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sophisticateは英語ですよね?
パリに暮らしていた人の本を読んだんですが、「ソフィスティケートとという表現は必ずしも褒め言葉ではない」というようなことが書いてありまして、理由はこの言葉には気取っているというような意味があるからとのことでした。 だからそれに変わって「ラフィネ」を使った方がいいとも書いてありました。 パリの感覚なのか?英語圏でも同じなのかが知りたいです。 「ナイスガイ」はお人よしってイメージなので「クールガイ」を使いなさいっていう感じなんですかね?
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はじめまして。 1.英語のsophisticate: (1)語源はギリシャ哲学のsophism「奇弁学派哲学」から派生した動詞です。もとは「奇弁・へりくつ・こじつけ」といった意味から、修辞学的な意味を持つ学問です。 (2)動詞の意味は(1)の原義を汲み、 1)純真さを失わせる、世慣れさせる、気取らせる 2)複雑にする、精巧にする 3)奇弁でごまかす、へりくつを言う などの意味があります。 (3)sophisticatedという形容詞は、動詞から派生して 1)純真でない、世慣れした 2)洗練された、凝った、複雑な 3)ごまかしの、こじつけの という意味を持ちます。従って、必ずしもいい意味とは限らないわけです。 (4)この形容詞で褒める時は、人ではなく物(機械やメカニック、書体や形式・スタイルなど)を対象とする場合がほとんどで、人をsophisticatedと表現する場合は、「あまりに形にこだわりすぎていて、お高くとまった感じ」、といった、褒め言葉ではなく皮肉的な嫌味のニュアンスを含みます。例: The car is sophisticated.「その車は洗練されている」 The style of his writing is sophisticated.「彼の作品の書体は、高度に凝っている」 She is so sophisticated.「彼女はえらくパリッとしている(隙がなく純真さがない)」 と、人に関してはあまりいい意味で使われません。 2.仏語のsophistiquer: (1)英語と同じく語源はギリシャ哲学のsophism「奇弁学派哲学」で、そこから派生した名詞「奇弁・へりくつ・こじつけ」が派生して動詞になったものです。 (2)仏語でsophistique(ソフィスティケ)という形容詞を使う時、人について使うことはありません。機械やメカニックなどの物について形容されます。例: Cette voiture est sophistique.「その車は洗練されている」 Le systeme de la societe est sophistique.「その社会制度は洗練されている」 など、「いろいろな物・事が複雑に絡み合う物質・機構」について形容されます。 3.仏語のraffiner: (1)原義は「精製する、磨く」という意味があり、そこからraffine「磨かれた、洗練された」という形容詞に転用しました。 (2)raffine「洗練された」は、主に「人」や「精巧な技術を要する作品=料理・芸術作品・工芸品」などを形容する時に、褒め言葉として使われます。例: Elle est tres raffinee.「彼女はとても洗練されている→(外面内面共に)センスがいい」 Sa cuisine est tres raffinee.「彼の料理は洗練されている→技巧の極致を尽くしている」 Cette robe est raffine.「このドレスは洗練されている→エレガントでセンスがいい」 と褒め言葉に使われます。特に人をraffineと表現する時は、その内面の人間性も含めて評価しますから、外見だけ洗練している場合は、「彼女はラフィネだ」とは言わず、「彼女の服装(生活様式)はラフィネだ」としっかり区別します。 以上ご参考までに。
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- trgovec
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raffine(eにアクセント記号)はフランス語で refined「洗練された」の意味です。英語の refined - sophisticated の関係に近いものに raffine - sophistique(ソフィスティケ;eにアクセント記号)があります。「ソフィスティケート」はどう見ても英語なのでなぜ「ソフィスティケ」と書かなかったのかは謎ですが。 ついでに、英語で sophisticated(ソフィスティケイティッド)「世間ずれした」 sophisticate(ソフィスティケット)「世間ずれした人」 sophisticate(ソフィスティケイト)「悪い意味で洗練する・世間ずれさせる」
お礼
カタカナで書いてしまいすみませんでした。 回答ありがとうございました。
お礼
どちらもギリシャ哲学が語源なんですね。 とてもご丁寧な解説をありがとうございました。 感謝いたします。