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「曲げる」について
私は中国人で、日本語を勉強しています。中国人の著者が書いた日本語の参考書を読んでいます。頻出単語のまとめの本で、単語の下に例文も付いています。その中に出てきた「曲げる」の例文について質問させてください。 1.「彼は事実を曲げて伝えました。」 「彼」はわざと意地悪くして違う内容を伝えたのか、それとも勘違いして、間違えた内容を伝えたのでしょうか。 2.「彼はなかなか自分の考えを曲げません。」 前後文はありませんが、この文だけから受けたイメージは、「彼」を誉めるように聞こえますか。それとも非難するように聞こえるでしょうか。 3.「彼はなかなか自分の考えを曲げません。」と同じ意味の文の書き方も勉強したいですが、教えていただけませんか。「ない」を使う文章と使わない文章、両方教えていただければ非常に有り難いです。質問の意図が分かり辛いかもしれませんが、「曲げ【ません】」のような形が「ない」を使う文章で、「曲げません」を【一つの単語で表現する】のが「ない」を使わない文章です。 また、質問文に不自然な部分がありましたら、ご指摘して下さると有り難いです。よろしくお願い致します。
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こんばんは。 1.「事実を曲げて伝えた」 彼は「事実」をよく知っています。しかし、故意に、事実を隠して―ウソをついて―人に伝えたのです。事実通り伝えなかった理由は、いい理由も、悪い理由も、両方可能性があります。たとえば、重病にかかった友人に、早く元気になってほしい一心で「大した病気じゃないよ」と伝える場合(いい理由)もあるでしょうし、また、たとえば、自分の会社の製品に明らかに欠陥があって、非常に多くの人に被害があったのに、「私の会社が悪いという証拠はまだ見つかりません」とその会社の社長が新聞記者に発表するような場合(悪い理由)もあるでしょう。 ただ、「事実を曲げる」ためには、その本人自身が事実をよく知っていること、また、もし事実を率直に伝えたら、どのような反応があるかを十分予想していること、が必須です。「曲げる」目的によって、意地悪な意味にも、仕方ない意味にも、なり得ます(しかし、偶然や勘違いの意味にはならないでしょうね)。 2.「考えを曲げない」 これは、やはり、他の皆さんも仰っていますが、「頑固」の意味―だから、どちらかと言えば悪い意味―に聞こえます。「妥協をしない」というのに近いと思います。自分1人だけが違う意見で、周りの人が「それは違うからやめたほうがいいよ」と言ってくれているのに、あくまでも自分の意見に固執して変えようとしない、というイメージですね。もちろん、自分1人が正しくて周りがみんな間違っている、という場合もありえますから、100%悪い意味ではありませんが、まあ90%は「頭が固い」などの悪い意味です―10%は、権威に屈しない「硬骨漢」の意味もありますが。 3.「考えを曲げない」 うーん、「彼は自分の考えを”絶対に貫く”」「彼は”必ず自分の考えた通りにする”」くらいかな?”ない”を使えば、「彼は他人の考えを”受け付けようとしない”」「彼は決して”妥協しようとしない”」などいろいろありますが・・・日本人は、”ない”が大好きですからね。二重否定も盛んに使うくらいですし(笑) 参考にならなかったかもしれませんが・・・日本語の勉強、頑張ってください!
