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日本史で近代・現代の区分
日本史で近代・現代ていいますよね。近代はペリー来航からだとおもうんですが、近代終了と現代の開始がわかりません。明確な区分を教えてください。
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まず、「古代・中世・近世・近代・現代」といった歴史区分法ですが、これは西洋の歴史学を日本が輸入したために出来た歴史区分法です。 西洋では、ルネッサンスによって「古代ギリシア・ローマ」を意識し始めました。 そこで、「古代ギリシア・ローマ」の文明・文化が失われた自体として「中世」が位置づけられていきます。 そして、「中世からの脱却」として「近代」が位置づけられました。 その後、時代が下るにつれて「中世」と「近代」の間の時代として、「近世」が出来ました。 「現代」についても、二つの世界大戦後に「現在進行形の歴史」として意識されるようになりました。 そして、新たに「同時代史」が現在意識され始めているようです。 日本史も、この流れに沿って西洋史と対比するために位置づけようとされています。 しかし、西洋と日本では歩んできた歴史が違う。 第一、「古代ギリシア・ローマ」にあたるモノが日本には無い。 故に、「古代・中世・近世・近代・現代」といった歴史区分法は日本史にはそぐわないのではないか、、、という議論があります。 また、西洋史にしてもどこから「中世」でどこからが「近代」なのかを明確に分ける線なんて存在しない。 「歴史」は連続しているものですから、歴史区分法によって明確に分けるのは間違いであるという意見もあります。 そういった意見を紹介しつつ、主流と思われる、時代区分です。 縄文・弥生時代・・・原始 古墳~平安中期・・・古代 平安中期~安土桃山時代初期・・・中世 安土桃山時代~江戸時代・・・近世 明治~終戦まで・・・近代 終戦~・・・現代 (平成からは同時代史とする見方もある) しかし、日本史において、上記のような歴史区分法はそぐわないとする意見に個人的には賛成です。
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社会科の教科書巻末にあった歴史年表に 明治・大正が近代 昭和が現代とされていました もちろん当時は昭和でしたが、 もしかしたら 今の教科書では 平成が現代で 明治・大正・昭和は近代なのかもしれません すでに平成も19年 「なつかしの昭和」なんて言葉もありますし 昭和は 立派な近代なのかもしれません。
- Karinpapa
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No.1です。訂正と補足です^^; 一般的に江戸時代は近世でした。戦国時代までが中世と呼ばれることが多いようです。 つまり 江戸 近世 明治大正昭和(敗戦まで) 近代 敗戦~現在 現代 というのが一般的に広く認められている解釈のようですね。 まあ、No1でも書きましたが分類法によって変わるものですので 別に「近代化」と言ったからといっても戦争前の状態に近づけようとしているわけではありませんしね。
- kyouzaiya-k
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時代区分というのは、それ自体が論文のテーマになるぐらい重要であり、またある意味歴史観にもかかわってくる難しい問題です。 よって、これが正解、というように断言はできないのですが、一般には 次のように言われています。中高校の教科書や、大学の一般教養の歴史レベルは、この考えに沿っています。 江戸時代・・・近世 明治~第二次世界大戦敗戦・・・近代 戦後~現在・・・現代 つまり「現代」とは、価値観、社会体制が現在まで継続している期間にあたります。
- a-koshino
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江戸開府から明治維新までを近世と呼ぶのは、異論がないでしょう。明治維新に始まる近代が、いつ終わったかを考えると、太平洋戦争の敗戦を、一番大きな社会変化の起源とするのが妥当だと考えます。
- river1
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はじめまして! 高齢の生きている人がいる限りで考えるならば、現代は、明治、大正、昭和、平成となるでしょう。 明治以前が近代となるのではないでしょうか。 現在も生きている人に近代という表現は、失礼に当たるのではないでしょうか。 貴方は、高齢の方に近代人と言えますか? 私は、とても言えませんが。 ご参考まで
- Karinpapa
- ベストアンサー率41% (136/324)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E4%BB%A3 Wikipediaによると、日本では終戦が、近代と現代の境になっているようですね。社会のシステムが大きく変わり、現在に近い体制になった変革を境目として考えると頷ける分類です。 ただ、分類法によっても異なります。近代の語源がmodernであることから考えると、封建制度である中世が終わってから現在に至るまでを近代、と考えることもできます。 また一括りにして近現代としてしまう場合もあります。