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古文の「おぼし出づる所」の説明とは?
- 古文の問題で、「おぼし出づる所」の説明について適切なものを選ぶ必要があります。答えは「通っていた女性の居所」ですが、なぜこの選択肢が正しいのかについて理解できません。どのような理由でこの選択肢が正しいのか教えてください。
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本文の載っているサイトをお示しになっていますが、そのサイトにも現代語訳がありますね。でも下記のサイトの現代語訳の方が分かりやすいかな。 http://www.h3.dion.ne.jp/~urutora/tureduregusa.htm#32 ともかく、兼好はある人に誘われて、月見をして歩き回った。 そして、その「ある人」が、「あそこへ行こう」とお思い出しになった所があった。そして「ある人」は召使いに案内(取り次ぎ)をさせて、家の中にお入りになった。 (「おぼしいづ」という尊敬語が使われているから、思い出したのは兼好ではなく「ある人」です。「入り給ひぬ」も「給ふ」が尊敬の補助動詞です。兼好が自分の動作に尊敬語を使うはずはないから、これも「ある人」が家にはいったのです。) で、兼好はというと、外で待っていた。長々と待たせることもなく適当な時間で「ある人」が家から出てくる。 (「出で『給ひ』」ですから、これも出てきたのは「ある人」) 兼好は遠慮してか、身を隠してその様子を見ていると、家の人は月を長めながら、「ある人」さりげなく見送っている。 (「物のかくれよりしばし見ゐたるに、妻戸を今少しおしあけて」には尊敬語が用いられていない点に注意してください。どちらも「ある人」の動作ではありません。「物のかくれ」で見ている人と妻戸を開けている人はその場所や動作から同一人物とは考えにくいので、兼好が見ていて、「ある人」を見送る家の人が妻戸を開けたままにしていると考えます。) そこで兼好は「家の人が、(事実とは異なって=反実仮想)もし戸をすぐに閉めて家の中に入っていったのなら、まるで「ある人」に早く帰ってほしかったみたいだから、心配りのない嫌な人だと思っただろうけれど、実際はさりげなくいつまでも見送っているのだから、いい感じだな。」と思うわけです。 「ある人」だけが家に入っていって、兼好は外で待っている。出てきた場面で兼好は身を隠している。こういうシチュエーションになるのは、1,2,4では必然性がありません。 「ある人」が恋人に会う。その恋人と面識のない兼好は遠慮して外で待つし(「ある人」の方が、ちょっと用があって会ってくるから、済まないが待っていてほしいと望んだのかもしれません。)、その人に気遣いをして身を隠す……ということだと思います。
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- maho-maho
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あげられているサイトに現代語訳へのリンクがありますがそれでも駄目でしょうか? 文章の後半は女性について書いてありますよね? その流れからも3番かと。
お礼
maho-mahoさん ありがとうございます。 今のところまだ考え中です。 がんばりたいと思います。。
お礼
kogotokaubeweさん ありがとうございました! とてもわかりやすくて感謝しております。