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冠詞(a/the)の用法について(総称用法)
×(1) A tiger is in danger of becoming extinct. ○(2) The tiger is in danger of becoming extinct. ○(3) A penguin cannot fly. ○(4) The penguin cannot fly. ネイティブによると、(1)以外は全て正しい英文だそうです。 ただその理由をネイティブに聞いたところ、すっきりしなかったので、説明できる方、いらっしゃいますでしょうか?自分にとっては、文法にこだわると、(3)は間違っている気がするのですが。
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絶滅の危機にある種を虎と定義すると、絶滅の危機にある他の動物も「虎」になるからです。 この意味は、A tiger is in danger of becoming extinct. (絶滅の危機にあるのは虎である=定義)が正しいとすると、絶滅の危機にある動物は全て「虎」と定義されることになり、それはあり得ませんから、この文は正しくないということです。
- Parismadam
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No.1、5です。補足質問にお答えします。 ご質問1: <つまり、事実はどうあれ(飛べるペンギンがいようといまいと)文法的に正しいということですよね?> はい。No.1でそのように回答しています。 飛べるペンギンという空想上の生物がいても、話の中では The penguin cannot fly. という文法は正しい文法として存在するのです。 例えそれが世の中の現実と異なろうとも、文法の世界に現実・空想の区別はない、ということです。 ご質問2: <上記の「ただ~」のところが失礼ながら、良く理解できません。もう少し説明していただけると幸いです。> (1)A penguin cannot fly.のaの用法は、もっと専門的にご説明すると、以下のようになります。 1.このaは、同じ性質・特徴を持つ種類の集合体から、一つの個体をサンプルとして抜き出して提示する用法です。その意味で単数扱いになります。 2.従って、このaは、ある「種類の集合体」=「種族」と「同じ性質・特徴」をもっている名詞に使われます。 3.わかりやすく言えば、ここでa penguinとは鳥類の中でも「一般にペンギンとして認識されている特徴を持つ種族」のひとつのサンプルとして取り出したものなのです。 つまり、any penguin「いかなるペンギン」の中から取り出した、サンプルとしてのa penguin「一匹のペンギン」なのです。 4.「ペンギンというものは飛べない」というのは、どのペンギンにも「飛べない」という共通の特徴があります。なので、ここではaの使用は可能なのです。 5.一方、A tiger is in danger of becoming extinct.が間違いなのは、上記の説明に従えば、any tiger「いかなる虎」にも、「絶滅の危機に瀕する」という特徴を持っているということになってしまうからです。 それが 『「虎は絶滅の危機に瀕するために存在する」のではありません。「虎という種族」に「絶滅の危機に瀕する」という共通の性質は持ち合わせていないのです。』 の説明になります。 以上ご参考までに。 説明はこれで十分ご理解いただけると思います。まだ不可解であればNo.1からの回答を何度も時間をかけて読み返して、説明を理解して下さい。申し訳ありませんが、今仕事の方が忙しいので、補足解説はこれにて失礼させて頂きます。
- Parismadam
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No.1です。補足質問にお答えします。 ご質問1: <文法的に成り立つだけということは、英語的に間違っているということではないのでしょうか?> えっ?逆ですよ? 文法的に成り立つとは、英語として成り立つ、つまり間違ってはいないということです。 文脈によります。例えば、空想寓話などで「飛ぶペンギン」が存在し、ある特定のペンギンを指して「しかしそのペンギンは飛べなかった」というような場合は使えます。 英文法の正しさは、常に「事実の正しさ」であるとは限らないのです。 ご質問2: <トラの種族全体が絶滅の危機にあるような気がするのですが…> えっ?それは何からの出典ですか? ただ、「虎は絶滅の危機に瀕するために存在する」のではありません。「虎という種族」に「絶滅の危機に瀕する」という共通の性質は持ち合わせていないのです。 従って、 A tiger is in danger of becoming extinct. 「虎という種族は、絶滅の危機に立たされているものだ」 では文意が成り立たないのです。 ご参考までに。
補足
何度も、丁寧な回答ありがとうございます。 またまた質問ですが >>英文法の正しさは、常に「事実の正しさ」であるとは限らないのです。 質問1:つまり、事実はどうあれ(飛べるペンギンがいようといまいと)文法的に正しいということですよね? >>>えっ?それは何からの出典ですか? すみません、出典は特にないのですが、自分の想像です。 トラ=絶滅というイメージです。 >>>ただ、「虎は絶滅の危機に瀕するために存在する」のではありません。「虎という種族」に「絶滅の危機に瀕する」という共通の性質は持ち合わせていないのです。 質問2:上記の「ただ~」のところが失礼ながら、良く理解できません。もう少し説明していただけると幸いです。
不定冠詞を用いて種全部を表すときは、その種の性質を述べて表すときだけです。1)の文が間違っているのは、性質を表しているものではなく、また一匹の虎が絶滅の危機にあるというのは意味をなさないからです。絶滅の危機にある種を虎と定義すると、絶滅の危機にある他の動物も「虎」になるからです。同じ質問内容と回答が下記のURLで見れます。英語です。参考までに。
補足
回答、ありがとうございました。 さらに質問ですが、 >>>絶滅の危機にある種を虎と定義すると、絶滅の危機にある他の動物も「虎」になるからです。 この部分が理解できなかったのですが、すみませんが説明を加えていただけますでしょうか?
