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中国文学や古典を好んで読んでいます。

私は中国文学(怪異小説が殆ど)、漢詩(唐詩選、陸游、詩経)を好んで読んでいる者です。 それで気になった事なのですが、目加田 誠先生や中国文学を訳した方々はやはり中国文学系を専ら読みまくったのでしょうか?

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  • ベストアンサー
  • Reynella
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回答No.1

中国文学者だからといってみんながみんな「専ら」中国文学を読んだわけではありません。 目加田先生は、大正時代の旧制官立高校で教育を受けた方です。当然ながら、英語+仏語/独語、西洋哲学、西洋史の本も読んでいたでしょう。なにしろ必修科目ですし、当時の大流行、これらを語れないものが高校生だなんて言えない時代でしたから、カント、ヘーゲル、ショーペンハウエル、一通り読まれた筈ですね。またご自身で歌集「残燈」を出版されていますから、万葉集などをはじめとする日本の和歌にも親しまれたでしょう。「あたかもわが国の古謡を読むかと錯覚するほどに見事な日本語に移されていて」と評されている方が、日本の古典に親しんでない訳は無いと思いますね。 残雪の翻訳・研究で知られている近藤直子さんなんて、大学は東京外大の英米語科ですから当然大学院で中国文学をやると決めるまでは英米の文学をたくさん読んでます。 もちろん、中国文学の泰斗と仰がれた吉川幸次郎先生のように、旧制中学生だった頃から中国文学に傾倒した方もいます。中学時代すでに「史記国字解」を読破、ってねぇ・・・でもその師となった狩野直喜という方は帝大に入る前は、むしろ英語と数学をメインに学ばれているので、中国文学しか読まなかったわけではありません。

noname#261049
質問者

お礼

ありがとう

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