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ピカソの絵が理解できません。
何度見てもピカソの絵の良さが理解できません。 ピカソだけにとどまらず現代に近づくにつれ ますます理解できないんです。 ちなみに私は ゴーギャンの絵とか色合いとかキレイでいいな~と 思うレベルの素人です。 どういう見方をすれば 良さを実感できるのでしょうか?
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- SPROCKETER
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芸術の事はわからないのですが、ピカソは最初、写実的な絵を描いていて、やがて青系統の色を多く使った絵に変わり、多くの変遷を経て、最後にキュビズム(立体主義)と呼ばれる画風に到達したと言われています。 ピカソが画風を変えなければならなかった原因は写真技術の進歩にあります。カメラが普及を始め、白黒写真が身近なものになると、写実性がある高価な絵よりも写真の方が現実に近く、また価格も下がって来ていたので、絵画が衰退を始めていたという背景があります。 また、白黒映画が普及を始めると、映画のような絵を狙って青系統の絵画を描いていたのかもしれません。 キュビズムを始めたのも、平面的な絵画の限界を超えるには立体感を強調するしかないと考え、立体を強調する絵を組み合わせたモンタージュ技法を駆使して絵画を描くようになったのだろうと思われます。ピカソの絵を追求して行くと、認知科学の領域に踏み込まなければならなくなるようです。 ピカソと正反対の方向に走ったのがヒトラーで、絵画の衰退を政治力で回復しようとしてナチズム運動を始め、新しい芸術運動を全て封じて、古典絵画に戻る復古主義を始めています。写真や映画もナチズムの浸透を目的に最大限に利用する宣伝道具として使っていますが、これもサブリミナルやマインドコントロールなどの洗脳技術に繋がるものです。 ピカソがやっていたのはカメラ技術の進歩に対する抵抗運動だったのでしょうが、デジタル技術の時代になり、CGが身近な存在になると、今度は逆にコンピュータを使って従来では描けなかった絵画や映像を作り出す運動が始まったようです。
- faukfuckhuk
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ピカソを理解する必要はないでしょう。 私もどこが良いのかさっぱりわからないし、理解したいとも思いません。 と言うのもワザと変に書いてるのが”みえみえ”で苛々します。 理解できるといっている人は、ナルシスト君だけだと思います。 それか周りが当たり前のように言いと言っているからなど、 ”あのピカソが書いたものだから理解できないと寧ろ恥ずかしいなど” まったく持ってくだらない見栄です。 私が言いたいのは自分が好きな絵もあるだろうしそうでないのもあると言うことです。 それを理解する必要はありません。 他者の話を聞くと何とも思わない絵でも”洗脳され”あっ良いかもと思うかもしれません。 クラスの人気女子とかを見てもそうでしょう、周りに可愛いっと言う人が多いと可愛く見えてしまうものです。 結論:あなた自身の美的感覚を磨けばよいと思います。他者に影響される必要はない
- kettouti
- ベストアンサー率46% (274/589)
ピカソの絵を理解する事は、かなり難しいのではないかと思います。 ですので、まずピカソとはいったい何者なのか?という事から知った方が良いかもしれません。 という事で、ルネサンス以来の伝統的な写実絵画は、二次元のキャンパスに三次元の世界を描く時、どのようにして立体的に表現したら良いのか?物の立体感を出す為にはどのようにして描いたら良いのか?自分たちの見ている世界をどのようにして正確に表現したら良いのか?という事を約500年の間、いろいろな遠近法・幾何学的な透視図・明暗法等の方法を使いながら描いてきました。しかし、ピカソは三次元の世界を二次元の世界として描きました。 そして、これぞピカソと言われる作品は、たとえば人体を描いている場合、かろうじて人体として認識出来るギリギリのところで形の表現をしています。