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音読訓読について
こちらのFAQで、音読訓読について調べましたが今一よく分かりませんでした。 音読訓読について 具体的な漢字の例そして読み方とかもお教え頂くと分かりやすいのですが…m(--)m`` よろしくお願いします。
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回答者No.1、2のかたは、それぞれいいことをおっしゃっています。しかし、これだけでは不十分だと思います。それを私なりに補足します。 「山」という字が中国から入ってきたとき、これを中国読みに「サン」「セン」と読んだのが、訓です。なんだこれは、日本では「ヤマ」のことだぜ、だったら「ヤマ」とも読もうよ。それで「ヤマ」が「音」として残った。日本人は両方の読み方を選択したのですね。 さて、中国から漢字が入ってくるとき、同じ時代に、同じ土地から、どっと入ってきたのなら問題はない。しかし入ってきた時代が違うと、そのときの発音が優勢になってしまいます。中国の出処場所も違うと、音が違ってくるのです。 漢字は南北朝から、隋、唐の時代に主に入ってきましたが、中でも唐時代が一番多い。この唐代の言葉を「漢音」といいました。日(ジツ)、人(ジン)、文(ブン)、行(コウ)と読んだのが漢音です。 それに対して、呉音と言うのは、漢音が入る前に、長い年月をかけて呉地方を中心とする広い地域から延々と入ってきたもので、出処も経路もまちまちで、漢音ほどまとまりがありません。呉音では、先の4つの漢字は、ニチ、ニン、モン、ギョウ、です。漢音が硬いのに比べ、呉音はやわらかい。 「老若男女」は「ロウジャクダンジョ」とも「ロウニャクナンニョ」とも読めるわけですね。 そしてさらに、わが国の鎌倉・室町時代になると、今度は「唐音」が入ってきます。これは「唐」の時代ではなく、もっと後の「南宋、元、明」のころの漢字です。 いずれにしても、こうした解説をしていると長くなって困りますが、音と訓の違いをもっと調べたら面白いです。朝刊は「チョウカン」で正解ですが「夕刊」は本当は「セキカン」でないといけないわけですね。一朝一夕(イッチョウイッセキ)と読むのですから。
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- zaya
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例外もたまにありますが、 音読は、それだけじゃ意味がわからない読み方です^^ 例えば、 「国」なら「コク」って言われても、 「コク??何それ??」って思いますよね? それに対して訓読は、それだけで意味がわかる読み方です^^ 「国」なら「くに」です★ そのほかの例もいくつか挙げておきます! 山 音読み…サン 訓読み…やま 海 音読み…カイ 訓読み…うみ 星 音読み…セイ 訓読み…ほし こんな感じです(*^_^*)
お礼
大変よく分かりました。ありがとうございます。
- ANASTASIAK
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音とはその漢字が日本に輸入された時に中国で発音されていた 音声。訓とはその漢字に相応しいと思われる日本に元々あった 「やまとことば」をあてたもの。 音読みには当時の中国の時代によりますからいくつかある漢字 もあります。具体的には、「頭」という字は 呉音 ズ 漢音 トウ 唐音 ジュウ などです。
お礼
いろいろな読み方があるんですね。確かに、音読みでは意味が分かりませんね。ありがとうございます。
お礼
皆様、ありがとうございました。大変、奥が深いですね。