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前カンマと関係詞
文法書では、関係詞で制限用法(前カンマなし)、非制限用法(前カンマ無し)の差異が かなりのウェイトを置いて、説明されています。 (1) I have a son who lives in America. (※)アメリカで暮らしている息子がいる(他にも息子がいることを示唆) (2) I have a son, who lives in America. (※)1人息子がいて、いまアメリカでくらしている(他には息子はいない) しかし、実際に、会話で話された場合、前カンマがあるかどうかなどわかりません。 ブレスの間が大きいか小さいかで区別するのも現実的ではないと思いますので、 ネーティブは会話の時にどう使い分けているのか不思議でなりません。 これは書き言葉の時だけ使われる修辞学上のお約束事で、 日常会話的には、ほとんど意味のない考え方 という捉え方をしてしまってよいものなのでしょうか? そもそも、制限用法/非制限用法の差異というのは、 欧米の英文法書にも出てきて、ウェイトを置いて説明されているという ような性格の事項なのでしょうか?
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コンマの有無を発音で区別するのはやはり無理です。 この区別は書き言葉の場合にしか通用しないと見てもいいと思います。その上コンマ見落としもありえ誤解を生じる可能性があるので、自分としては書き言葉でも避けようと思っています。固有名詞に関係代名詞をつなげるような場合や絶対に間違いがないとき以外は非制限用法は避けた方が無難であると思います。 「アメリカで暮らしている息子がいる」という日本語や"I have a son(,) who lives in America."という英語を聞いたときに他の息子がいるかどうか相手がいちいち疑問にするのかは非常に疑問で、突っ込まれたら説明すればいいし、初めから誤解なきように伝えるなら2文に分ければすむことです。 欧米の英文法書については存じませんが、そもそも関係代名詞のこのような区別は英語にしかないようです。大抵は前後関係から判断するか関係代名詞を避けて誤解が起きないようにするかです。関係代名詞も連体形も限定するのか付加的な説明なのかは文脈がないと本来区別しがたい性質をもつものと思います。 日本の文法書がこういう細かい違いにうるさいのは学校文法のせいで、書き言葉が中心であることと、○×を厳格にしておく必要があるからです。
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- go_urn
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No. 4です。 あせって書いていて、御質問の肝腎な部分を忘れていました。 御質問【これは書き言葉の時だけ使われる修辞学上のお約束事で、 日常会話的には、ほとんど意味のない考え方 という捉え方をしてしまってよいものなのでしょうか?】 いいえ、制限用法、非制限用法の区別は、文法の基本として 重要です。慣れるまでは、関係代名詞が出てくるたびに、どちらかを 問うべきだと思います。確実にできるようになったら、そんなに 意識しないでも、分かると思います。 ただ、 (1) I have a son who lives in America. (※)アメリカで暮らしている息子がいる(他にも息子がいることを示唆) (2) I have a son, who lives in America. (※)1人息子がいて、いまアメリカでくらしている(他には息子はいない) のような、非常にデリケートな文例は、極端な例を挙げることによって ある意味、学習者のウケを狙っているわけで、それにこだわることは ないと思います。
お礼
(続)たしかに、日本語で聞かされても誤解を生みそうな例文ですね。必要以上のこだわりは、持たないようにします。
- go_urn
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こんにちは。 これも日本人学習者は神経を使い、ネイティブにあきれられる問題ですが、とはいっても、あっちが平常感覚でやっていることを、分析的に知ろうとしているのですから、何もわるいことはありませんよね。 僕の非常に大雑把な話しですが、 1)制限用法の場合は、概して、that ないし、目的格のときは省いた形が好まれる。 2)whichを使ったときは、非制限用法のほうが断然多い。 といった感じを抱いています。 「昨晩読んだ本」、と話の中で言うとき、The book which I read last night と言って言えなくもないんでしょうが、大体は、The book I read last nightではないでしょうか。あるいはせいぜい、The book that I read last night。 Mrs Tipsy got drunk at the party last night, which was a pitiful sight indeed! こんなときは、もうwhichの独壇場ですよね。 もちろん、非制限用法の場合、ポーズが置かれたり、ちょっと表情を変えて、補足説明ですよ、というサインは出ますから、僕自身は、そんなに戸惑った記憶はありません。 大間違いだったらごめんなさい!
お礼
現実には、『補足説明ですよ、というサインは出ます』とのアドバイス、納得です。ネイティブ同士の会話の呼吸には、それがあるということですね
詳しいことは忘れましたが、英字新聞のサイトで、記事の英語について 「この関係代名詞は、非制限用法でカンマを点けるべきではないでしょうか?」 という読者からの質問に答えているのがありました。回答は、「正式にはつけるべき」だが、「書き手の好み」もあって、つけない人もいる、ということでした。 書き言葉(しかも英字新聞)でさえそうですから、それほど厳密な区別はされていないのかもしれません。 2番目の質問については、非制限用法(non-restrictive use)、非限定的関係詞節(non-defining relative clause)という用語があること自体、欧米の文法書にも出てくる証拠になると思います。 ただし、どれほどの重要度で扱われているのかはわかりませんね。ちなみに英語で書かれた古い文法書(ただし外国人向け)を持っていますが、非制限用法については、独立して扱っていませんね。ただし、そこに出てくる例文は明確にカンマの有無で区別されています。 回答になっていませんが、参考になれば幸いです。
お礼
ありがとうございます、この用法がどういう位置づけになっているか、理解が深まりました。
- ichiromari
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確かに2つの文を相手が言った時に、どちらの文なのかを判断するのは困難です。しかし、自分が言う時は当然発音は微妙に違うはずです。カンマがある文とない文では、ポーズやイントネーションが違います。いずれにせよ、意味はほとんど同じですから。
お礼
意味はほとんど、同じなので、ことさら気をとられることはないということですね、ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。文法書などでは、いかにもそれらしい文例を見ますが、そもそもその辺が、実情に即していないということ、よくわかりました