単純化された絵画の中に力強さを感じ取る事が出来ます。また、これまでの絵画は、見える所に光や色彩を与えて表現してきましたが(対象の一面だけ)、ピカソの場合、見える所だけでは真の認識が不可能であると考えたようで、見えない所を描く事によって、平面に描かれた絵でありながら、見ている人にとっては様々な角度から、眺め回しているような感覚(錯覚)を与えています。そして、絵の構成・構図・色彩を完璧に計算する事によって簡潔な美しさを持った作品にさせました。 これは、美術の歴史においては最も革新的な出来事であると説明されています。 また、ピカソは20世紀最高の素描家であるといわれます。優れた絵画を描くには、しっかりとした素描技術が必要だそうです。 ピカソには様々な逸話があります。13歳の時、ピカソがバルセロナの美術学校に入学した時の事ですが、父のはからいで初級クラスを飛び越え、上級クラスの入学試験を受けたピカソは、通常1ヵ月かかる試験をわずか1日でこなし、しかもその出来栄えは他を圧倒していたと言われます。また、この頃のピカソは、ヨーロッパで有名な超一流のすべての美術大学にトップの成績で入学出来るだけの確かな素描技術を身に付けていたとも言われます。 またある時、ピカソがロンドンで子供達の展覧会を見た時に「私がこの子供達と同じ年の頃には、ラファエッロのように描く事が出来た。しかし、この子供達と同じ感覚で描く事には長い年月を要した」と言っています。ラファエッロと言えば、イタリアルネッサンス時代、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」「ミケランジェロ」と並ぶ3大スターの中の1人です。現在、絵画を学ぶ人達にとっては、ラファエッロの描いた絵画は、絵の構成・バランス・色・デッサン等、すべてにおいて最高のお手本と言われます。 また、19世紀までの長い間、西洋の絵画の美の基準のように崇められていたそうです。 そのルネッサンス時代の巨匠ラファエッロと同等のデッサン力を持つピカソが、まさかこのような絵画を描くようになるとは、誰も想像できなかったのではないかと言われています。 ちなみに私の気になる作品としては、下記の2点です。 (1)「ドラ・マールの肖像」・・上から2枚目の絵です。 http://www.fujitv.co.jp/events/art-net/go/069.html (2)「泣く女」 http://www.tate.org.uk/servlet/ViewWork?cgroupid=999999961&workid=11871&searchid=8925&tabview=image (1)については、モデルになった女性は、母性本能が豊かで、おっとりとしたステキな女性ではないかと感じます。体型もふっくらした感じで、優しい女性に思えます。 (2)については、とにかく物凄く悲しい、物凄くつらい、物凄く悔しい、という感じを受けます。くわえたハンカチを今にも歯でくいちぎってしまうのではないかと思えるほど迫力を感じます。 というように、何度も見ているうちに、普通の絵画以上に表現力の豊かさ、そして立体感を感じてきます。 これが、ピカソの凄さ、ピカソの絵の良さなのではないかと思います。天才的なデッサン力によって、1つ1つの部分が簡潔で完璧な美しい線によって作られ、完璧な組み合わせと完璧な色彩によって1つの作品が出来上がるのではないかと思います。 特にピカソがデッサンの時に描く線は、とても美しいと言われているようです。 という事で、回答になっていないような、まとまっていないような感じがしますが、質問者さんにとって少しでも参考になればと思います。
- jyuu
- ベストアンサー率23% (37/157)
