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ゴムの伸びは熱力学的にみると?
ゴムの伸びが熱力学的にみると理想気体の圧縮に類似していると聞いたのですが、それはなぜなんでしょうか? よろしくお願いします。
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ranx さんのおっしゃるように,エントロピーが関係しています. 理想気体を圧縮すると,気体分子の位置の自由度が減りますから, エントロピーが減少します. で,断熱的に圧縮すると,温度が上がります. ゴムは,分子が折りたたまれたようになっていますので, 引き延ばすとエントロピーが減ります. 極端な話,畳まれている部分がないようになるまで延ばせば, 状態は1通りですから,エントロピーは最低値のゼロになります. エントロピーが減るという点が類似点でしょう. 上の議論から分かりますように,ゴムを急に引き伸ばすと温度が上がります. ゴム弾性の名著として 「ゴム弾性」(久保亮五著) があります. この本は長く絶版になっていて幻の名著といわれていたのですが, 数年前に裳華房から復刻されました.
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- ranx
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回答No.1
どちらもエントロピーを減少させるので、 閉じた系で自然に起こることはないという ことでしょうか。
質問者
お礼
どうもありがとうございました。
お礼
分かりやすく説明していただきありがとうございました。 さっそく本を探して読んでみたいと思います。