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中国の鬼は
中国では鬼という表記をすると幽霊のことになりますよね。それで疑問なんですが日本に中国文学(志怪小説など)が入ってきたときから鬼は幽霊だと日本人は解っていたのでしょうか?教えて下さい。解っていた、解っていなかったという明快な答えだけでなくもし解っていなかったならいつ頃から解ってきたのかなど関連したお話もお聞かせください。また、中国では日本で言う「鬼」も「鬼」と表記するのでしょうか?知ってらっしゃる方お願いします。
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興味深い質問なので答える事にしました。 >中国では鬼という表記をすると幽霊のことになりますよね。 幽鬼といわれるぐらいですから、私もそう思います。 しかし日本では鬼は目に見える存在でしたから、中国から渡ってきた鬼は細かくいえば違うでしょう。それに日本では鬼という字を使う前は、モノと呼んでいましたし。だから日本人は中国の鬼=幽霊だと思ってたところもあると思います。 >中国では日本で言う「鬼」も「鬼」と表記するのでしょうか? これはどうなんだろうと思いますね。私的には違うような気もしますが、憶測ですのでまた何か判れば回答したいと思います。
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- shoyosi
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中国では日本で言う「鬼」も「鬼」と表記するのでしょうか?> 中国で発行されている「日漢辞典」などでは日本語の鬼の説明で最初の訳語として「鬼」がありますし、戦争中、日本軍を一部、「日本鬼子」「東洋鬼」などと呼んでいた事情から、現代もそのように表記するものと思われます。
お礼
ありがとうございました。具体例つきでとても参考になります。
- kimosabe
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ご質問前半についての回答です。 詳細は、小学館の「日本国語大辞典」をご覧下さい。 「和名抄」「観智院本名義抄」といった平安、鎌倉期の辞書の記述、さらに、日本書紀での用例が挙げられています。引用できないのが残念です. このような例を見ますと、日本人は、上代から、「鬼」という漢字本来の意味を十分理解していたものと思われます。 牛のような角を生やし、虎の皮のフンドシをつけた、あの「鬼」の姿は、平安期の陰陽道の影響とのことです。 悪霊が出入りする方角「鬼門」は、北東の方角をさしますが、北東は「丑寅(うしとら)」の方角、この「丑寅」からの連想で、上記の鬼の姿ができあがったという話を聞いたことがありますが、・・・・・・。
お礼
ご回答ありがとうございます! 今図書館にいますので小学館の「日本国語大辞典」を見てみますね。 やはり「鬼」という言葉の意味を理解していたのですね。陰陽道の影響であの鬼の姿が出てきたのか・・・。そういえば私も「丑寅」からの連想で、鬼の姿ができたと聞いたことが有ります! 皆さんのお話を参考にもっと調べてみますね。
現在中国で「日本でいう鬼は表記しようにも、ありません」(節分や社会主義以前の歴史表記残存は「台湾」です) 質問の回答にはスペースが不足(私は元々長文回答の悪癖持ちなので余計に) 個人的には、中学時代に「鬼の研究」(馬場あきこ/三一書房)を、当時は文庫に入ってたので読みました。 ただし、現在の方が不思議と研究書の数・解明は進んでます。 以下紹介: http://www.people.or.jp/~yoshiyasu/ 変わったHPです。検索で無数にヒットする中では「グッド」 オマケ:京極夏彦の作品「魍魎の匣」(節分など)このシリーズに「鬼」周辺事項多数説明あり。「塗仏の宴/宴の始末」までの発売済です。「鬼を含め、その他様々な「漢字上の妖怪」が日本渡来以降歴史的に変容の経過」が詳細にあります。(蛇足でした) ちょっと質問内容が多すぎ!では?(ゴメンなさい) では~♪♪♪
お礼
早速のアドバイスありがとうございます。参考にさせていただきますね。 HP見に行きました。論文がとても参考になります。京極夏彦さんの本も読んでます。「鬼の研究」も図書館に有りましたので借りてよみますね。 質問内容多すぎですか?すみません・・・。(汗)聞きたいことがたくさん有ってまとまりませんでした。それでもお答え下さって嬉しいです。
お礼
アドバイスありがとうございます。「鬼という字を使う前は、モノと呼んでいました」というのがとても参考になりました。中国の鬼=幽霊という認識があったんですね。また何か判明しましたらご回答ください。よろしくお願いいたします。