- goo00goo
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1以外は正しい英文ですね。 3がなぜ正しいか 「クジラは大きい」「ハンカチは四角い」などと定義する場合、 英語では「a」を使います。 a は「どれでもいいからたくさんあるうちの一つ」という意味です。 「どれでもいいからクジラを一頭選んでごらん」 「そのクジラは大きいだろう」 「他のクジラも大きいはずだ。つまり、クジラはみな大きいのだ」 みたいな感じです。 a を使って種族全体を定義できるのはこういう理由です。 1はなぜ間違いか 「虎は黄色である」「虎は肉食獣である」ならa が使えます。 「一匹」についてあてはまる話が「全体」にもあてはまるなら、 「a」を使って定義して良いのです。 さて、虎という種族全体は確かに絶滅の危機に瀕しています。 しかし、一匹に注目した場合はどうでしょうか。 死んだのもいれば、ぴんぴんしてるのもいる、と思いませんか。 全体にとっては正しくても、一匹についてはそうではない。 にもかかわらず「a」で定義しようとしている、 これが間違いの理由です。
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回答ありがとうございました。非常に分かりやすかったです。 >>>さて、虎という種族全体は確かに絶滅の危機に瀕しています。 しかし、一匹に注目した場合はどうでしょうか。死んだのもいれば、ぴんぴんしてるのもいる、と思いませんか。 質問1:ということは(2)のThe tigerでは一匹一匹のことは考えなくていいのですか?たとえ死んだのがいても、ぴんぴんしたのがいても。 質問2:ということは (3):ペンギン一匹に注目して、そのペンギンが飛べない→他のペンギンも飛べない では(4)はどう考えたらよいですか? 質問3:上記の考えはどの文献に当れば発見できますか?できれば教えていただきたいのですが。 質問4:他の方が、the tiger/the penguinは特定の種類(ベンガルトラとか皇帝ペンギン)であるとおっしゃっていますが、どうお考えですか?
- seegrammar
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The tiger で「トラ(という種)」をさします。トラ全体です。 Represetative singular と呼ばれるものです。 (例) The giraffe is the tallest of all animals. 「キリンは動物の中で一番背が高いです。」 A tiger は基本的に「あるトラ」になるので、それが絶滅の危機にあるなんて文章はおかしいわけです。
補足
回答ありがとうございます。 >>>A tiger は基本的に「あるトラ」になるので、それが絶滅の危機にあるなんて文章はおかしいわけです。 質問:不定冠詞a/anにも総称用法があると思うのですが、いかがですか?
- Parismadam
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こんにちは。12/25のご質問以来ですね。 ご質問1: <自分にとっては、文法にこだわると、(3)は間違っている気がするのですが。> いいえ、合っています。 1.不定冠詞aには「種族全体を表す用法」があります。この用法ではa=anyの意味になり、「~というもの」といったニュアンスになります。 例: A dog is a faithful animal. 「犬といういものは、忠実な動物だ」 2.ご質問文の(3)はその意味で使われているのです。 (3) A penguin cannot fly. 「ペンギンというのは飛べないものだ」 一般にペンギンという種族は飛べない、ということを言っているのです。 ご質問2: <説明できる方、いらっしゃいますでしょうか?> 1.定冠詞theには、特定のものを指して使われる用法があります。 2.ご質問文の(2)と(4)はその用法で、ある特定の虎、ペンギンを指しているのです。 例: (2) The tiger is in danger of becoming extinct. 「その虎は絶滅の危機にある」 ここでは、ある特定の種の虎のことを指しています。例えばベンガル種の虎とか。すべての虎が絶滅とは言っていないのです。 (4) The penguin cannot fly.: 「そのペンギンは飛ぶことができない」 ここでは特定のペンギンのことを指しています。例えばペンギンでも(少しでも)飛ぶことのできるものもいれば、ある種族のペンギンは全く飛べないものもいるということです。あるいは、(少しでも)飛べる種族のペンギンの中でも、怪我をしているペンギンを指している場合もあります。 ただ、飛べる種族のペンギンがいるのかどうかは定かではありませんが、、、、。文法的には成り立つ、ということです。 3.(1)がXとなるわけ: A tiger is in danger of becoming extinct. 「虎というもは、絶滅の危機に立たされている」 わけではないからです。 この不定冠詞は上記1でご説明した用法になります。 虎という種族が全て絶滅の危機にあるわけではなく、そういう性質をもった動物、という定義があるわけでもないのです。 以上ご参考までに。
補足
早速の回答ありがとうございます。 >>>ただ、飛べる種族のペンギンがいるのかどうかは定かではありませんが、、、、。文法的には成り立つ、ということです。 質問1:文法的に成り立つだけということは、英語的に間違っているということではないのでしょうか? >>>虎という種族が全て絶滅の危機にあるわけではなく、そういう性質をもった動物、という定義があるわけでもないのです。 質問2:トラの種族全体が絶滅の危機にあるような気がするのですが…
お礼
お忙しい中、丁寧な回答をありがとうございました。