- ベストアンサー
英文の倒置について
倒置の次の文の"did"はどうし出てくるのでしょうか。教えてください。Little did I dream that I could climb Mt. Fuji.
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
英語は文の順序が、主語、動詞、間接目的語、直接目的語、副詞と固定しているかのイメージがありますが、実はもっと緩やかなルールがあります。それは、「動詞は文の要素の2番目にくる」というルールで、80%以上の倒置文は、これで説明がついてしまうのです。 まず、見慣れた文章をひとつ。 There is a ball. Thereは主語ではなく、副詞であることに注意してください。二番目に来るisが存在するという意味の動詞ですね。最後のa ballが主語です。 つまり、これは、副詞、動詞、主語という順番の文なのです。 これをちょっと拡張して、 There in Japan is no Burger King store. としてみましょう。 最初のThere in Japanが副詞のカタマリで、「あちら日本では」となります。二番目の文要素はisですから、存在するという意味の動詞ですね。で、最後のno Burger King storeが主語。 これで「あちら日本側にはバーガーキングの店はない」という文の出来上がり。 Little did I dream that I could climb Mt. Fuji.という文について言えば、最初のLittleが副詞になっていて、「ほとんど~することはない」の意味だと思えばいいです。didが文の2番目の要素で動詞ですね。ただ、ここは通常の動詞ではなく、強調のための助動詞になっています。次のIが主語で、最後のdreamが助動詞didを受ける本動詞だと思えばいいです。つまり、that以下のようなことはほとんど夢にも見ていなかった、という文になっています。
その他の回答 (3)
- ichiromari
- ベストアンサー率23% (163/683)
倒置の次の文の"did"はどうし出てくるのでしょうか。教えてください。Little did I dream that I could climb Mt. Fuji. 英文は 主語+動詞~ の語順で始まります。主語以外のものが文の始めに来たときは、主語以外の語+動詞+主語~の語順になります。(例外もありますが、基本的にはこの語順と思ってください。) もし did を使わなかったら、 Little dreamed I that I could climb Mt. Fuji.という文になります。この文を読んでみると、リズムも悪いし、文のしくみもよく分からないと感じるでしょう。そこで、すぐに倒置文だと分かるように、疑問文で使う did I dream という形にすると考えてください。Little dreamed I としてしまうと、いかにも I が不自然です。この did は動詞ではなく、助動詞です。
- trgovec
- ベストアンサー率52% (2538/4879)
否定語(とある決まった言い回し)が文頭にある場合、主語と動詞が入れ替わるという規則があります。 Never was I... Nothing had I said... 動詞が一般動詞の現在や過去の場合、そのままひっくり返せず do/does/did を主語の前に出して動詞は原形に戻します。 Never did I see... Nothing did I say... (Well do I remember...) 結局これは疑問文を作る語順と同じことになります。もちろん?もないし抑揚も平叙文なのでこれだけで疑問文と勘違いされることもありません。 一般動詞は come や go を使った慣用表現(Here comes.../There goes.../Dowm came...など)以外では主語の前に出せない、むしろ出したくないという感覚があり、それでも倒置が必要な場合このような形をとります。 Little did I dream...では did I が倒置という条件を満たす一方 I dream が原形ではあっても一応SVらしき語順になっており、一般動詞が主語の前に出ることを防いでいます。
- forest12
- ベストアンサー率40% (18/45)
この場合のlittleは、特定の動詞の前について、「まったく~ない」「少しも~ない」を示す否定の副詞です。 ですから、倒置を元に戻すと、 I little dreamed that I could climb Mt. Fuji. ということであり、「富士山に登れるとは少しも考えたことはない」という意味です。 ここで、文頭に否定の副詞(副詞句・副詞節)を出すと、後の文は疑問文と同じ語順になる、という法則があります。 つまり、「否定の副詞+助動詞+S+V」になるのです。 他の倒置、例えばCVS型の場合は、主語と動詞が入れ替わるパターンなのですが、否定の副詞の場合このように特殊な形になります。 ですから、I dreamedはdid I dreamへと変化するわけで、倒置の一種ですから疑問の意味はありません。 本当に、少しも、思ったことはない、という強調の気持ちが出ています。