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「身を粉にする」ってなんで「こ」と読む?
「身を粉(こ)にする」と 「煙(けむ)に巻く」ってなんでこう読むのでしょうか? 前者のほうは「火の粉」の「こ」だからと『問題な日本語』の著者の書いた本で読んだことがあるのですが、それは「こな」と読んではいけない理由にはならないと思うのですがどうでしょうか? それから後者のほうで、「けむり」と読まないのは何故でしょうか? 回答お願いします。
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「身を粉にする」や「火の粉」の粉(こ)は、粉(こな)の雅語形でして、 詩歌(短歌、俳句)や古文・文語に用いられています。 それが慣用句として、現代の口語に取り入れられています。 ちなみに「雅語」の対義語は「俗語」です。 「小麦粉」や「そば粉」の粉(こ)は、粉(こな)の造語形でして、 他の言葉と合体させるために用いられています。 「煙(けむ)」は、煙(けむり)の口頭語でして、単に略しただけです。 たぶん「けむにまく」「けむになる」の語呂がよいからでしょうね。
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- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
>>> それから広辞苑ですが、電子辞書で調べてみたところ、「粉(こ)を吹く」と載っていました。 見落としていました。ごめんなさい。 今、再び広辞苑を引きましたら載っていました。 (前回引いたときは用例だけ見たため見落としました。 用例としてではなく追込項目として載っていました。)
お礼
わざわざありがとうございます。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
>>> ちょっと分からないことが出てきたのですが、 「粉(こ)を吹く」は「こな」とは読まないのでしょうか? 大抵の辞書では「こ」と出ていたのですが、日本語シソーラス辞典で「こな」とも載っていたもので、混乱してしまいます。 分かりません。 ただ、 広辞苑には、「こをふく」も「こなをふく」も載っていません。 新明解国語辞典およびgoo辞書(大辞林)では「こをふく」はありますが「こなをふく」は載っていません。 ですから、「こをふく」にしておくほうが無難です。 なお、追加情報ですが、 新明解国語辞典によると、 「こな」の「な」は接辞である、との説明があります。 これは、「こ」に「な」を付けて「こな」という言葉ができたということを 意味しているものと思われます。
お礼
迅速な回答ありがとうございます。 大辞泉、大辞林、広辞苑で「こ」でしたのでおそらく誤記ではないかと思います。 それから広辞苑ですが、電子辞書で調べてみたところ、「粉(こ)を吹く」と載っていました。
- monju-9132
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何故に、と言われても、昔からそう読んでいるから、というのでは納得できないでしょうか。 「小麦粉」は、「こむぎこな」と読まずに、どうして「こむぎこ」と読むのか。 「煙たい」は、「けむりたい」と読まずに、どうして「けむたい」と読むのか。 そう問われても答えようがないのと、結局は同じことのような気がしますが。 とはいえ、ANo.3の方が答えておられるように、日本古来からの五七調に適うように、というのが、一番の理由だとは思います。 また、ANo.2の方が答えられているように、「身を“こな”にする」と言えば、今の感覚でいけば、粉砕器で体を粉々にしてしまうように思えますし、「“けむり”に巻かれる」と言えば、朦々と立ちこめる煙に巻かれて立ち往生している情景が浮かんでしまいます。 そういう意味では、「粉(こ)にする」「煙(けむ)に巻く」といった慣用句的表現をする方が、実際に起こったことと区別できてよいのではないでしょうか。
お礼
お礼が遅くなりました。 「こ」と読む特徴として、接尾語的に使われる場合があると辞典で調べてみたら載っていました。 あえて一般的に使う読みを避けることによって慣用の感じを出すっていうのはなるほどと思いました。
「~(に)する」は口語体だけど、文語体では「~(に)す」であることはご存知ですか? だから、「身を粉にする」の文語体は「身を粉にす」です。 それから、日本の詩歌(俳句、短歌、川柳、都々逸等)では七五調とか五七調が定型です。それに外すと字余りとか字足らずと表されますね。 [参考URL]のページの中ほどに「身を粉にすとも」を含む短歌を見てください。 この「粉」を「こな」と読むと8音の字余りとなって調子が良くないので、「ミヲコニストモ」(7音)と読みたくなります。 その下に短歌にある「打つて粉にせよ」の「粉」も「こ」でないと調子外れになります。 さて… 文語体の「身を粉にす」は「ミヲコニス」が5音で“歯切れ良い”けど、口語体の「身を粉にする」だと「粉」を「こな」と読んだ方が全体で7音になって滑舌(かつぜつ)が良いような気がします。 「煙に巻く」も同様かと。つまり「ケムニマク」の5音で好い調子?
お礼
お礼が遅くなりました。 回答ありがとうございます。 「粉」を漢字字典で調べてみたところ、「こ」と「こな」は共に訓読みでしたので厳然とした使い分けがある訳ではないようです。 回答者さんのおっしゃる音調も使い分けの一つかもしれないと思いました。
- chirobu-
- ベストアンサー率11% (228/2017)
“コナをかける”って言う言葉もありますよね?紛らわしいからじゃないですか?“煙に巻く”は“けむりにまく”だと、なんか本当にけむりが出てきそうで忍者っぽくなるからじゃないですか?私の想像ですけど・・。
お礼
まだ納得いきません。
- goonobaka
- ベストアンサー率26% (73/277)
発音しやすいからじゃないですか。
お礼
そういうもんですかね。
お礼
お礼が遅くなりました。 回答ありがとうございます。 やはり今、日常的に使わない読みを慣用表現として使っているというのが理由っぽいですね。
補足
ちょっと分からないことが出てきたのですが、 「粉(こ)を吹く」は「こな」とは読まないのでしょうか? 大抵の辞書では「こ」と出ていたのですが、日本語シソーラス辞典で「こな」とも載っていたもので、混乱してしまいます。