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近代と封建時代の違い
「近代」という時代の歴史的意味(封建時代との違い)とは何なのでしょうか?
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時代区分というのは、歴史観に関わることなので、これが唯一の正解というのはないですが、マルクス主義的な歴史観でしたら(この言葉がでてきたらすぐに拒否反応示す人でしたらスルーしてください。)、生産様式を基準に時代区分します。近代は資本主義的生産様式(資本家と労働者という生産関係が主な時代)で日本で言えばだいたい明治維新以降のこと、封建時代というのは資本主義的生産様式を採用しない時代、すなわち将軍・大名などの領主階級と百姓などの農奴階級が主要な生産関係である時代ということで、日本でいうと江戸時代ということになります。ただし、封建時代というのはいろんな意味があって例えば鎌倉時代の将軍と御家人の関係のような主従制を採用している時代のことを指す場合があります。 階級とか生産関係とか生産様式とか、マルクス主義的な、史的唯物論的な用語を使ってしまい、わかりにくいところがあったかもしれませんが、もう少し詳しく知りたいのでしたら、浜林正夫『古典から学ぶ史的唯物論』(学習の友社、1997年)という本がわかりやすいので、読んでみてください。
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フランスでは、農民の上に国王や貴族、僧侶が乗り、 農民から税金を徴収していました。 特権階級はそのままでその中間に当たる侍がいなくなった。 帝国制に移った。 僧侶の権利が減った。 市民の力が増した。 第一次産業から第二次産業へ移っていった。 産業価値が農作物から近代機械へ移行を始めた。 労働力が土地で無く、工場へ移っていった。 ここで資本主義の原型が出来始めます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%AF%E3%82%B8%E3%83%BC
お礼
回答ありがとうございます。早く回答していただき、とても助かりました。
- Yelm
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封建時代とは一般に「君主が各地の家臣に知行をあてがい、忠誠を誓わせる」のを軸とする国家制度です。 多くの場合、家臣は君主の求めに応じて軍務に就くことを義務づけられますが、領地の統治権は原則的に家臣のものであり、相対的に国家権力は弱体です。 日本で言えば江戸時代までがそれにあたります。 近代社会は一般的に封建時代と異なり、排他的な国家権力、中央集権的な統治機構、身分に関係ない軍機構を有しており、日本で言えば明治時代以降が該当します。 なお日本であれば明治維新により「封建時代から近代」へとかなり劇的な変化が起きたわけですが、もちろん他国ではもっと変化はゆるやかであったり、長い間混乱が続いたりすることもあり、区分けがハッキリしない事は珍しくありません。
お礼
回答ありがとうございます。早い回答ですごく助かりました。
お礼
回答ありがとうございます。参考文献までご丁寧に教えてくださり助かりました。是非読んでみたいと思います。