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「惣菜」の「惣」はなぜ「物」の下に「心」をつけるのでしょうか。
日本語を勉強中の中国人です。 「惣菜」という単語の中の「惣」という字は中国語にはありません。お伺いしたいのですが、なぜ「物」の下に「心」をつけるのでしょうか。何か由来があるのでしょうか。ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。 また、質問文に不自然な日本語がありましたら、ご指摘いただければありがたく思います。
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「惣」は「總」の俗字です。つまり「惣菜」=「總(総)菜」ですね。 「惣」は[物]と[心]から成る字ではありません。 「總」の左旁[糸]を[手]に換えた異体字があります。 http://www.unicode.org/cgi-bin/GetUnihanData.pl?codepoint=6460 また「總」の右旁を[怱]に換えた異体字もあります。 http://www.unicode.org/cgi-bin/GetUnihanData.pl?codepoint=7deb これを組み合わせて[手]+[怱]に作る異体字もあります。 http://www.unicode.org/cgi-bin/GetUnihanData.pl?codepoint=63d4 この字の[手]が[牛]に、[匆]が[勿]に訛変し、更に[牛]+[勿]を上、[心]を下に配置替えした結果「惣」という字体が生まれたものと考えられます。 質問文に不自然な日本語はありません。
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- binba
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> お伺いしたいのですが、 →伺いたいのですが、 多くの日本人も間違えていますが、 あまりにも多いので、良い事にしようという動きがあるようです。 ですが、折角勉強しているのだから正しく覚えておきましょうね。 あなたの目上の人(日本語の先生とか)が、相手に伺いたい時には、 「○○先生が、お伺いします。」といいます。
お礼
いつもお世話になります。ご親切に教えていただき誠にありがとうございました。申し訳ありませんが、おっしゃる意味はよくわかりません。別の質問を立てさせていただきます。よろしくお願いいたします。
- gekkamuka
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この「惣菜」という言葉は、普段から皆で使っていても、実はそういうものだとは自覚しないで通用している類の言葉でしょう。 「惣」は「總」の異体字の中でも「訛字/誤字」と呼ばれる類ですが、人名など固有名詞には古くから使われており、人名用漢字別表に載せられています。人訓では「ふさ/みな/のぶ/おさむ」です。 菜は中国由来の音読み「サイ」と同音ですが、実は国訓の方の「さい」なのです。 さい【菜】(添(そえ)の転、菜は当て字なり)飯(めし)に添えて食う菜肴の総称。そえもの。あわせ。おめぐり。おまわり。おかず。(大槻文彦「言海」) そうざい【惣菜】平日の副食物。家族の者惣体(総体)に供する菜の意。(前田勇編「江戸語の辞典」) 「そうさい」ではなく「そうざい」と濁ります。添え=副えの意味からして副食品であり、銘銘膳(一人ひとりに配される料理)ではなく、それぞれが廻し合う「箸休め」なので、お廻りとかお廻りといわれます。
お礼
いつもお世話になります。ご丁寧に回答していただき誠にありがとうございました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
- luune21
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「惣」は誤字由来のようです。 本来は手偏+忽 「忽」は音符なので意味なし さらに「忽」の部分は、「葱」のくさかんむりを取り去った形が本来の字 またさらに「葱」からくさかんむりを取り去った字というのも俗字で、 本字があります その本字は「総」の右側部分と同じ本字です 聡明の「聡」も同
お礼
いつもお世話になります。ご丁寧に回答していただき誠にありがとうございました。誤字なんですね。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
お礼
いつもお世話になります。ご親切に回答していただき誠にありがとうございました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。