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P<0.05って何?

30年以上前に化学を卒業したものですが、当時は実験データに有意差をこのように表現していた記憶は薄いのですが、いつ頃から、使われてきたのでしょうか?また、意味する内容も教えてください。P<0.05とP<0.001はどっちが同なのかをお願いします。

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  • kgu-2
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回答No.2

P<0.05  統計推計学(以下推計学と略します)の用語で、危険率を表します。 >当時は実験データに有意差をこのように表現していた記憶は薄いのですが  現在は、必要ないのに推計学で処理する論文もあってビックリします。これは、生物系のように、測定するデータに個体差がある場合に使用します。  生物では、細胞や実験動物を使用しますが、どれを使うかによって差がでます(個体差)。全ての細胞や動物を使うわけではないので、無意識にせよ(無作為でも)どれを選ぶかによって、結果に差が出ます。ですから、偶然差が生じる場合もあります。従って、「その差は、偶然ではない」ことを証明する必要があります。そこで、偶然に差が出るかもしれない確率を危険率とし、偶然が5%以下である場合を、「有意差がある」と表現します。  1年生と2年生の身長に差があるかどうかは、全員を測定すれば必ず差が出ます。しかし、各学年から3人ずつ選んで測定すると(全ての蛍光灯の寿命を測定すると、売り物が・・・)、偶然にも1年生の方が高くなる可能性もあるわけです。これが偶然か否かを判定します。p<0.05だと、その偶然は5%以下なので、「偶然ではない」「差がある」と判定します。  生物系では、「偶然差が出た」ことを否定できないので、推計学を利用して偶然では無いことを証明します。  化学系では、偶然の差は無いはずです。データに差が出るのは、単にその人のウデが悪いだけですので、推計学を使う必要はありません。もしも使っているなら、ウデが悪いか、推計統計の意味が分かっていないかのどちらで゜しょう。  ですから、30年前に教わっていないのでは。40年前に薬学部を卒業しましたが、2単位ありました。もっともチンプンカンプンで、答案は白紙状態でした。 >P<0.05とP<0.001はどっちが同なのか  意味不明ですが、その相違、というのが戸惑うところなので、この点を述べます。  「私は浮気をしません」と20回言って、20回に1回浮気をしていたかもしれない人と、100回のうち1回浮気をしていた可能性のある人、どちらが浮気性でしょう、という問題と同じです。  推計学では、「浮気性ではない」と判定します。つまり、20回に1回、または100回に1回浮気しているかもしれない(あくまで計算上)のは、許しましょう、ということです。研究者がどちらで判定するかは、その人に任されています。p<0.05よりp<0.01の方が優れている、のような感じがしますが、推計学上では「有意差あり」で同じ扱いをします。  現実には、100回に1回どころか、1000回に1回でも許してもらえるかどうかですが・・・。

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  • eversnow
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回答No.1

p(probability)-valueですね。pは万国共通となっております。 こちらは統計学上の説明記号です。  では意味はといいますと  「AよりBのほうが優れているか」という仮説の信憑性を表します。表記がP<0.05となっていた場合、5%未満で仮説が間違っている可能性がありますよという事になります。となりますと、P>0.001は0.1%未満の危険性があるという事になりますので、P>0.05よりP>0.001のほうが仮説が正しい可能性が高いという事になります。  化学の場合で例えるなら「(p値を)もし、ある事象が全く偶然に起こりうるとした時に、その偶然が起こりうる確率のこと」などに置き換える事ができるかと思います。(化学経験者ではないので、置き換え説明が間違ってるやもしれませんが、申し訳ありません) 最後に使われはじめた時期はわかりません。