えーとですね。リアルにものを描く・そしてリアリスティックな絵画を構築する技能があれば、彼の絵を理解しやすいのですけどね。 当時主流だった、印象派やリアリスティックな物語性のある古典絵画を毎日たくさん観ていると、大体のパターンがつかめてきますよね。それを少しもじったのがキュビズムなんですが、これは空間をあえて平面的にとらえて複数の視点から描くというコンセプトです。セザンヌの影響を受けています。 こういった新しい試みが当時なかったのでセンセーショナルだったわけなんでけど、今はどうでしょうね。そういったアイディアがどれほど卓越した技術に支えられているかが分からないとあまり、実物をみても楽しくないかもしれません。 キュビズムの平面性が理解できるようであれば、その他のアフリカのお面のデフォルメや、フォービズムに見られるような装飾性としての平面性、なども理解できるかと思われます。 分からないことを分からないということは非常に大切だと個人的に思いますので、質問者さんが抱いているような素直な疑問はいつまでも持ち続けてほしいです。 >絵のどこに大金をはたくような魅力があるのかと言う点が理解できないんです。 絵画になぜとんでもない額の値段がつくかというと、結局は彼らは値段に変えられないかけがえのないものを作り出した、または追求したからなんだと思います。そのお金に換算できない価値は人それぞれ違いますし、それゆえに近代芸術は主観的で万人が理解できるようなものはなかなかないのだと思います。逆にその価値を共有できる人はお金に糸目をつけずにそれを手に入れたいと思うのではないでしょうか。
現代に近づくにつれ、理解できなくなってくるものです。 現代美術なんかもっとわからん・・・見た目なんとなく好きですけれども、意味や何が書いてあるかは説明されないと解らない(されても解らない)、というのは少なくありません。 ピカソの絵は、「アヴィニョンの娘たち」の本物を見て、色が綺麗だなと思ってからわりと好きになりました。 色が綺麗だな、ですよ。 私もそれで、「やっと解った」ような気がしました(笑) ほんとかな? ピカソの絵でも好きなのもあれば、興味が湧かないのもあります。 「あっちはいいのに、こっちの絵は一体全体どうしたんだ、こりゃ!?(苦笑)」と素人としてはツッコミを入れてしまうことも。 20世紀~現代美術は、見慣れることが必要な気もします、、、 って、慣れないと“解らない”芸術なんて、そんなことでいいのかな。 わかりません。 まあ、19世紀の印象派も最初は「変!」と批評家にダメ出しされたのですが。 ご参考にどうぞ。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2593869.html http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1643310.html
- harding
- ベストアンサー率19% (8/42)
人それぞれですから、無理に好きにならなくてもいいんです。「あっ、これいいな~」「こういう絵って好きだな~」これだけでいいと思いますよ。 写実派(ダ・ピンチやクールペ等)や印象派(セザンヌ・ゴーギャン)シュール・レアリスム(サルバドール・ダリ、岡本太郎)…いろいろな絵画に触れて感性を豊かにできる「しあわせ」があれば、それだけで十分です。 ただ正直に「ピカソはあまり好きになれないけど、ゴーギャンは良いな」堂々と主張されてはいかがでしょう。
- 安房 与太郎(@bilda)
- ベストアンサー率27% (228/822)
未来芸術論 ~ 仲介者の退場 ~ 現代芸術は、それぞれつぎの作品によって、役割を終えています。 文学:プルースト《失われた時を求めて》&ジョイス《ユリシーズ》 音楽:ワグナー《神々の黄昏》&ストラヴィンスキー《春の祭典》 絵画:ピカソ《ゲルニカ》&モンドリアン《リンゴの樹》 現代芸術は、それぞれつぎの理由によって、役割を終えています。 文学は、筋書から解放され、現実的な生活感を失なった。 音楽は、調性から解放され、旋律・和声・リズムの法則を失なった。 絵画は、写実から解放され、実用性とともに存在意義を失なった。 現代芸術は、それぞれつぎの事情によって、役割を終えています。 とくに絵画は、写真術の発明によって、わずかに残された“芸術性” を商品化し、虚偽産業として生きのびようとしています。 あたかも茶道や華道が、作法産業として絶滅を免れたように。 わたしは、つぎのように現代芸術を見つめています。 音楽や文学は、情報革命によって、著作権ビジネスが破綻します。 乞食同然の辻音楽師や吟遊詩人たちの、自発的作品に戻るはずです。 すべての芸術が“タダ同然”で鑑賞できるようになりつつあります。 