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世界史 ローマ 教会の力?
ローマの歴史を勉強していると、ローマ教皇の力が皇帝を凌ぐ程までに、などという表現が出てきますが、力が強くなるとは具体的にはどういうことですか?国民の支持がそれだけ強くなるということでしょうか?金銭的に豊かになるということでしょうか?しかし、金銭的に豊かになっただけで、国王よりも偉くなれるのでしょうか? もっと、昔の話をすれば、世界で最初の宗教改革を起こしたイクナートン(アメンホテプ4世)もアメン神を祭る神官勢力が王を抑える程になり、と書いてありました。一体どういう意味なのでしょうか? 宜しくお願い致します。
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質問のローマ帝国は、神聖ローマ帝国であると判断しての回答です。 教皇の力が皇帝の力を上回ったのは、聖職叙任権闘争の結果です。 聖職叙任権闘争は、神聖ローマ帝国内の聖職者(司祭、司教、大司教、修道院長)は、誰が任命する権限を持つかで、皇帝と教皇が争ったものです。 本来聖職者の任命は教皇が行い、諸侯の任命は皇帝が行うのですが、当時の教会や修道院は、多大な領土を持つ諸侯でもありました。 つまり、聖職者と諸侯という二重の権力を持つ教会は、皇帝の勢力下にあるのか教皇の勢力下にあるのかの対立でした。 皇帝の勢力拡大を望まない諸侯は、教皇に味方し、教皇の勢力拡大に反対する諸侯は、皇帝の味方となり、ドイツ・イタリア国内での戦乱となります。 神聖ローマ帝国内での、皇帝派と教皇派の絶え間ない戦乱や、ノルマン人のロベス・ビスカールの参戦などで、両者とも消耗しきってゆきます。 有名な「カノッサの屈辱」もその時の出来事です。 叙任権闘争の明確な決着はつかないのですが、教皇ウルバン2世による十字軍の提唱が、ヨーロッパ中で大反響を呼び、皇帝もその声に従わざるを得なくなり、結局皇帝も教皇の指示にしたがわなければならなくなってしまいます。 後半の部分は、古代エジプトの話だったかと思いますが、正確な知識は持ち合わせておりません。
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- tanuki4u
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王権の正統性の付与 煎じ詰めるとこの一点ではないでしょうか。 質問の中での皇帝は、神聖ローマ皇帝ですよね?
お礼
有難うございます。
お礼
有難うございます。