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正規分布の3σ以内の確率
質問させていただきます。 ふと気になって、手計算で正規分布の確率密度関数において3σまでに入る確率を求めようと思ったのですが、置換積分(の積分範囲)がうまくいきませんでした。 一般的にこのような積分は数値計算以外では不可能でしょうか。積分範囲が無限大なら積分可能なのはわかるのですが・・・。 よろしくお願いいたします。
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exp(-x^2)の形の関数の原始関数は初等関数になりません。 よって原始関数を求めてから値を出すのは無理かと思います。 ∫exp(-x^2)dx = sqrt(π)*erf(x)/2 とすれば積分できなくもないですが、erf(x)の定義が (d/dx)erf(x) = sqrt(π)/2∫[0→x]exp(-t^2)dt ですので、具体的にあらわしたことにはなっていません。 しかし、不定積分は単にグラフの下の面積を求めているだけなので、erf(x)の値を数値積分で計算することはできます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、誤差関数erf自体が微分によって定義されているのですね。大変勉強になりました。 求める手段は、数値計算しかないということで、maximaを入れて計算してみました。 sigma=1.0として、 「romberg(sqrt(2/%pi)*%e^(-0.5*x^2),x,0,3);」 を計算したところ、0.99730020437485と出ました。 つまり、99.73%です。 しかし、不思議なことにGoogleで「正規分布 99.73」と「正規分布 99.74」と検索すると、どちらも同じぐらいヒットするので、案外3σ以内の確率は99.74%だと信じてしまっている人もいるかもしれませんね。 どうもありがとうございました。