ANo.4です。
えー?と思いました。
どう考えても、大丈夫ですよー(^^;)
まず、採点する大学の教員は文部科学省の指導や好みのことなんて知りませんし、もし仮に知っていても、採点のときにまでそれを考慮しないですよ。(問題を作るときには注意することが多いですが。)
普通に考えてちゃんと正しい書き方なら、採点のときに減点しません。ご質問のケースは、普通に考えてちゃんと正しい書き方です。
つまり、「・」(ドット)を使って、内積を表現する書き方は、普通に使われていますし、採点する教員もそれは知っているわけですから、大丈夫です。仮に高校で習っていなくてもです。
文部科学省の指導は、学習内容が難しくなりすぎることを抑えようという意味で、教える側や問題を作る側に対する制限であり、受験生にまでそれを強要し、違う書き方をしたら間違いにしてやろうという意図のものではないです。
また、そんなことはないと思うけど、もし仮に採点者の「流儀」に合わなくても、その理由で解答を間違いにしたら、それは一種の「採点ミス」になります。採点ミスがあれば、採点した人は後で言われると自分が困るから、そんなことはしません。答案はちゃんと数年保存されます。
採点者が有り得ないぐらいの余程のとんちきなら何が起きるかわかりませんが、それは正解でも×にされる心配と同じ話です。
別に反論したいわけではないのですが、採点者の心証を気にするなら、きちんと筋道立てて書いてあるかとか、必要な説明が省略されていないかとか、そちらの方が大事なのであり、普通に使われている書き方をしている限り、それについてまで心証の心配はしなくて良いですよ。(そんなにびくびくしなくてもよいということです。)
> (2)
> (1,2) = とはなります。
> (3)
この書き方は、1行2列の行列と、2行1列の行列の、行列の掛け算で、それはそれで成立っています。逆に、この書き方で「・」を打ったら減点されるかもしれません。普通は行列の掛け算には「・」を打たないので。
一方、(1,2)・(2,3) は、ベクトルA=(1,2)、ベクトルB=(2,3)と定義したときに、A・Bという内積の「・」を使った書き方に、そのまま(1,2)と(2,3)を代入しただけですから、上の書き方となんら矛盾するものではないです。(ベクトルA,Bにはちゃんと上に「→」をつける。大学では太文字にして書くこともあります。)
逆に横ベクトル二つ並べた(1,2)・(2,3)の書き方で「・」が無いと減点される可能性は結構有ります。両方横では、行列としては掛け算できませんし、「・」がないと、どういう演算かが明確ではないので。(内積とは別に「×」を書いて外積というものも存在しています。また全く異なるテンソルの意味にもなりえます。)大学の教科書などで省略されているものもありますが、初学者はきちんと書いたほうがよいです。
「・」を使わない場合には、((1,2),(2,3))の書き方でも内積になります。
なお、英語でも「内積」(inner product)のことを、dot product ということもあるし、外積を cross product と言うことがあるぐらいです。ちゃんと辞書(物理・数学専門の用語辞典)にも載っています。
ちょっとくどくなりましたので、もうこれ以上書きませんが、結論として、横ベクトル二つ並べて内積にするなら「・」を打たないと間違いになりますし、逆に「・」があれば、書き方について心配する理由はありません。他意はございませんので、どうぞあしからず。
お礼
ありがとうございます。情報開示もあるので,大学受験では減点されそうには内容ですね。 ((1,2),(2,3))ははじめてみました。