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博士の愛した数式

映画でも話題になったオイラーの公式ありますよね。   e^(iπ)+1=0  e^(x)をマクローリン展開して形式的にX=iθを代入して  e^(iθ)=cosθ+isinθ → e^(iπ)=-1 となるのはわかりますが、それは本質的な理解にはなりませんよね?  そもそもe^(i)はどう定義し、考えればいいのかわかりません。  なにか、スッキリしないのでお分かりの方いればお願いします。     

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  • zk43
  • ベストアンサー率53% (253/470)
回答No.2

これは複素関数論を少しは勉強しないと、なんだかインチキ臭く見えるでしょうね。 実関数では、 cosx=1-x^2/2!+x^4/4!-… sinx=x-x^3/3!+x^5/5!-… e^x=1+x+x^2/2!+… とテイラー展開されます。 これを利用して、xを複素数zとして、 cosz=1-z^2/2!+z^4/4!-… sinz=z-z^3/3!+z^5/5!-… e^z=1+z+z^2/2!+… として、三角関数、指数関数を複素関数として定義します。 (本によっては別の定義から入る場合もあるかも知れません) 右辺のzを含む各項はzに関する四則演算のため計算でき、また任意の 複素数に対して収束することも示せます。 なお、複素関数にすると、cosもsinも値は[-1,1]にとどまらず、あらゆる複素数の値をとりえます。 (定義域を実数に限定すると値域は[-1,1]になる。) 上の式で、z=xi(xは実数)とすると、e^xi=cosx+i・sinxと計算されます。 x=πとすれば、e^πi=cosπ+i・sinπ=-1 x=1とすれば、e^i=cos1+i・sin1 また、e^(z1+z2)=e^z1・e^z2となることも計算で確認できます。 なので、z=x+iy(x,yは実数)とすると、 e^z=e^(x+iy)=e^x・e^iy=e^x・(cosy+i・siny) となって、複素関数としての指数関数はzを、e^xを原点を中心としてyだけ回転する写像と見ることができます。したがって、虚軸方向に2πの周期を持つ周期関数です。 大まかな流れはこんな感じです。 オイラーの議論も厳密ではない部分もあるらしく、結構自由な計算をしているようです。でも、あとから厳密に吟味するとほとんどが正しいそうです。

その他の回答 (1)

  • rabbit_cat
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回答No.1

> e^(x)をマクローリン展開して形式的にX=iθを代入して… 解析接続という概念を勉強すると、実は、これこそが本質的な理解であることがわかります。

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