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のどもと過ぎれば熱さ忘れる、の心理作用

 問題点が本質的には解決しておらず、そのことをわかっていながら、当面 の問題が解消したことでとりあえず安心する、という心理作用をなんとい うのでしょうか。   調べるための手がかりとしたいので、このような心理作用に名称がある ならば、教えていただけないでしょうか。  例えばこんなことです。連続放火事件があったとします。犯人には特定 の目的はなく、興味本位や、俗に言う異常心理で行動していると考えられ るので、次にどこが狙われるかわからないという不気味さがあるとしま す。現場周辺の人にインタビューをすると「犯人が早く捕まって欲しい、 捕まるまでは不安」と回答しました。しばらくして、犯人が捕まったとし ます。現場周辺の人にインタビューをすると「犯人が捕まってほっとし た、これで安心して眠れます」と回答しました。今回の犯人は付近の住人 の一人で、今まで事件を起こしたことも疑われたこともない人でした。  仮定のつもりですが、こうしたことはしばしば現実に起きていると思い ます。  さて質問したいのは、現場周辺の人の心理作用についてです。事件が起 こることも、犯人も予期できませんでした。だからまた今度いつ起こるか わかりません。明日は別の犯人が別の事件を起こすかも知れないからです。 つまり、問題は本質的には解決していないはずです。それなのに「犯人が 捕まってほっとした、これで安心して眠れます」となるのは、感覚として はわかりますが、でも考えてみれば安心していい理由は別にないことにな ります。こういう心理作用はなぜ起こるのか、が知りたいのですが、その ための手がかりとして、そういう心理作用に名称があるなら教えていただ きたいです。

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noname#101292
noname#101292
回答No.1

考え方の問題かと思いますが、例のような場合、本質的に解決しているのかしていないのかは微妙な問題だと思います。 確かに、放火魔が捕まってもまた同様の事が起きる可能性はあります。 だけどそれを心配していたら暮らせません。 放火されるかも知れないからと家を建てない訳にも行かないし、同様に通り魔にあうかも知れないからと外に出ない訳にも行きません。 死ぬかも知れないからという事で、生きない事はできません。 「起きるかも知れない」という不安のために、必ず来る明日の生活を避ける訳には行きません。それが大抵の人の感覚であって、特殊な感覚ではないと思います。従って名前もないと思います。 「このあたりで最近放火が起きている」というのは、常にある「世の中には放火魔がいる」という潜在的な危険性が顕在化して、現実のものとなっているという言い方ができると思います。 だから用心するし、捕まればひとまずは同じような人が2人近所にいるまいという仮定が一番先に立ちます。可能性としてもそれが一番高いですし、人間は、物事に対してまずは自分が思いたいように思う生き物だと思います。 まあまだ放火魔はいるかも知れませんけど、何が起きるかわからないがゆえに、対処的にやって行くしかない、心配しても仕方ないと、そういう事ではないでしょうか。

green_sheep
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 予期できないことに対する不安について、またはその不安を克服して、ある いは気付かないふりをして生活を続ける、ということについての質問ではな いつもりです。普段から用心するのは当然として、でも近所にそういう人 がいないで欲しい、いないだろうなという期待を持って生活しているのが 普通だと思います。でも、いたという場合、これまで自分には見えていな かったわけで、これからも見えないとすると、近所に二人いるまいと仮定 することは、本来根拠がないですよね。事件が起きる前から近所にその人 はいたわけで、いないと思っていたのがいたわけですから、もういない、 あるいは続けてはいないだろう、と思う根拠はないと、私は思うわけで す。  事件の前と後で確率的には変わっていないはずです。サイコロが連続し て1の目を出す確率は確かに低いですが、次に振った目が1である確率は前 回と同じく六分の一です。これは大人であればわかっているはずのことで すが、それでも続けて1はないだろう、と思ってしまいますよね。  つまり、問題が起きる確率が大きくは変わっていないのに、目の前の問 題が解決するとまるで、問題そのものがなくなったかのようにホッとする 心理作用があると思うのですが、それに名称があるものでしょうか?とい う質問でした。   >「起きるかも知れない」という不安のために、必ず来る明日の生活を避 >ける訳には行きません。それが大抵の人の感覚であって、特殊な感覚で >はないと思います。従って名前もないと思います。  特殊な心理作用ではないので、名前はない、ということですね。

green_sheep
質問者

補足

 放火魔の例を出したので大げさに感じさせてしまったかも知れません。 ただ疑問を感じたきっかけが、通り魔的事件に対する反応からだったので、 犯罪についてのイメージを弱めようと多少ソフト(?)にしたつもりだったの ですが。  いっそゴキブリの出現にすれば良かったでしょうか、1匹をやっつけたから もう現れないと思って安心する心理作用について。ちょっと軽すぎますね。  未知の活断層の上で多くの地震が起きているのに、自分の家が(既知の) 活断層の上でないから安心だ、という心理。近い感じですが、やはり、わか らないことを気にしてもしょうがない、といった部分が出てきそうです。  そうではなくて、小さなことが解消すると、全体の問題が解消したよう な気になってしまう心理作用について、ということなんです。

その他の回答 (1)

noname#42771
noname#42771
回答No.2

 ちょっと例があまりふさわしくなさそうに思われますが。  例の場合、「問題が本質的に解決した」と周辺住民が思っていると思われます。  そもそも、日本全国では放火魔は後を絶ちませんが、自分の日常生活の中に放火魔がいる可能性は低いです。さらに、既に一人出たとあっては、2人も居る可能性はさらに低いですね。そういうことを見越した判断であって、心理とは思えませんが。  例えば、「夏休みの宿題はまだ残っているが、今日の分は終わったから安心」という心理はどう分析されるのでしょうか。  今日の分が終わったなら明日になるまでは何もしなくていい、だから今日中はほっと出来る、という事でしょうか。しかし、頭の片隅に、大いなる「夏休みの宿題」という問題がずっと存在し続ける事は事実ですよね。だから、部分的な安心、とでも言うのでしょうが…

green_sheep
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。 確かに例がふさわしくなかったようです。No.1様へのお礼と補足の中で書い てしまいましたが、サイコロ、ゴキブリ、活断層など、他にも例はあったと、 お二方のご回答を読ませてもらってから考えました。  私としては、いわば今まで見抜けないでいた以上、これからも見抜けない であろうし、だとすれば一難去ったとして安心する理由はなさそうなのに、 実際は安心する、という心理について考えていたのです。連続して起こる 可能性とかその判断とかはあまり興味がなく、むしろ連続して起こるもの を想定していただいても構わなくて、例えば台風でもいいかも知れませ ん。今週来たから、来週は来ないとはいえません。でもひとつが過ぎると 安心します。もう今年は来ないんじゃないか、なんて思います。その心理 なんです。  それは当たり前の心理であって、特に名称などはない、ということなの でしょうね。

green_sheep
質問者

補足

>例えば、「夏休みの宿題はまだ残っているが、今日の分は終わったから >安心」という心理はどう分析されるのでしょうか。 私の質問に、質問で返されても正直困りますが、、、 各部分が集まって全体になっているものについて、その一部分が計画通り 終わっていれば、全体が計画通り終わると考えるのは自然だと思います。 宿題が残っていることはわかっていますが、終わることもわかっています。 だから全然問題ありません。もっともこの場合、計画が挫折するという心配 はありますね。私などそのくちでした。 質問文のできが悪く、価値判断や心構えのほうにポイントがあるように 感じさせてしまうようですので、一旦締め切って改めて質問いたします。

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