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関係副詞の継続用法について疑問があります!
コンマのついた継続用法(非制限用法)が使える関係副詞はwhenとwhereの二つで、使われ方は関係代名詞の場合と同じように、(時や場所を限定する場合が限定用法であるのに対し)、補足説明をするのが継続用法。従って、先行詞が固有名詞(地名など)の場合は継続用法を使う、と文法書には書いてありました。 ところが最近、先行詞がthe United Statesという国名になっているのに、限定用法が使われている例を二つ見つけました。(どちらもコンマがありません。)これはどうしてなのでしょうか? いろいろな文法書で調べましたが良く分かりません。例文を書いておきますので、御意見や御指導をお願いいたします。 例1: Music seems to have many happy effects on us. Music therapy is a well-established field of study in the United States where some universities even offer Ph.D. studies in the fiesld. 例2: The first bowling place built inside a building opened in England in 1455. Then the game was taken to the United States where most people played it outside.
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ここでは、"where" や"when"の使い方の規則より、"comma" の使い方が優先されます。ご質問の文例では、限定用法であるため"comma" をつけないのが正しいスタイルです。 日本語での英文法の説明はよくできませんが、概念はわかりますので、英語でのモノカキという私の立場から、モノカキ必須のマニュアルである"The Chicago Manual of Style" 等を参考に、解説させて戴きます。 限定(restrictiveの意味)用法は、以降に続く句がなくなると、全文(前文)の意味がつたわらなくなる場合に使われます。ご質問にある二つの文例では、(強いていえば) "where"以下の説明が重要なsupport evidenceになりますので、"where" 以下が当時特定の状況にあった"the United States" を限定していると考えてください。すなわち、"where"以下を切り離すと、文章で強調したかった「状況の変化」が伝えられなくなるため、限定用法と見倣すべきだ、という訳です。 このため、"the United States"のあとに "comma" をつけないのが正しいスタイルです。このコンマの用法は、"that"と "which"の使い分け等の場合と同様で、意味を限定できる"that"の前にはコンマはいれず、"which"の場合は必ず入れる、という使い方を、ご質問にある文章でその通り行なっている様です。 おてもちの文法書の"コンマ"の用法をもうすこし詳しくお調べになってはどうでしょう。なお、"The Chicago Manual of Style" はオンラインでは検索できませんので、書店でおもとめになるしかありません。 こうしたコンマの用法は、私達の様なモノカキには重要な点で、ワープロ(Word等)でもよくひっかかり、プログラムから訂正を求められたりします。一般の人々は、実際のところここまで気にしない様です。また、"when"や"where"の場合、"that"と"which"程に厳密に使い分けができない事もよくありますので、ご質問の文例で仮にコンマがついていたとしても、意味は全く通じない訳ではありません。 但し、こうした使い方は、日本では文法学者の論議の問題かもしれませんが、アメリカでは文章のスタイルに関りますので、より切実で、実用的です(つまり教室を出て、プレスルームでの応用、実践が必須という意味で)。 以上
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- coolooc
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固有名詞でも不定冠詞がつく場合があるように、これは、固有名詞の「普通名詞化」といえます。 詳しいことは、研究社の「英語教師のための英文法」吉田正治・著と「続・英語教師のための英文法」に書いてありました。
- d-y
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文法学者の言うことなんか頭でっかちの理屈に過ぎないから、実際に使われている文章では、学者先生のルールに従わないことが良くある。 ...というのでは身もふたもないので、理屈を考えました。 固有名詞の場合は、もともとひとつのものに限定されていてそれ以上限定しようがないから限定用法はありえないないというのは、一見正しい理屈のように見えます。 でも、アインシュタイン大先生が4次元空間という物の味方を発表されてからは、時間軸に沿って考えることが行われるようになりました(これはうそです)。 合衆国と言えばひとつしかないように思うのは浅はかで、時間軸に沿ってみれば、「ボーリングなんか見たこともなかった合衆国」、「ボーリングを屋外でやっていた合衆国」、「ボーリング場の建物の中でボーリングをやるようになった合衆国」というように、色々あるわけです。
原則的には非限定用法の後にはコンマがつきますが、 必ずしも厳密に守られているわけではありません。 しかし、非限定用法ということは文脈上分かることです。英語のコンマは日本語の「、」と似ていて これだって人によって多用する人とあまり使わない人がおりますね。
お礼
cherry77さん、 d-yさん、 cooloocさん、 aminaseさん。お忙しい中、丁寧な解説をいただきありがとうございました。教えてGooにはすごい方々がいらっしゃるものだと改めて驚きました。 おかげさまですっきり謎が解けました。皆さんが紹介してくださった参考書もチェックしてみます。本当にお世話になりました。またよろしくお願い致します。