未来芸術は、注文主や広告主に頼らず、作者の自己負担で作られます。 Picasso Gallery in Yahoo & Google http://image-search.yahoo.co.jp/search?p=picasso&fr=top_v2&tid=top_v2&ei=UTF-8&search_x=1&x=6&y=7 http://images.google.co.jp/images?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GFRC,GFRC:2007-01,GFRC:ja&q=picasso&oe=UTF-8&sa=N&tab=wi
- Kitami
- ベストアンサー率25% (9/36)
絵はまったくの素人の私もあまりよくわかっているとは言えないのですが・・・・思い切って私なりの理解していることを書いてみます。物事を見えるままに忠実に描くこと、つまり正確に描いた絵を「上手い絵」と言うのだと思います。ところが、見たまま忠実に書くことは、正確になればなるほど写真みたいな絵になってしまいます。それはそれで凄いのですが、味気がない、個性がない、写真みたいな絵であり、結局写真には勝てません。同じ風景でも見る者によって感じ方が違ったり、同じ者が見ても心の状態が異なれば違って見えるものです。そのようなことを絵に描くとなると単に写実的な絵を本物みたいに描いても、描き手にとってあまり意味のある作品にはならないと思います。ピカソの絵(後半の作品)のあのわかりにくさには、ピカソの心の中にあるものを描いているのだと思います。あの有名なゲルニカという作品はファシズムの犠牲になった人々の苦しみ、悲しみ、その惨状の様子やピカソの怒りの感情を描いていると言われますが、やはりそんな迫力を感じます。傑作と言われるのもわかるような気がします。目には見えないものを描いている・・・ということでしょうか?こんな説明でどうですか?
- malearth
- ベストアンサー率42% (27/64)
こんばんは。 絵なんて自分が気に入れば何でもいいんですよ。この絵好きだな~って感じで見ていれば幸せな気分になれますしね。絵好きに素人なんて関係ありませんよ。 良さを実感できるようになるには、自分が何に感銘を受けているのか知ることですね。 例えば、色使いが好き、綺麗な絵が好き、構図が好き、全体的な雰囲気が好き等など・・・それが分かれば、好きな絵を見つけやすくなりますし、自分なりの見方が出来てきますよ。 ちなみに、私も美術館にちょくちょく足を運びますが、未だにピカソの絵は理解できません。でもピカソはものすごく絵がうまいんですよ。ピカソの昔の作品を見てみてください。きっとピカソの見方が変わると思います。
- oyasumin
- ベストアンサー率22% (31/137)
人それぞれの感性の違いですから、別にピカソが好きじゃないからと言って悪いわけはありません。 絵は自分の好き嫌いから入るものだと思います。 むしろ自分の感性を大事にしてほしいです。 日本人は解説や画家の生い立ちなんかが好きな人種だと言われていますが たしかに西洋画はある種の教養(キリスト教とギリシア神話)がないと何が描かれているのか 全く絵の意味が分からないということになるので、解説などを見てみるのもとてもいいと思います。 色使いが好きでも、構図が好きでもなんでもいいんです。 ただ、知ると描き方などの技術や、愛着もわくと思うので知る事も大事です。 絵には見方を知らないとつまんないでしょ、と美大の友達などには言われますが私は私で楽しんでいますよ。
お礼
色使いとか構図って少し深く踏み込んだ 方が理解度が深まりますよね。 僕も典型的な日本人かもしれません。 画家の生い立ちとかすごく気になります。 一度抽象画のカルチャースクールにでも足を運んでみます。 ありがとうございました。
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お礼
ピカソの若い頃の写実的な絵は すごいな~と僕も素人ながらに思うのですが、 視点を崩したような 絵のどこに大金をはたくような魅力があるのか と言う点が理解できないんです。 ありがとうございました。