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Control構文とRaising構文について
こんにちは。 学校で、Control構文とRaising構文というものについて学んだのですが、結果としては動詞が目的語とか主語にくる名詞のタイプに制限を設けているのかということなんですよね。だけど、いまいち、その見分けなければいけない目的が分からないのです。また、意味を考えて判断しないといけないその曖昧さ(判断する人によってその文意が通る通らないと意見が割れるところ)というか、そこにも何のためにやるものなのかととても謎めいてしまっています。 なので、このControl構文とRaising構文を考えると、どのようなことに繋がっていくのか教えてください。よろしくお願いします。
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>その見分けなければいけない目的が分からない そういわれてもねぇ。 役に立つかどうかと言うより、動詞の性質の記述なのでね。 でも、思いつくままに。 1. Raising 述語は虚辞をとる。 It seems that he is right. There seems to be a spy here. I believe it to be true that he is right. I believe there to be a spy here. 2. Raising 述語はイディオム切片をとる。 The fur is likely to fly. I expect the fur to fly. 3. 古英語などいくつかの言語で、like などの動詞は主語に与格(間接目的語の格)をとる。 Him likes the song. Raising に組み込まれても、変わらない。 Him seems to like the song. これは like の主語の位置から seem の主語の位置へ移動したことを表す。 4. Raising は構造の決定に役立つ。 英語では John seems to himself to be right. と言える。ここで himself は John の痕跡を c-統御してはいないはず。さもないと、束縛原理Cに違反してしまう。 ゆえに、to himself は PP で、himself が John の痕跡を c-統御するのを妨げているはず。 一方、イタリア語では John seems to Mary to be right. とは言えない。イタリア語の to Mary は PP ではなく NP であり、NP 移動の起点と終点との間に他の NP があってはならないという最小性条件に違反すると考えればよい。 5. seem や appear の後に現れる that 節は主語ではなく目的語である。 ゆえに、 ○It seems that he is right. ×That he is right seems. (その意味では certain は例外 It is certain that he will win. He is certain to win. That he will win is certain. いずれも可能) 6. seem や appear が主語をとらないと言うことは非対格動詞と言うこと。実際その振る舞いは非対格動詞そのものである。 (詳しくは省略。授業を聞いてね。そこまではやらないかな)
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私は英語の専門家ではありません。どんな構文がControl構文なのか或いは Raisingなのか例文を示してくださると、あなたの質問の内容を理解できるかもしれません。
補足
こんにちは。 Raising構文あるいはControl構文とは、一見文章を見た感じでは、同じように見えるのですが、その文章の深層構造では名詞に対して制限をかけているといったものです。 例えば、S believed him to be innocent.とS persuaded him to be kind.の文章では、一見、himは目的語であるように見えるけれども、believeのhimはもともと深層構造では目的語としての役割を与えていなくて(Raising構文)、persuadeはhimに対して受け手としての役割を与えている(control構文)といった感じです……。
お礼
回答ありがとうございました。 また、お礼が遅れてしまったことを深くお詫びいたします。 そうですね。上のような特徴がありますよね。