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公共投資によるIS曲線の右シフト

連続した質問で誠に恐縮ですが、お願いします。 公共投資によってIS曲線は右にシフトするという説明があります。このことについて教えて下さい。この右シフトは同じ国民所得における利子率の上昇を意味していますが、公共投資によって市場に資金が供給されれば、一般に利子率が下がり、左にシフトするように思ってしまいます。実際は逆のようですが、これはどう理解すれば良いのでしょうか。お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • enterson
  • ベストアンサー率100% (3/3)
回答No.1

国民所得(Y)は消費(C)+投資(I)+政府支出(G)で表されます。 つまり、政府支出(G)が上昇すると国民所得(Y)も上昇します。 なので同じ利子率のもとでは国民所得の上昇によって IS曲線は右へシフトする、と考えるのはどうでしょうか。

haru84
質問者

お礼

ありがとうございます。 確かにY=C+I+Gであれば、YとGは正の相関関係ですね。 ここで、公共投資によって「LM曲線」が右にシフトならわかるのですが、同じYの増加でも、IS曲線の右シフトというのがどうも苦手でした。 IS曲線で、 >「同じ利子率のもと」では国民所得の上昇によって右シフト という解説は分かりやすかったです。 公共投資で国民所得が上昇してもなお利子率が変わらないということがあるのかなど、考えると再び訳が分からなくなってしまいそうですが、ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • dynamic-m
  • ベストアンサー率65% (27/41)
回答No.2

ISは,利子率を所与とした所得決定理論 LMは,所得を所与とした利子率決定理論 です. 質問者さんは,それを混同していて,ISで利子率を決定しようとしているということです. ISLMは中核となるツールにすぎません. 公共投資で市場に資金が供給されるとありますが, 税金を取って,それをまた公共投資するので,マネーは一定であると考えたり,日銀引き受け国債や市中消化の国債を発行した財政支出するケースとかがあります.その段階で,財政支出とマネーの増加の関係をISLMで論じることができます.初級中級のマクロテキストに載っています.

haru84
質問者

お礼

ありがとうございます。 ISは,利子率を所与とした所得決定理論 LMは,所得を所与とした利子率決定理論 このあたりの定義が全く分からず混乱しておりました。上級一般教養レベルの試験勉強で初めて経済学問題を解くため、やはり厳しいかもしれませんね。分野外からの受験のため、一度教科書などを読む必要がありそうです。ISLM分析には、前提条件の詳細な検討、設定が必要ということは有益な情報でした。たしかに、「銀引き受け国債や市中消化の国債を発行」など、条件によって結果は全く異なることは明らかです。問題集では一文結論や一文問題が多く、その点で初学者は混乱するかもしれませんね。ありがとうございます。

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