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- baihu
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1.「彼」は、事実を知った上で、それを変化させて(=曲げて/ゆがめて/歪曲させて)伝えました。勘違いしたのではなく、わざとそれを行いました。 2.中立的な言い方だと感じます。「彼」が考えを曲げないことで困っている人がいることはうかがえますが、それを誉めることもあれば、非難する場合もあり、どちらでも使います。 3.肯定表現では「彼は自分の考えを通します」とも言います。まっすぐに、考えたとおりに貫き通すということです。「彼は自分の考えを貫きます」でも同じです。「彼は頑固です」「彼は頑なです」「彼は意固地です」と言うと、少し”困った人”というイメージになります。 英語の表現を借りて、「彼はタフネゴシエイターです」と言うこともあります。こういう態度を誉められるものとして扱っています。 否定表現では「彼は自分の考えを変えません」「彼は自分の考えを譲りません」「彼は妥協しません」などもあります。
お礼
いつもお世話になっております。 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
私の受ける感じですが・・・ 1 は、意図的に「事実と違うこと」と伝えた、と思います。 この場合、「曲げる」というのは、正しいものを変形させるような意味があると思います。 2 は、彼に批判的に聞こえます。 この場合も、ほかに「正しい」あるいは「こうして欲しい」考えがあるのに、彼の方がこちらに歩み寄らず、近寄って来ない=曲げない、と言う感じです。 3 「ない」を使った場合 「彼は、ほかの考えを聞き入れない」「彼は私に同意してくれない」 「ない」を使わない場合 「彼は頑固だ」「彼は意固地だ」「彼は石頭だ」「彼の頭は固い」 いずれにしても、私には「彼はなかなか自分の考えを曲げません。」には、彼は本当はどう思っているのかは別として、「意地を通している」ように聞こえます。
お礼
いつもお世話になっております。 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。「石頭」はなかなかおもしろい表現です。中国語の中で、「石」の意味です。いろいろと大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- kanpyou
- ベストアンサー率25% (662/2590)
個人的な感想ですが... 1.意図して曲げた、という第一印象を受けます。 2.発話者と自分(kanpyou)とが同じグループに属していて、発話者が困惑しているという第一印象を受けます。 なかなか一文だけでは。判断はできません。状況により、両方の意味で書くことができます。 3. 「彼は(頑固なまでに)、自分の考えを貫き通そうとしています。」 *括弧の中の記述があると、彼の、より強い意志が表現できます。
お礼
いつもお世話になっております。 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。非常に参考になりました。 本当にありがとうございました。
- m2052
- ベストアンサー率32% (370/1136)
1について 発言者は「伝えた」ことと「事実」のちがいは意識しています。 しかし、それが悪意かどうかは別の問題です。善意から伝えないということもよく小説の題材になります。 2について 他人から助言をしてもらっても、聞き入れず(=聞き入れられず)自分の見識に固守しているということです。これも1と同じでこれだけでは善悪という倫理的な判断はできません。肯定的か否定的かは、前後につづく文章を見なければ分かりません。 3について 違いが分かりません。もうちょっと考えさせてください。 1,2だけ書かせていただきました。
お礼
いつもお世話になっております。 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。とても参考になりました。 本当にありがとうございました。
- zionic
- ベストアンサー率39% (31/79)
1.はわざと事実とは違うことを伝えたという意味です。 2.は自分の考えを変えないということです。この文だけだと非難の意味になることが多いですね。前後に分がつくと褒める意味になることもあります。 3.は自分なら「彼は自分の考えに固執している」とか「彼は自分の考えを変えません」なんかを使うかな。
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。「固執」という言い方は知りませんでした。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- ssagara
- ベストアンサー率25% (7/28)
1. 意地悪くかどうかはわかりません。 事実が伝える人のためにならないから、違う内容を伝えたのかもしれないです。 わざと違う内容を伝えたのは確かです。 2. 僕はどちらかというと非難するように聞こえます。 今の風潮が「考えの柔軟性」を重視する方向だからでしょうか。 3. 彼は少し頑固者です。/意固地です。/かたくなです。/一徹です。など 彼はなかなか自分の考えを変えません。 「ない」方は思いつかないです。ごめんなさい。 関係ないですが、質問文の中の「勉強したいですが」ではなく「勉強したいのですが」と「の」を入れると自然になります。 日本語の勉強は難しいと聞きます。頑張ってください。
お礼
ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。特に3について、たくさんの言い方を拝見して大変参考になりました。また、質問文へのご添削にも感謝いたします。ここの「の」が苦手です。 応援してくださり、ありがとうございました。頑張ります!
- silpheed7
- ベストアンサー率15% (1086/6908)
1:彼は事実を知っていて、嘘をついています。 2:彼は自分の主張を買えない、頑固な性格です。 3:「彼はなかなか自分の考えを変えません」かな?
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。非常に参考になりました。 本当にありがとうございました。
- kenken_T
- ベストアンサー率11% (2/18)
1.「彼は事実を曲げて伝えました。」 これは事実を知っているにもかかわらず違うことを伝えたのだから 「彼」はわざと意地悪くして違う内容を伝えたになります。 2.「彼はなかなか自分の考えを曲げません。」 これは誉めるとか非難するとかではなく、ようするに 周りの人から、アドバイスをもらっても、自分の意見を変えないということで、要するに頑固者です。
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
お礼
いつもお世話になっております。 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。具体的な例と合わせてのご説明は、とても理解しやすいと思います。例文のニュアンスを捉まえられるようになりました。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。日本語の勉強、頑張ります!