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which節の動詞は?

この文章のwhich節内の動詞が分からず、構文が分かりません: When the Berlin Wall fell in 1989, there was no agreement on which former Communists countries to let into the club. which節は、本来、which former Communists countries can let into the club で、 旧共産主義国家がそのクラブにはめ込む(let into)ことが出来る(合意) かな、と思ったのですが、なにか変で、、。 どなたか、構文と意味を教えてください。

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  • Parismadam
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回答No.4

こんにちは。7/5のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。 関係代名詞、間接疑問詞、両方の回答が出ているようですが、ここは間接疑問詞のwhichになります。 この疑問を解く鍵は、文中のon、冠詞の使い方にあります。 1.whichが間接疑問詞になる理由: (1)このonは名詞を受ける前置詞です。 (2)このonは「~に関する」という意味で、すぐ前の名詞agreement「同意」にかかり、「~に関する同意」という意味になります。 (3)前置詞は名詞を従えますから、on以下は名詞(名詞句、名詞節)になっていなければなりません。 (4)つまり、which以下は名詞節として、「~ということ」になっていなければならないのです。 (5)ここは、「どの共産主義が、そのクラブに入れるかということ」という意味になり、whichは名詞former Communists countriesにかかる疑問形容詞「どの」、と考えるのが妥当です。 (6)ちなみに、このwhich節内のtoは「~するべき」「~したらいいか」といった意味で、which to take「どれをとるべきか」、how to do「どうすべきか」などの疑問詞と一緒に使われるto不定詞と、同じ種類の不定詞になります。 2.このwhichが関係代名詞にならない理由: (1)which節内の名詞former Communists countriesに定冠詞theがついていないからです。この名詞は「旧共産主義国家」と特定していますから、主語であれ目的語であれ定冠詞がつかなくてはなりません。ついてないということは、その前にこの名詞にかかる形容詞があるということです。つまりwhichが(疑問)形容詞として、この名詞を修飾しているということです。 (2)形容詞ならば、関係形容詞も考えられるのでは?だとすると先行詞はagreementになります。それをwhichに組み込んで、「同意の旧共産主義国家」では意味をなしません。 (3)また、関係代名詞だとしたら、先行詞はletの目的語になっていると考えられます。let A into Bは「AをBに取り入れる」という意味の他動詞ですから、目的語が必要です。ここでは関係詞内にそれがないので、目的語は先行詞agreementということになります。しかし、「旧共産主義国家が、同意をクラブに取り入れる」では意味がしっくりきません。 (4)on whichを=whereという関係副詞ととれるのでは?という可能性に対しては、以下の理由で、却下されます。 1)名詞に定冠詞がないこと 2)先行詞agreementをon whichに組み込むことはできません。「同意して」の前置詞はin、「合意の上で」の前置詞はbyになり、on agreementとはならないからです。つまり、このonはon agreement「同意して」のonではなく、agreement on「~についての同意」のonと考えるのが妥当になります。 3)仮に、前置詞agreementをon whichに組み込んで関係詞の中に戻したとしても、letの目的語がなくなります。former Communists countriesがletの目的語だとすると、今度は主語がなくなります。つまり、節内の文が完成しないので(節ではなく句であることは考慮した上で)、ここは関係副詞にもなりません。 以上より、このwhichは間接疑問詞(疑問形容詞)として名詞句になっていると考え、意味は「どの旧共産主義国家をそのクラブ(西側)に導入するか、についての同意がなかった」となります。 以上ご参考までに。

USNA
質問者

お礼

いつもながらのご丁寧な回答、ありがとうございました!今回は、こんなにも文法の論理で文意を判別出来るんだ!と感動さえしました。特に「2.このwhichが関係代名詞にならない理由:(1)」は圧巻でした!

