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歴史学に古典文学を利用するとしたら?
ちょいと暇だったので本を読んでたら歴史学には文学関係のものは一切使わないと思っていましたがどうやら全く使わないというわけでもないみたいなんですね。少し驚いたんですけど歴史学に古典文学を使う方法は当時の生活を知るぐらいは思いついたんですけど他にどんな風につかってるんでしょうか?
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他には、当時の政治状況を知るというのがありますね。 例えば、ダンテの『神曲』。 この物語には、ダンテの立場からダンテの視点で様々な政治的人間関係や事実が描きこまれています。 もちろん、『神曲』だけではダメで、他の史料からダンテの置かれた立場や、ダンテの他の著作からダンテの思想をくみ取り精査する必要があります。 他にも、トマス・モアの『ユートピア』やセルバンテスの『ドン・キホーテ』なんかも当時の政情を反映されています。 風刺画や風刺詩が流行り出すのは近代以降ですけど、中世以前にもやはり似たようなことは行われていました。 また、作者自身がそれなりに政治に関係していることなんて当たり前の時代でしたから、一級史料となり得るものもあります。 しかし、問題となるのは語り継がれる(現代でいうと増刷に増刷を重ねる)ことで、誤写がある場合があり、いつ誤写されたのかや、意図的にされたのではという問題が出ることもあります。(もちろん、文学作品に限ったはなしではありませんが) まぁ、こんな感じだと思いますが参考になれば幸いです。
お礼
なるほど個人の視点便りとはいえ当時の政治がどう思われてたかも 分かるんですね 情報は劣化するというのは古今東西同じですね 回答あるがとうございました