- ベストアンサー
消費税の処理方法について
消費税の処理方法についてなんですが、 私見だと、比較的大きい会社は税抜き処理をしているように思うんですが、それはなぜですか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
消費税の処理方法は、税抜き処理にするか税込み処理にするかは、その事業者(法人も含む)が任意に選択できます。 ですから、原則課税であっても税込み処理を行っても税法的には全く問題ないです。 比較的大きい企業は、月次決算を組む場合が多いでしょうから、 その場合、税抜き処理をしていれば、消費税については特別の処理なしで月次の利益が正しく算出されますが、税込み処理の場合は、月次決算の度に消費税を仮計算しない限り正しい利益が把握できなくなります。 また、製造業のように製造原価を使っているような場合、税込み処理では正しい原価管理を行うことが難しくなるでしょう。 このように管理会計を重視した場合には、税込み処理は使いにくいためだと思われます。
その他の回答 (1)
- hinode11
- ベストアンサー率55% (2062/3741)
タックスアンサーNo.6101「消費税のしくみ」の「4 納付税額の計算」には、 『消費税の納付税額は、課税期間ごとに売上げに対する税額から、仕入れに含まれる税額を差し引いて計算します。』と書いてあります。これが納付税額計算方法の”原則”です。↓ http://www.taxanswer.nta.go.jp/6101.htm 従って”原則”課税では、売上についても仕入についても、それぞれ取引ごとに(個別に)消費税額を計算して集計しなければなりません。その為に税抜経理方式を採用します。 しかし、一定規模以下の小企業の為に、納付税額の計算事務を簡素化する目的で”簡易”課税制度が採り入れられております。 簡易課税制度 http://www.taxanswer.nta.go.jp/6505.htm 簡易課税制度の適用を受けるための手続をした小企業は,「仕入れに含まれる税額」を取引ごとに(個別に)計算する必要がなくなります。それゆえシンプルな税込経理方式を採用することが出来ます。 簡易課税制度を選択できるのは小企業であり、大きい会社は選択したくても出来ません。大きい会社は”原則”課税制度が強制的に適用されるのです。
お礼
ありがとうございます。 知りたいと思っていたことがよく理解できました。