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IS-LM曲線にかんしての質問

IS-LM曲線に関して質問です。 IS-LM曲線においての利子率が債券の利子率とすると、LM曲線については理解できますが、IS曲線についてはよく理解できません。 最初はIS曲線での利子率はお金を借りる利子率と考えていたのですが、それだとIS-LM曲線を考える時に違う意味の利子率を扱うことになってしまいおかしいと思い質問しました。 IS曲線の利子率を債券の利子率として考えると、投資量はいくら利子率が変化しようが投資量が変化しないように思うのですが、どう言うことでしょうか… 教えていただけますと助かりますm(_ _)m

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回答No.2

>社債と国債の利子率と、金利の利子率とは別のものですよね? あたかも同じ利子率としてみているようであるのはどう言うことでしょうか? 「金利の利子率」とは何ですか?「金利」という言葉は、経済学でいう「利子率」の俗語です。利子率のことを世間では金利というのです。英語では、「金利」も「利子率」もinterest rate(あるいはinterest ratestsと複数)で、同じ言葉で、区別することはありません。 たしかに現実の世界では、市場(金融市場)にはたたくさんの金融商品があり、それに対応してたくさんの利子率があって、ただ一つの利子率が支配しているわけではありません。政府が発行する債券(国債)ですら、償還が40年の超長期の国債から、長期の10年国債、中期の1-6年の国債、短期の1年あるいは6か月あるいは3か月の短期証券までたくさんの種類があり、利子率はそれに応じて異なるし、企業が発行する社債にいたっては発行する企業の数ぐらいの利子率が存在しているでしょう。また、銀行が企業に貸し付けるときに企業が銀行に支払う貸出し金利もある。さらには、個人が銀行から借りる住宅ローンの利子率もあれば、サラ金から借りる利子率もあって値は異なるのは事実です。にもかかわらず、通常のマクロモデル(ケインジアンのIS-LMモデルを含む)では、金融市場には「債券」と呼ばれるただ一つの借り手が発行する債務(したがってただ一つの利子率)が存在して、すべての異時点間の取引はそれを通じて行われるかのように仮定されている。モデルというのは、現実の経済を抽象化=単純化した世界ですから、そういった単純化が許されるかどうかは目的によるのです。現実の財市場ではそれこそ何千、何万という種類の財・サービスが取引され、さまざまな価格が成立しているのに、マクロモデルの財市場では、「GDP」と呼ばれるただ一つの財が生産され、物価水準と呼ばれる単一の価格のもとで取引されて、民間部門で消費されるか(消費支出)、企業によって投資として資本蓄積されるか(投資支出)、あるいは公共財として利用されるか(政府支出)している。現実の労働市場には熟練、非熟の」さまざまなタイプの労働が存在して、さまざま形の賃金形態があるのに、モデルではただ一つの「労働」と呼ばれるただ一つの生産要素が取引され、「賃金」と呼ばれるただ一つ価格が存在するだけである。繰り返しますが、これらはすべて現実からの抽象化=単純化であって、正しいかどうかは答えをもとめている問題によるとしいかいいようがないのです。

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回答No.1

>IS曲線の利子率を債券の利子率として考えると、投資量はいくら利子率が変化しようが投資量が変化しないように思うのですが、どう言うことでしょうか 投資支出は利子率のの影響を受けないなら、不況期に中央銀行はなぜ金利を引き下げようとするのでしょうか?投資を増やし、景気を活発化させようとしているからなのはいうまでもないでしょう!社債を発行して市場から資金を借り入れて設備に投資ししようとする企業にとって投資をすべきかどうか、するならどのくらいの投資を行うべきか決定するに際して、金利が高いか、低いかは決定的でしょう。たとえば、最近のOKwaveの質問(↓)  http://okwave.jp/qa/q8650172.html の私の回答を読んでください。ここでの投資プロジェクトは金利10%では実施されないが、たとえば金利がゼロなら、この投資の期待利益(の合計)の現在価値は1210億円となり、設備費用1200億円を上回り、投資は実行されるのです。 IS-LMモデルは非常に単純化された仮定のもとに設定されたモデルです。モデルの主体は、(代表的)消費者、(代表的)企業、そして政府の3つからなる。企業はモデルにおける単一の財(GDP)を労働と資本を用いて生産し、資本(設備)に投資するために債券(社債)を発行する。消費者は、企業に労働を提供し、得られた賃金等の所得(および資産から得られる利子所得)を支出して、財を購入する(消費)。所得の余った部分(貯蓄)を債券(社債・国債)の購入に充てる。政府は公共財を提供するため、税を徴収し、税収では足りない部分をカバーするために国債を発行する。この単純なモデルでは、企業が投資のために発行する社債と国が発行する国債とは、購入者である消費者にとっては完全代替的資産であり、したがって市場には単一の利子率(国債と社債は同じ利子率)が支配すると仮定されている。社債と国債が資産保有者の眼からみて完全に代替的な資産なら、利子率が社債と国債の間で異なることはできない。利子率のの変化は消費者の消費と貯蓄の決定にも、企業の投資にも、上で述べたように、影響するのです。

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質問者

補足

社債と国債の利子率と、金利の利子率とは別のものですよね? あたかも同じ利子率としてみているようであるのはどう言うことでしょうか? 度々申し訳ないです。

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