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平均収入と限界収入と価格について教えてください
平均収入と限界収入の違いが分かりません。 平均収入は 生産量1単位あたりの収入で、 限界収入は 生産量を1単位だけ増加させることに伴う収入の増加分 ですよね??? それと価格と限界収入は等しいんですよね??? ってことは平均収入と価格は等しくないのですか??? 結局言っていることは同じ気がしてしまいます。 もし一個100円の財を10個生産して販売した場合の 平均収入と限界収入はどうなるのですか??? なんだか良くわかりません。 これらのことについて教えてください。
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完全競争市場では消費者はプライステイカーとして行動します。 つまり,価格Pは需要がどうなっても変わりません。 需要曲線は水平です。 逆を言えば,企業が財を1単位売ったときに得る限界的な収入も Pとなります。 企業の供給量をQとすると,総収入はPQとなります。 その結果,平均収入はAR=PQ/Q=Pとなります。 また,限界収入もMR=d(PQ)/dQ=Pとなり平均収入と一致します。 しかし,独占市場においては企業がプライスメイカーとなります。 つまり,企業が自分の利潤を最大化するように供給量を調整するのです。 このとき,通常の需要曲線のように右下がりとなり,価格は財の量の関数 P(Q)となります。このとき総収入はTR=P(Q)*Qとなり,企業の供給量によ って価格が変化します。 限界収入は MR=d(TR)/dQ=(dP/dQ)*Q+P(Q)=P(1-1/e) となり, 平均収入は AR=TR/Q=P(Q) となります。eは需要の価格弾力性です。 この結果からわかる通り,独占のときは平均収入と限界収入が異なること がわかります。 ただ,完全市場のときは需要の価格弾力性が無限大(e=∞)となるので 1/e=0となり,独占のときの特別なケースとして完全競争の結果AR=MRが導 かれます。 いかがでしょうか?
お礼
分からなかったことが分かりました。しかも、完全競争市場と独占市場の供給量と価格の決定について、今まで以上に理解が進みました!ありがとうございました。