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精製水を点滴すると?

学校のテストの問題で、「精製水を点滴するとどうなるか」という問題がありました。浸透圧の学習の直後だったので、おそらく「溶血を起こす」との解答を望んでのことと思いますが、この考えは安易ではないのでしょうか。血液より多量の精製水を点滴することは不可能ですし、生体には浸透圧の調整機構もあるからなのですが、いかがなものでしょうか。有識の方の解答をお待ちしております。

みんなの回答

  • atyushi
  • ベストアンサー率50% (5/10)
回答No.4

急速静注で多量の精製水を注入すると、 血液の浸透圧が変化するかもしれないけど、 点滴となると、、、 痛い。(局所的な浸透圧変化により) だと思います。 これは赤血球などの溶血によるものとも言われていますが。。

noname#160718
noname#160718
回答No.3

 獣医師です。  出題の意図も解答も「溶血する」で良いと思いますよ。  他の方が回答しておられるとおり、体液としての浸透圧の変化は生体の浸透圧調節システムによって比較的速やかに回復されるでしょうが、とりあえず点滴部位での赤血球の溶血は避けられませんから。  むろん、点滴の量と速度に依存するのはもちろんで、溶血によって身体に悪影響を及ぼすにはかなり大量の精製水をけっこうな速度で入れてやらなければならないとは思いますが。  私はよく仕事で補体結合反応という試験をやります。これは溶血素を使って最終的に溶血の度合いで判定する試験なのですが、このとき「溶血コントロール」というものを作ってそれと見比べながら判定します。  この溶血コントロールは、赤血球と精製水で作るのです。たいてい100%精製水から100%生理食塩水まで4~5段階に濃度を変えた緩衝液を作り、それに赤血球を入れるわけですが、僅かでも精製水を入れて浸透圧を低くすると、低くしただけ溶血は起こるのが試験管内での反応です。それもかなり"速やかに"溶血します。  体液としての浸透圧は利尿作用などで速やかに回復はしますが、点滴部位での浸透圧低下は避けられないので、そこでは赤血球の溶血は必ず起こるでしょう。  白血球の破壊などは、血液単位量あたりの細胞数を考慮すると大勢には影響なさそう、というか白血球破壊によって身体に影響が出る遙か前に溶血によって死んでしまいそうです。  溶血した赤血球は、身体の浸透圧調節とはもはや関係ない(浸透圧が回復したところで赤血球が修復されるわけではない)ので、精製水の点滴によって身体に影響があるとすれば、それは溶血によるもの、と考えることはできそうです。  とはいうものの、実際に低張液を大量に点滴することはまずやらないので(高張液ならあり得るのですが)、どの程度入れればどうなるか、というのは、想像でしかないのですが・・・  でも、それほど非現実的な量と速度でなくても、通常の点滴の速度を最大にして入れてやれば、何らかの反応はありそうな気がしますし、もしそうならそれは溶血による影響だという気はします。 (等張液でも速度最大なら悪影響はありますが・・・)  まあそんな次第で、学校(高校?)のテスト問題としては「溶血する」が出題意図で正解として、私はそれほど違和感は感じません。  大学の生理学の試験ならまた話は別ですが。

回答No.2

テストを出題した先生の意図はどうなのか分かりません。点滴針を刺した血管の太さや点滴の速度にもよると思いますが、実際に点滴を行う程度の速度で純水を比較的太い静脈中に点滴したと仮定すれば、点滴された純水は即座に血管中の血漿と混ざり、静脈はやがて他の静脈と合流していくため、血漿全体の浸透圧はわずかには下がるでしょうが、血球に溶血を起こすとは考えられません。浸透圧が下がったことは、間脳視床下部で関知され、脳下垂体後葉からの抗利尿ホルモン(バソプレシン)の分泌抑制につながり、腎細管における原尿から血漿中への水分再吸収量が抑制され、尿量が増加し浸透圧は上昇、回復します。 水をたくさん飲めば比較的すぐに胃や腸壁から血液中に水分が吸収され、やがて尿がたくさん出ますが、基本的にはこれと同じことが起こると考えられます。

  • nrb
  • ベストアンサー率31% (2227/7020)
回答No.1

 通常では、生理食塩水が、塩分が0.9%の人間の血液や体液などに一番近い水(濃度)で、点滴などに使われています。  精製水を点滴=濃度0%ですね  精製水を点滴すると血液の濃度をが下がります、ってことは人間の体が下がった濃度を元に戻そうとしまし  所が、点滴した地点では濃度低下が起こります  その濃度低下酷いと  原形質が細胞外に漏出して、赤血球、白血球、リンパ球などが死に至ることがあります  溶血は赤血球についてのみを対象とした用語でありますので答えは溶血では無いです  蒸留水中で起きる溶血は、浸透圧と半透膜の性質を理解するためのモデルとして、しばしば教材等に利用されています  赤血球、白血球、リンパ球なども同じ現象がおきます  また、生体内において溶血が起きると細胞の破壊によって赤血球が不足して、貧血などの原因になることがあります。  これを溶血性貧血と言います  また、白血球が破壊されて不足すると増えるまでの間、血が止まり難い現象もおき得ます    この辺はどの辺まで回答に記せば良いのかは難しいことです  回答例ならば  精製水を点滴によって体液(血液)の濃度低下が大きくなると、 原形質が細胞外に漏出して、赤血球、白血球、リンパ球などが死に至ることがあります  そのうち赤血球が死に至る現象を溶血を呼び溶血が起こることにより、赤血球が不足して、貧血などの原因になることがあります。  また、白血球が不足すれば・・血が止まりになる現象が起こる可能性もあります  こんな感じですね      

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