生を祝い、二人の聖人が手拍子をとる、というのは絵としてはうまくはまるかな、という感じ。 ここに外典の一覧がありますので、それぞれどんな話なのか調べてみたら。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E5%85%B8 誰かキリスト教の人、ズバっと回答してくれないだろうか。
お礼
私の全く考えなかったアプローチの仕方を示していただき、ありがとうございます。 なるほど説得力のある絵になりますね。 St. Antipas と St. Agnes については自分でも調べてみることにします。時間がかかりそうですが、外典を当たる作業もこの歌詞への関係に関わらず勉強になりそうなので、根気良くやってみます。 「誰かキリスト教の人、ズバっと回答してくれないだろうか」それを私もちょっと期待したのですが、なかなか難しいようです。 でも、皆様のおかげで1人で考えるよりはだいぶ整理して考えられるようになりましたし、たくさんのヒントもいただきましたので手がかりとさせていただくことにします。ありがとうございます。 末筆になりましたが、パソコンの調子が悪くてお礼が遅くなりましたことをお詫びします。
- windbass10
- ベストアンサー率16% (18/107)
#3の訂正があります。 >>小屋に馬がいるのを、不自然だと考えたこともなかったのですが は、 >>小屋に牛がいるのを、不自然だと考えたこともなかったのですが でした。申し訳ありません。
- windbass10
- ベストアンサー率16% (18/107)
こちらにありました。breusswane.blogspot.com/2006_12_03_archive.html キリストがmanger で生まれ、そこに居合わせたマリア、ヨセフ、マリアに出くわしたshepherd羊飼いが、お祝いをし、その場に、羊のいるのは不自然とも思えませんが、どちらかというと、shepherdの存在意義が気になります。 小屋に馬がいるのを、不自然だと考えたこともなかったのですが、 Surely, these shepherds in this scene are a reminder that God has provided a lamb to take away the sins of the world. からも、牛は完全にのけ者になっています。 しかし、この文章の後半は、作者の推測に過ぎないような形式で書かれており、あてにはなりません。羊(良民たち)から搾取する悪い羊飼いの頭の代わりに、新しい羊飼いであるキリストを神が授けたというのは、特に異論はありませんが。
お礼
こんな長文を噛み砕いていただいてありがとうございます。 ご指摘の箇所の直前に (at least that’s what the song says the lamb is doing)とありませすね。仰る通り牛がのけ者になっているところをみるとこの song は"The Little Drummer Boy"ではなさそうですね。自分でも読んでみて参考にさせていただきますね。 それにしてもshepherdの存在意義についてだけでも深遠な意味が読み取れるものなのですね。 歌詞に登場するのがcowとsheepではなくoxとlambである点、特にlambにご指摘のような神の子羊たるイエスという含みがあることに思考の手を伸ばすと、やはり何か裏の意味があるように思えてなりません。 ご紹介いただいた文を精読してみることにします。 パソコンの調子が悪く、お礼が大変遅くなって申し訳ございません。
- ANASTASIAK
- ベストアンサー率19% (658/3306)
>そのままの意味で取ると前後のつながりが不自然に思えます。 「そのままの意味」でどう解釈しているのかちょっとわかりませんが、 keep timeは熟語で「拍子をとる、リズムをとる」という意味で すよね。なので、ここは keep time by drumming の意味で、不自然には思えません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そうですか。私とはちょっと感性が違うようですね。 太鼓に合わせて家畜が拍子をとった というだけでも何か唐突にアニメーションの世界に飛び込んでしまったみたいな異様な感じが拭えないのですが、百歩譲って側にいた家畜が少し足踏みしたり泣き声を上げるのを「拍子を取る」と表現したと解釈してもわざわざ 牡牛と子羊が拍子を取った としているのは何か意図があるように感じます。The cow and sheep でも、The horse and cowsでもリズム的には問題が無いのにox and lambとしている点は見過ごせない気がする...ということです。 末筆ですが、お礼が大変遅くなってしまったことをお詫びします。
- joshsan
- ベストアンサー率39% (116/293)
深読みしすぎじゃないのかな。 Little Drummer Boy って歌ですよね。 王様が生まれたのでみんなでお祝いを贈ろう。僕は貧しいので贈る物がない。かわりに太鼓を敲きましょう。 the ox and lamb kept time 牡牛と羊が(僕の太鼓に合わせて)調子をとった。ランパンパンパン 太鼓に合わせて調子をとる、全然不自然じゃないと思うが。
お礼
早速のお返事をありがとうございます。 やはり深読みしたくなる歌詞なのです。 この歌詞に登場するKingはキリストのことですよね? 従ってわざわざ彼が生まれた厩に行き、飼い葉桶の中の救世主に精一杯の贈り物として太鼓を叩くというのはわかるのです。 そのそばに聖母マリアがいるのは良いとして、なんで突然牛と羊が出てきて太鼓に合わせて調子を取ってるのか説明がつきませんよね? キリストが生まれたのは厩と聞いていますので馬が出てくるならまだわかりますが、牛と羊というのは不自然な感じがします。 父ヨゼフは羊飼いですから、羊はつながりが無い事もないですが家畜を連れて旅もないだろうと思うのです。しかも牛は関係ありません。 確かに厩で馬を飼っていたという記録は無いと思いますが、牛と羊を飼っていたという記録もありません。このころのベツレヘムの民家では一般的に牛と羊を飼っていたということも考えられますが、そう考える根拠が無いのです。
お礼
大変得心の行くご意見です。ありがとうございます。 当時のベツレヘムの考証は大変興味深いところで、勉強させていただきました。 牡牛は生贄というニュアンスがあることは知っていたのと、イエスは神の小羊(=生贄)ということも知っていたので、なんとなく生贄の牡牛 and イエスの分身たる子羊と考えてしまっていたようです。 イエス=生贄=牡牛や子羊 という考え方をすると 心弱き人間の象徴である少年が、自分の罪の身代わりとなってくれるイエスに敬意を込めて贈り物をし、それによって命が救われる罪無き生贄たちも調子を合わせることで感謝をささげる という裏の意味が無理なく理解できる気がします。 作者の真意はわかりませんが、私には充分に説得力のある解釈に思えます。 最後に、お礼が遅くなって申し訳ありませんでした。