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allの代名詞的用法について

以下の二つの文章の違いがよくわかりません。 文法的にもしくはニュアンス的に、意味に違いがあるのでしょうか? ネイティブの人たちにとって何か決定的な違いがあるのでしょうか? わかる方、ぜひ教えてください。 (1) All of the villagers knew of the accident. (2) The villagers all knew of the accident.

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回答No.4

 英米では,all villagers のように,直接名詞につく場合は,determiner「決定詞」,all the villagers のように,the という別の決定詞のさらに前に置かれる場合は,predeterminer「前決定詞」,all of the villagers のように,all of ~となる場合は,quantifier「数量詞」と呼ばれ,all were ~とか,all was のように単独で用いられる場合に,pronoun「代名詞」と呼ばれます。The villagers all knew ~の場合も,emphatic pronoun と言われる代名詞になります。  日本では,all villagers, all the villagers の場合,(不定)形容詞,all of ~,all were, the villagers all の場合は,(不定)代名詞と呼んでいます。 (1) は,「村人のうちの全員が,その事故のことを知っていた」 (2) は,「村人はみな,その事故のことを知っていた」 という意味で,日本語で感じるまま,ほぼ同じ内容を表しています。  (2) の場合,all は knew という動詞を修飾している副詞ではありません。あくまでも,all は「みな」という名詞的なもので,the villagers と等しいもの,いわゆる同格になっています。  これを副詞と呼んでしまうと,主語や目的語も広い意味では動詞を修飾していますので,villagers も副詞ということになってしまいます。  all で副詞というのは,I'm all tired.「私は,すっかり疲れてしまった」のように形容詞や副詞を修飾したり,I like her all the better for her faults. のように,all the 比較級の形で,強調する場合です。  あらためて説明すると, (1) は「~のうちの全員」という意味で,of 以下の構成員の全員を表す数量詞(代名詞),(2) は「(~が)みな」という意味で,~という主語や目的語となる名詞と同格になっている代名詞です。  表している内容はほとんど同じです。

noname#44993
質問者

お礼

すごく詳しくありがとうございます。英語を学ぶ者にとって強い見方になりました。本当にありがとうございます。

その他の回答 (3)

  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.3

1のallは限定用法です。つまり「その村人の中の全員が」と限定され、allは名詞になります。 それに対して非限定用法というのがありますが、非限定用法は本来は All the villagers knew~と名詞の前について、限定ではなく「その村人達」の状態を形容する形容詞として使われるのが非限定用法です。 この用法はallの他にsomeなどにもあります。 Some of the villagers「その村人達の何人かは」(限定) Some villagers「何人かの村人達は」(非限定) ただ、ここでの2のallは非限定用法でもありません。 The villagers all knew~「その村人達は全員が~を知っていた」 ここでallはやはり名詞です。ですから副詞としてknewという動詞を修飾しているのでもありません。副詞なら「まったく」「すっかり」といった意味で動詞にかかるからです。 ではここのallはどういう働きがあるかというと、The villagers=all「村人達、全員が」と同格の言い換えになっていると思われます。villagersの後に「, コンマ」をつけてみればわかりやすいと思います。一種の強調のニュアンスを含ませるためでしょう。

noname#44993
質問者

お礼

たくさん方法があるんですね。学びます。ありがとうございました。

  • kinaia
  • ベストアンサー率30% (34/112)
回答No.2

それとまったく同じ例が手元にある文法書にありました。 (1)は All の代名詞的用法 で (2)は the villagers と all が同格みたいですね。 わかりやすく訳すと (1)は 村人のうちの全員がその事故を知っていた。 (2)は 村人たち、つまりみんながその事故を知っていたのだった。 映画とかだったら(2)を使うんでしょうね。

noname#44993
質問者

お礼

(2)の同格だった場合の日本語訳がイマイチわからなかったので、これを見てすっきりしました。ありがとうございました。

回答No.1

えとぉ、1は代名詞としての用法で、2は副詞として動詞のknewを修飾しているものと思われます。 一部の副詞は名詞さえも修飾するものもありますが、この場合はやっぱり動詞のknewを修飾していると考える方が自然な気がします。 で、1だとall(=全部)なのは何かというと「村人」なので、おのおのが知っている内容に差があれどとにかく村人み~~~~んなが知ってると言うこと。 に対して、2だとall(=全部)なのはknew(=知っていた)という行為の程度なので、事の子細を詳しく熟知していた。 というような違いがあるような気がします。

noname#44993
質問者

お礼

knewを副詞が前から修飾することができるんですね。それは知りませんでした。自分で副詞を見てみて勉強したいと思います。さっそくの回答をありがとうございました。

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