その他の回答 (3)

  • jayoosan
  • ベストアンサー率28% (929/3259)
回答No.3

この英文を理解するには、当時の周辺事情を思い起こしてください。 ベルリンの壁は、ソビエト影響下の東ドイツにあって、西側を守るため(別の意味では、貧困の東ドイツからの難民が入らないように)築かれていたのです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%A3%81 ドイツは西ドイツと東ドイツに分かれており、さらにベルリンは東ドイツにあったにもかかわらず、ベルリンの西側(地図で左側)を英米軍が、東側を(右側)をソビエトが支配下においていました。つまりベルリンの中でも壁のある西ベルリンは、共産主義である東ドイツの中に浮いた孤立した島のような地域でした。 すぐ右にある東ベルリンは、ソビエト影響下にあるので、ドイツ周辺の共産国と同じ道を戦後歩んできました。 現在の中国と北朝鮮のように、同じ仲間という意識があったと同時に、どの国もどうやって貧富の差、貧困、失業から逃れられるか、同じ課題を抱えていました。逆にベンツやBMWで有名な西ドイツは豊かになっていきました。 さてここから英文の意味にもどります。 1989年のベルリンの壁崩壊のときには、別に東ドイツを西ドイツに還すと決まっていたわけでもなく、西ベルリンを共産主義である東ドイツに譲ると決まっていたわけでもありませんでした。 実は、東ドイツ共産党幹部の勘違いで、記者発表において「東ドイツは国境を即刻開放します」と述べため、西(つまり資本主義側)に行けると思った市民が押寄せ、同時に壁も意味がなくなったとして壊されたことにより、結果的に開放されて、その後東西が統一されるという、「勘違いと偶然が引き起こしためずらしい歴史イベント」でした。 http://www.tisen.jp/tisenwiki/?%A5%C9%A5%A4%A5%C4 http://kamomiya.ddo.jp/%5CSouko%5CC05%5CHoneka%5CKabe.htm ですので英文は、 When the Berlin Wall fell in 1989, there was no agreement on which former Communists countries to let into the club. 「1989年にベルリン(西ベルリン)の壁が落ちたとき、そこには以前からある共産主義の国々が、(西側資本主義の国々の)クラブ(仲間)に招かれるという合意があったわけではなかった。」 agreement on~「~に関する協定, 合意」という成句 onはwhich は which 以下の節全体にかかっています。 その文の前後がわかりませんが、1989年時点においては壁が崩れた(正確には民衆によって壊された)だけで、まだ東西ドイツの統一も決定していませんでしたし、周辺の共産国がどう東側ドイツと共存していけるか、共産主義を撤廃できるかというのも、何も決まっていなかった。 そのどれかを表しているのだと思います。 (文章の前後で、どれかが当てはまると思います。) 周辺国がソビエトの支配下を離れはじめ、その後ソビエトが消えたのは、それからまだ2年(1991年)待たなかればなりませんでした。

USNA
質問者

お礼

早速のご回答を、ありがとうございました!おかげさまで、文意からも、構文を理解できることが出来ました!

回答No.2

疑問詞+不定詞の形で,全体で名詞の役割を果たしています。 I don't know which book to buy. 「どちらの本を買ったらいいのかわからない」 which book to buy 全体で,know の目的語になっています。 which や what は後に名詞を置いて,形容詞的に用いることができます。 ここでは which former Communists countries to let into the club という名詞のかたまりが,agreement on ~という前置詞 on の目的語になっています。 「~に関する合意(がなかった)」 former Communists countries の部分は, let O into the club「O をクラブに入れるのを許す」 の目的語 O が前に出たものでしょう。 which book to buy の (which) book が buy の(意味上の)目的語になるのと同じです。

USNA
質問者

お礼

いつもいつもご回答いただき、ありがとうございました!納得いたしました!

  • mgsinx
  • ベストアンサー率36% (83/228)
回答No.1

whichは関係代名詞のwhichではなく、間接疑問のwhichではないでしょうか? 「agreement on ~ ~に関する協定(合意)」 ととらえると、構文は以下のようになります。 There was no agreement on [which former Communists countries to let into the club]. []の中の文は、I don't know which button to push.と同じ構造です。

USNA
質問者

お礼

早速のご回答を、ありがとうございました!例文、とても納得しました。

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