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「青ざめる」
英語では「青ざめる」というのを「turn white」というふうにwhiteを使って表現 しますが、どのような違いから日本語では青、英語では白になるのでしょうか?
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>どのような違いから日本語では青、英語では白になるのでしょうか? 推測の域を出ませんが、(1)色素の違い、(2)簡単に言うため、の2点からではないでしょうか。 A. 日本人の場合 (1)色素の違い 日本人は血の気がひくと青白くなりますが、もともと黄色っぽいので「白い」というよりは「くすんだ」あるいは「薄い青黒い」感じになるため、「白くなる」という感じからは遠いと思います。そのため、専ら「青白くなる」が使われるのではないでしょうか。 (2)簡単に言うため 日本語の「青白くなる」は長いため日常生活ではやや使いにくいので、これを簡単にして「青くなる」「青ざめる」と言ったのではないでしょうか。なぜ「白くなる」としなかったのかは推測の域を出ませんが、もともと黄色っぽいので血の気が引くと「薄い青黒い」感じとなりこれはどう見ても「白い」とは感じられないからだと思います。ただ、このあたりは微妙で、日本人でもたいへん白い人はいるので、そのような人について言う場合は「白い」「白くなる」と言うこともあるように思います。 (1)、(2)から、日本語では「青くなる」と言うのだと思います。 B. 英国人の場合 (1)色素の違い 一方、英国人は、もともと白いので、血の気が引くと本当に「白くなる」ように感じられます。この「白くなる」は顔のピンク色が「薄くなる」ようにも感じられるので、「turn pale」とも言います。paleは「色が薄い」ことです。 なお、paleは決して「青白い」という色のことではありません。paleを「青白い」と訳すのは、たまたま顔の色について言う場合にはpaleが日本語の「青白い」に当たっているからに過ぎません。paleは「色が薄い」という意味です。 (2)簡単に言うため 英語のwhite、paleは短い言葉であるためこれ以上簡単にする必要がないため、そのままの形で普段の生活でも普通に用いられます。 (1)、(2)から、英語ではwhite、paleと言うのだと思います。 以上、A、Bのため、日本語では「青」、英語では「白」と言うものと推測されます。 なお、そのほかに、「月が青い」「青葉」など本当は青くないものでも「青い」と呼ぶ「青」を好んで用いる国民性、あるいは色を「えび茶色」などと正確に言わないで赤、青、黄、茶、緑、紫の6色程度で普段は過ごす国民性、も関連しているかもしれません。
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- komimasaH
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ジニアスの和英辞書にはもっといっぱい載ってますよ。 pale(人、顔が一時的に青ざめる) white(人、顔、唇が、病気、恐怖で) blue(寒さ、恐れ、怒りなどで) green(恐れ、しっと、病気などで) ghastly(死人のように血の気のない) gray(顔、皮膚などが、病気、不安などで) bloodless(血の気のない) 黒人はturn whiteとは言えないでしょうね。ジョークとしてはあるかも知れませんが。
- I_wanna_know
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tune pale とも言いますよ。
お礼
ありがとうございました。
一見異なる表現のように見えますが同じことを表していると思います。 欧米では標準の色が薄くなり、常態でないさまをturn pale or turn whiteで表し、日本では基準の青が白くなる(薄くなること)という意味で「青白く」と表します。 古代には色の識別が3色から5色しかなかったといわれます。その基本色から薄くなって他の色に変わることを「白く」なると言い表したのでしょう。 信号の緑は日本では青になり、青色はスペインではスケベー(Hな人)を表します。このように色と国民(の感情)は深く関係しますが、その表現が古代からの場合は、現代の色感覚で解釈すべきではないと考えます。
- ucok
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実際には、ほんのりピンクであるべき健康な顔色が「青白く」なりますよね。なので、人によってはそれを「青」と言い、人によってはそれを「白」と言う。そのどちらかが浸透しただけの話だと思っていましたが。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。