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封建時代
抽象的な質問でごめんなさい 封建時代を経験した社会と経験していない社会では、その後の歴史や国民性に及ぼす影響があるのでしょうか? 昔、そんな事を書いてた本があったな、、ってフト思い出したもので。。。
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封建制といっても色々です。日本の封建制、中国の封建制、ヨーロッパの封建制(西と東と北と南)など封建制と呼ばれますが性格・特徴は違います。 例えば日本の江戸時代は封建制的要素もあり絶対君主制的要素も持っています。一方、ヨーロッパでは封建制(中世)後混乱を経て、絶対君主制(近世)が来ます。 と言うことで封建時代を経験した国でも色々な違いがあるので、封建時代を経た社会と経てない社会の対比は難しいと思います。おそらくですがそのようなことを書いてある本はマルクス主義的唯物史観に傾倒している本だと思われます。 歴史や国民性に影響を一番影響を与えているのはまず自然環境、風土であす。これらをベースに思想などが形成され(1)、経済、社会、文化が創られ(2)、最後に政治に影響します(3)。つまり封建制は(2)の部分にあたり、各地の封建制が違うのは(1)が違うためだと考えられます。そもそも封建制の有無も(1)に由来するものだと考えられます。
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- fumidera2
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歴史の古い国はほぼ確実に封建時代があります。農民が農業生産を行い、王様や領主が統治するというのが封建制なので。ヨーロッパには貴族などの身分制があるところもあるので、そういう古くからの習慣があるかないかという違いのことでしょうか? 封建制のあるなしより、封建制と資本主義・社会主義それぞれの違いを論じた本のことではないでしょうか。
- haraomushi
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#2さんのお答えについて。 封建制か否かは、中央集権か否かに対立するものではないはずです。 江戸幕府みたいに中央集権的な封建制度が存在します。 単に、レベルとして大きいか小さいかのちがいで、 体制としての封建制ではありません。 領地を規準とする支配体制が封建制です。
- nacam
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封建制の一番の功績は、地方の活性化です。 地方の領主が、自領の発展のために投資したり、産業の育成を行いますから、地方の活性化が起こります。 さらに、他地域との競争にも曝されるため、地域ごとに得意な産業が、いくつも発達し、結果的に基礎的な国力が強化されます。 それに対し、封建制を経験せずに、中央集権しか経験しない国家では、産業構造が単純であり、地方の力が極端に弱く、主都のみに富が偏在する構図となります。 この事が、中央対地方の構図が、どのようにとらえられるかが決まり、国民性などにも影響が出ます。
- haraomushi
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「封建時代を経験していない」というのは、 豊かな国で自給自足のまま現代にいたっている、という場合が考えられます。 いま、地球温暖化で海面上昇にのみこまれそうなツバルなんかがそうでしょうか。 あるいは、オーストラリアのように、いきなり大国がのりこんで、封建制度が存在する前に植民地にされてしまった国。 ふつうに農業生産が発達して、土地を持ったものが偉そうにするとなれば、確実に封建制が生まれます。それが歴史の流れです。 封建制そのものが影響というより、封建制がなかった「背景」のほうが影響しているといえるのではないでしょうか。