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大学の実験で
今日大学の実験で硝酸カドミウムCd(NO3)2が手にかかったんですが、人体に影響とかありますか??カドミウムといえばイタイタイ病の原因と聞いたこともあるので。先生が言うには少量なら安心といわれたが心配です。
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- pachiriun
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回答No.3
硝酸カドミウムは皮膚への刺激作用があります。接触時には応急処置として、すぐに多量の水で洗い流す必要があります。 経口摂取ではなく皮膚接触なので、現在痛みや発赤がない状態であれば、特に命に関わるような問題はないと思われます。しかし、私は薬品が人体へ及ぼす影響については専門ではありませんので、気になるようでしたら医師の診察をお勧めします。 イタイイタイ病は昭和40年代に富山県の神通川下流で起きた公害です。不純物としてカドミウムを含んだ閃亜鉛鉱を扱った排水を上流から無処理のまま川へ流したため、その水を農業用水として利用していた下流住民に大きな影響を及ぼしました。 一般に重金属は体内から排除されにくいため、摂取したカドミウムは体内に蓄積されていきます。カドミウムは体内の骨形成に必要なカルシウムを体外に排出する働きがあり、その結果骨が異常なほどもろくなってしまい、動いただけで骨折することもあると言われています。当時の患者がその痛みを訴える様子から、イタイイタイ病を名付けられました。 このように、カドミウムの経口摂取は非常に危険です。手などに触れた場合は、眼や食べ物に触れる前に必ず多量の水で洗い流してください。また、皮膚接触をできるだけ避けるため、試薬を扱う際は白衣などの保護衣及び保護手袋、安全眼鏡の着用をお勧めします。